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窓を選ぶならどっち?「リクシル」と「ykk」を徹底比較

2019.5.10

窓は家の中で大きな部分を占めています。

空気の入れ替えや、日差しを取り込むには必要不可欠ですし、開け放つと気持ちが良いですよね。

しかし、反面、窓は家の中でもっとも断熱性が低く、冷暖房効率を下げてしまいます。

そこで、窓の断熱について、日本の2大メーカー「リクシル」と「ykk」の代表的な商品を比較してみようと思います。

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「リクシル」と「ykk」の一押し窓は?

それでは、「リクシル」と「ykk」の一押しの窓を見ていきましょう。

「リクシル」の一押しは、断熱性能を飛躍的に向上させた「サーモスX」です。

「サーモスX」のセールスポイントは、高い断熱性能とシンプルなデザイン、楽に開け閉め出来る使いやすさです。

その高い断熱性能で室内環境を快適にし、省エネにも貢献、美しい景色や光、風も身近に感じられるフレームデザインで「グッドデザイン賞」と「2015年度キッズデザイン賞」を受賞しています。

次に「ykk」の一押しの窓を見てみましょう。

「ykk」の一押しの窓は、世界トップクラスの高性能を誇る断熱性能窓「APW430」です。

「APW430」のセールスポイントは、トリプルガラスと樹脂を組み合わせた高い断熱性能と、優れたデザイン性です。

また、リクシルと並び、ykkも環境と健康に配慮した商品作りで「グッドデザイン賞」をはじめ、「2016年度キッズデザイン賞」「平成26年度省エネ大賞」「第25回地球環境大賞」などを受賞しています。

では、リクシルの「サーモスX」とykkの「APW430」のそれぞれの特長を比較してみましょう。

「リクシル」と「ykk」の一押し窓!基本性能について

まずは、リクシルの「サーモスX」と、ykkの「APW430」の基本性能を見てみましょう。

【リクシル サーモスX】

・アルミと樹脂を使ったハイブリッド窓

・ガラス窓のフレームを細くしガラス面積を最大化

・ガラス窓のフレームの露出を抑え断熱効果を高めるフレームイン構造

・特殊薄板ガラスを採用したトリプルガラス

ちなみに、トリプルガラスは次の2種類から選べます。

・熱貫流率1.03W/(m2・K)クリプトンガス入りトリプルガラス

・熱貫流率1.11W/(m2・K)アルゴンガス入りトリプルガラス

【ykk APW430】

・断熱性の高い樹脂窓

・ガラス窓のフレームを細くしガラス面積を最大化

・ガラス窓のフレームの断熱性を高めるマルチチャンバー構造

・掃除しやすいスッキリデザイン

・熱貫流率0.90W/(m2・K)アルゴンガス入りとLow-Eガラスを使ったトリプルガラス

こちらも、トリプルガラスは2種類から選べます。

・外側にLow-Eを使い断熱性の高い[日射遮蔽型]ダブルLow-E

・内側Low-Eを使い日差しを取り入れやすい[日射取得型] シングルLow-E

「リクシル」が採用する「ハイブリッド窓」とは?

リクシルの「サーモスX」が採用している、断熱性能の高い「ハイブリッド窓」とはどんなものなのでしょうか。

「ハイブリッド窓」とは、「アルミ」と「樹脂」の良いところをバランスよく組み合わせたもので、一般的には「アルミ樹脂窓」と呼ばれているものです。

「ハイブリッド窓」の断熱性能は、アルミ窓に比べて1.5倍と言われています。

現在、日本国内のサッシ窓の主流は加工しやすい「アルミ」を使っています。

アルミは、耐久性や採光性には優れていますが、断熱性や結露を防止する防露性には欠けています。

冬の寒いときにアルミのサッシ窓に近づくと、アルミが冷え冷えとしているのを感じた方も多いでしょう。

アルミ部分が外気によって冷やされることで、部屋の中の温度も下がってしまうのです。

そこで、リクシルは従来品のガラス窓のフレームよりも、「サーモスX」のフレームを半分にすることで、断熱性を上げ、美しい景色や光、風も身近に感じられるような、デザイン性にも優れた窓を作ることが出来たのです。

このようにリクシルは、アルミと樹脂を複合した「ハイブリッド窓」を採用し、断熱性を高めています。

次は、ykkが採用している「樹脂窓」について見ていきましょう。

「ykk」が採用する「樹脂窓」とは?

先程は、リクシルが採用している「ハイブリッド窓」についてご紹介しましたが、ykkで採用している「樹脂窓」はアルミを一切使っていません。

では、「樹脂窓」について見ていきましょう。

「樹脂窓」とは、ガラス窓のフレームに熱が伝わりにくい樹脂を使い、断熱効果の高い高性能ガラスを組み合わせたものです。

樹脂は熱伝導率が低く、アルミの1400分の1と言われています。

したがって、アルミ窓から「樹脂窓」に変えるだけで、かなりの断熱効果が期待出来るのです。

また、高断熱なので結露の発生もかなり抑えられます。

アルミと樹脂の複合素材ですと、内部結露を起こす可能性がありますが、「樹脂窓」でしたらその心配はいりません。

ちなみに、世界的に見ると「樹脂窓」は多くの国々で採用されています。

・ドイツ 64%

・アメリカ 65%

・フランス 68%

・イギリス 76%

・韓国 80%

しかし、日本はわずか17%で、中国の30%よりも大きく下回っています。

それは、日本では窓の断熱性能に関する基準が作られていないことが大きな要因です。

また、エコハウスなどに対する意識が低いこともあり、作る側も住む側もまだまだ知識不足なのも一因と言えるでしょう。

しかし、2020年には新築住宅で省エネ基準が義務化されることになっているので、近い将来「樹脂窓」が注目されるようになるかもしれません。

「リクシル」が採用する「トリプルガラス」の特長は?

リクシルとykk、それぞれの窓の特長について見てきましたが、次は両社が採用している「トリプルガラス」について見ていきましょう。

まずは、リクシルのトリプルガラスからです。

トリプルガラスと聞くと3枚のガラスが入っている窓ですから、「重いのでは?」と思われがちですが、中間のガラスに採用している特殊薄板ガラスは厚さわずか1.3㎜と薄いのでペアガラス並みの軽さです。

そして、前述したように、リクシルの「サーモスX」のトリプルガラスは2種類あります。

特殊薄板ガラスとLow-Eガラスを組み合わせと、熱の伝わりを抑えるガスを使って、断熱性や日射取得率を上げ、地域や設置場所に合わせることが出来ます。

クリプトンガス入りトリプルガラスは、厚さ3㎜のLow-Eガラスの間に特殊薄板ガラスを入れたトリプルガラスで、空気より60%熱伝導率を抑えたクリプトンガスが封入されているので、樹脂窓と変わらない断熱効果が期待出来ます。

また、アルゴンガス入りトリプルガラスは、上記の窓ガラスと同じ作りですが、封入されているアルゴンガスは、空気より30%熱伝導率を抑えたもので、クリプトンガスよりも断熱性は低くなります。

「ykk」が採用する「トリプルガラス」の特長は?

次にykkの「トリプルガラス」を見てみましょう。

ykkのトリプルガラスの特長は、断熱効果の高い中間層の厚さを16㎜にし、アルゴンガスを封入、ガラスの間にあるスペーサーには樹脂を採用し、細かな部分まで断熱効率を上げるよう考えられています。

また、ガラス窓のフレームには、マルチチャンバー構造を取り入れることで、フレームの表面温度を1.5度上昇させることが出来ました。

前述したように、リクシルと同じく、ykkのトリプルガラスも2種類から選べます。

日差しをたくさん取り入れやすい「日射取得型」と、断熱効果の高い「日射遮蔽型」です。

日当たりの良い部屋には「日射取得型」、日差しが入りにくく、寒くなりやすい部屋には「日射遮蔽型」がおすすめです。

下枠もトリプルガラスをしっかり支えるように作られているので、下枠がたわむことを防ぎ、開け閉めしやすくなっています。

断熱効果が高いので結露も防止出来、掃除がしやすいつくりになっているので、カビの発生も抑えられます。

「リクシル」と「ykk」どちらを選ぶ?

ご紹介してきたように、窓の断熱は、1枚ガラスよりも2枚、3枚と複層にした方が効率は良くなります。

また、サッシの断熱は、アルミよりもアルミ樹脂(ハイブリッド)、そして、最も断熱効果があるのは樹脂だということがお分かりいただけたと思います。

「リクシル」も「ykk」も、技術と工夫を凝らし、品質の良いものを提供しています。

これから、新築やリフォームを予定している方は、この記事を参考に検討してみてください。

 - 構造・建材・建具