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窓には「遮熱フィルム」と「ペアガラス」どちらが有効?

2019.4.14

冷暖房の効率を上げるには、「窓」の見直しが重要です。

家の壁には断熱材を使って断熱対策ができますが、窓には断熱材を入れることができません。

すなわち低断熱ともいえるこの窓から、夏は外の熱が部屋に伝わってきますし、冬は部屋で暖められた熱が逃げていってしまうのです。

そこで、今回は「遮熱フィルム」と「ペアガラス」を使った窓の断熱対策について見ていきましょう。

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窓の断熱に「遮熱フィルム」と「ペアガラス」なぜ必要なのか?

まず、窓からはどれくらい熱が流入し、また流出していっているのでしょうか。

ある調査では、夏は74%の熱が外から流入し、冬は52%の熱が部屋から流出していると言います。

もう少し詳しく述べますと、夏の場合は屋根6%、床3%、外壁12%、換気5%、そして窓から74%熱が流入し、また、冬の場合は屋根5%、床9%、外壁19%、換気15%、窓からは52%の熱が流出しているそうです。

こうして見てみると、床や外壁に断熱材を使って断熱することも大事ですが、窓から流出入する熱量の大きさを見ると、いかに窓の断熱が必要かおわかりいただけるかと思います。

したがって、窓に対策を行うことで、冷暖房効率が上がり、エコにも節約にもなるということです。

また窓の断熱対策はさまざまありますが、今回取り上げるのは「遮熱フィルム」と「ペアガラス」です。

次項から、このふたつの窓の断熱対策についてそれぞれ見ていきましょう。

窓の断熱対策の前に「遮熱」と「断熱」の違いを知ろう

窓に断熱対策をする前に「遮熱」と「断熱」の違いについてご説明しましょう。

まずは「遮熱」から見ていきます。

【遮熱とは】

ものに太陽の日差しが当たると、太陽光のエネルギーは「輻射熱(ふくしゃねつ)」という熱エネルギーに変わります。

輻射熱は、赤外線波長の電磁波によるものなので、空気を媒体にすることなく伝わります。

しかし、この赤外線を反射させることで輻射熱の発生を抑えられるのです。

このことを「遮熱」と言います。

たとえば、屋根や壁などを赤外線を反射させる機能を持つ素材で覆うことで、輻射熱を抑え「遮熱」することができる、というわけです。

続いて「断熱」について見てみましょう。

【断熱とは】

遮熱とは違い、空気などを媒体として伝わる「伝導型熱」を、伝わりにくくすることを「断熱」と言います。

先程の例で言うと、屋根や壁などを熱が伝わりにくい素材で覆うことで、保温をし「断熱」することができる、というわけです。

したがって、屋根や壁などに断熱性能の高い素材を取り付ける事で、冷暖房費の節約に役立ちますが、熱を反射するわけではないので、輻射熱は蓄積されます。

このようなことから、輻射熱を反射する効果のある「遮熱フィルム」と「ペアガラス」を使うことで、より高い窓対策ができるというわけです。

窓の断熱対策!「遮熱フィルム」とは?

それでは、「遮熱フィルム」について見ていきましょう。

遮熱フィルムとは、樹脂の透明フィルムの表面に薄膜を積層したもので、窓の内側か外側から貼り付けることで、特定の波長域の光を遮断、または透過させたりするものです。

こう聞くとなんだか難しそうですが、簡単に言うと、窓に貼って遮熱効果を上げるフィルムのことです。

ちなみに現在、夏の暑さが年々厳しくなり、猛暑日が2004~2008年の5年間で26日だったのが、2009~2013年では36日と増えてきています。

その点遮熱フィルムは、太陽の光の反射吸収効果が高いので、このような夏の日差しにはうってつけです。

また、冬は部屋の温まった空気が外に流出せず、魔法瓶のような効果で部屋の温度を保ってくれます。

それは、遮熱フィルムの積層された膜の中に金属類が入っているからです。

そのため、ペアガラスに比べると、やや透明性は失われてしまう場合もあります。

しかし、最近では技術が向上し、透明性の高いものも販売されるようになってきました。

窓の断熱対策!「遮熱フィルム」の効果について

それでは、実際に遮熱フィルムを窓に貼るとどのくらいの効果があるのでしょうか。

あるメーカーの実験では、初夏に遮熱フィルムを貼った窓と、貼っていない窓の周辺温度を比べたところ、最大で約5度の温度差があったそうです。

これにより、部屋の大きさや日当たり具合によってその差はあるにしても、この結果を見れば遮熱フィルムの効果は明らかであると言えるでしょう。

また、遮熱フィルムを貼る効果は他にもあるので、いくつか挙げていきましょう。

「日焼け防止効果」

遮熱フィルムは赤外線だけでなく、紫外線も防ぐので、人の肌はもちろん、家具や畳などの日焼けも防ぐことができます。

また、紫外線カット率の高いものを選ぶとさらに効果は高くなります。

「飛散防止効果」

地震や台風などの災害が起きたときに、窓ガラスが割れてしまう場合があります。

しかし、遮熱フィルムが貼ってあれば、ガラスの飛散を防ぐことができます。

「目隠し効果」

先程、透明性の話しをしましたが、あえて透明性の低いものを貼ることで、すりガラスのような窓ガラスを演出することができます。

次は、ペアガラスについて見ていきましょう。

窓の断熱対策!「ペアガラス」とは?

ここからは、「ペアガラス」について見ていきましょう。

ペアガラスとは、1枚のガラスではなく、2枚のガラスをはめ込んだ窓ガラスのことです。

ガラスとガラスの間に空気や断熱効果のあるガスを入れることで、断熱効果を高めています。

先程、ご紹介した遮熱フィルムは、既存の窓に手軽に貼ることができますが、ペアガラスは窓ガラスそのものを交換する必要があります。

しかし、1枚のガラスに比べると断熱効果は1.7倍もあると言われており、高断熱のガラスとアルゴンガスなどを組み合わせることで、断熱効果はさらに上がり、4倍の効果があると謳っている企業もあります。

また、新築一戸建てのペアガラス普及率は95%もあると言われていて、一般的にもかなり浸透してきているようです。

ちなみに、ペアガラスと言いますと、厚みや重さが気になるところですが、各企業は工夫を凝らし、問題を解決するようなさまざまなペアガラスを販売しています。

また、断熱、遮熱、結露防止以外にも、防音、防犯、災害対策などにも優れているものもあるので、新築やリフォームをお考えの方にはおすすめです。

ペアガラスに遮熱フィルムを貼ると「熱割れ」する!?

最後に遮熱フィルムの注意点についてお話ししていきます。

窓にフィルムを貼るときに「熱割れ」を起こすことを心配される方がいらっしゃいますよね。

熱割れとは「ガラスの部分的な温度差」によって起こる現象です。

例えば、ガラスのコップに熱いお湯を注いだら、コップが割れてしまったという経験はないでしょうか。

それは、お湯が触れて温度が急上昇し、膨張している部分と、テーブルなどに接しているコップの底とで温度差が生じるために、膨張している部分とそうでない部分で引っ張り合いが起こり、コップが割れてしまうのです。

そのため、窓ガラスの場合、遮熱フィルムを貼っている部分と、アルミサッシなどの窓枠部分の温度差で熱割れが起こるのではと思う方もいますよね。

確かにその危険性が「全くない」とは言い切れません。

けれども、それは特殊な場合で、例えば黒っぽいフィルムを貼ると熱がこもりやすくなるので、そのリスクが高まる場合もあるでしょう。

そのため、今回ご紹介した太陽光を反射するものや透明性の高いものは、熱がこもりにくいので危険性は少ないと言えます。

また、ペアガラスでは熱割れは起こりにくく、一説には0.1%くらいだと言われています。

これまでの説明でおわかりいただけたかと思いますが、ペアガラスには遮熱フィルムなどのフィルムを貼る必要はありません。

しかし、ペアガラスにフィルムを貼ることで、過剰にぺアガラス内の空気層が温められると、熱割れを起こす危険があります。

したがって、ペアガラスにはフィルムを貼らないようにしてください。

窓の断熱対策でエコで快適な暮らしを

「遮熱フィルム」や「ペアガラス」を使って、窓に対策をすることで遮熱や断熱ができることがおわかりいただけたと思います。

「ペアガラス」に入れ替えることは、難しいと思いますが、「遮熱フィルム」でしたら、既存の窓にすぐに貼って対策することができます。

このように、窓に対策を行うことで冷暖房費を節約することができますし、エコにもなるので、ぜひ試してみてください。

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