東日本でフレッツ光を解約する際の撤去工事や費用は?

光回線を使っていても、事情が変われば、解約する必要が出てきますよね。

しかし、フレッツ光などの光回線の解約については、よくわからないことも多いのが実情ではないでしょうか。

今回は、東日本でフレッツ光を解約する方法や、その工事の有無、解約にかかる費用などをご紹介します。

東日本にお住まいで、フレッツ光の解約と考えている人は参考にしてみて下さい。

フレッツ光の解約を考える理由とは?

今回は、フレッツ光を解約する場合の解約方法や撤去工事、費用などについてお伝えしていきますが、まずはじめに、フレッツ光の契約者がそれを解約する理由を考えてみましょう。

もちろん、人によって解約する理由は様々ですが、大抵の場合は以下のことが多いのではないでしょうか。

・引っ越すことになった

・使用頻度が下がったり、通信の速度が遅いため、料金が割高に感じる

ただ、これらの場合、解約しない方が良い場合があります。

引っ越しでは、一度解約して、引っ越し先で再契約する必要はありません。

反対に、更新月でない限り解約には費用がかかるので、解約はもったいないです。

引っ越し先でもフレッツ光の回線を使う場合には、転居の手続きをしましょう。

また、パソコンをあまり使わなくなったからと言って解約するのも、まだ早いです。

実際の使用機器を見直してみると、「スマホやタブレットでも光回線が使えるのに、それを知らずに使っていなかった」ということもあるからです。

パソコンは使わなくなってもスマホなどで光回線を使うなら、解約の必要はありませんよね。

そして、通信速度も、フレッツ光の光回線が問題ではない場合があります。

よく調べると、パソコンやルーターなどが速度低下の原因ということもあります。

そのため、解約前には、解約したいと思った背景を洗い出し、再度検討してみて下さい。

それでもフレッツ光のサービスがない地域への引っ越しなどで、どうしても解約する必要がある場合には、次の章からご説明する手順で、フレッツ光の解約手続き(必要があれば撤去工事も)を行なうことになります。

フレッツ光の解約手順①プロバイダとNTTへの連絡

では、フレッツ光を解約したい場合の解約手続きの手順をご紹介します。

①プロバイダに解約申請をする

フレッツ光を解約する際には、まず、プロバイダに解約したい旨を伝えましょう。

なぜ、先にプロバイダの解約の申請をするのかですが、これは、インターネットでしか解約申請ができないプロバイダがあるからです。

先にフレッツ光を解約してしまうと、インターネットでしか解約できないプロバイダであった場合に困ってしまいます。

また、プロバイダの解約をしないと、ネットを利用しなくなっても月々のプロバイダ料を継続して支払うことになってしまいます。

そのため、まずプロバイダを解約した方が安全です。

②NTTの解約専用ガイダンスに電話する

解約窓口の電話番号があるので、そこに電話をして、ガイダンス(音声案内)に従って操作します。

ただしその際には、請求書などに記載されている「お客様番号」(または申し込み時に登録してある「電話番号」)が必要になるので、電話をかける前に準備しておきましょう。

また、フレッツ光の解約では、解約する月の月額料金は日割り計算されるので、「いつ解約するのか」も、先に考えておいて下さい。

そして、撤去工事が必要な場合には、都合の良い日時を伝える必要があるので、カレンダーや手帳なども手元に用意しておくと良いでしょう。

フレッツ光の解約手順②撤去工事または返送

引き続き、フレッツ光の解約手順をご説明します。

③撤去工事をする(または解約キットを返送)

②まで準備が進んだら、いよいよ、フレッツ光を解約するための撤去工事に入ります。

注意点は、この工事をする必要がある人とない人がいるという点です。

ですが、心配することはありません。

万一、フレッツ光の解約に伴う撤去工事が必要な場合には、先ほどの手順②で解約窓口にかけた時にオペレーターから伝えてもらえるからです。

また、その撤去工事も、

・都合の良い日時を指定する

・立ち会う

だけで完了します。

そして、撤去工事の必要がない人には、「解約キット」と呼ばれるものがNTT側から後日送られてきます。

その箱の中にフレッツ光から借りているもの(モデムなど)を入れて、指定された住所へ返送するだけで完了となるので、特に難しいことはありません。

しかし、フレッツ光の解約で撤去工事が必要かどうかが気になる人もいるでしょう。

撤去工事が必要なケースに該当するかどうかの判断基準については、次の章でお伝えします。

フレッツ光の解約で撤去工事が必要なケースは多くない

ここでは、フレッツ光の解約で撤去工事が必要なケースを見ていきます。

まず、フレッツ光の解約で撤去工事が必要なケースは、ほとんどありません。

そのため、多くの場合は、安心して良いでしょう。

マンションでは、次の入居者が入るたびに回線を引くのは現実的ではありません。

次の入居者がすぐに使えるように、モデムのみの設置・返却で回線はそのままにしています。

例外的に、エアコンダクトから光回線を引っ張っている場合には、撤去工事が必要なことがありますが、これに該当することはほとんどないと思われます。

そして、戸建てにおいても、フレッツ光を解約する際に必ず撤去工事が必要になるわけではありません。

そのまま回線を残すことができるので、また使うことになった時にすぐに使えるよう、残す人が多いです。

また、仮に撤去工事の必要があったとしても、解約にあたって行う撤去工事の手続きは簡単ですし、撤去工事自体にはお金はかかりません。

しかし、それでも解約時には他の費用がかさむので、その心配をした方が良いでしょう。

何も考えずにフレッツ光を解約すると、まとまったお金が出ていきます。

次の章では、フレッツ光の解約時に費用がいくらかかるのかについてお伝えします。

フレッツ光の解約にかかる費用は?初期工事費の残りも含まれる?

それでは、フレッツ光を解約するのにどのくらいの費用が必要になるのかを見ていきましょう。

まず、フレッツ光自体の解約金がかかります。

東日本の場合、フレッツ光の解約では解約金が9,500円かかります(2年割の場合)。

これは、携帯電話などの解約と同じですね。

契約の更新月以外に解約する場合には、これだけの費用が必要になるので、解約を急がないのであれば、更新月がいつなのかを確認し、そのタイミングで解約するのがおすすめです。

また、フレッツ光の契約で初期工事をした場合、初期工事費(24,000円)の残りを毎月分割で支払っている可能性があります。

そして、その場合には、解約時に残りの初期工事費を一括で支払う必要があります。

もちろん、解約月までに支払いが済んでいれば、解約時には必要ありません。

この費用があるかないかで解約時にかかる費用に差が出てくるので、初期工事費の残りがどうなっているのかについても、あらかじめきちんと確認しておきましょう。

さらに、プロバイダの違約金もかかります。

プロバイダーにも2年割などがあり、更新月以外に解約すると違約金がかかります。

いくらかかるかはプロバイダによって異なりますが、解約を忘れないよう、フレッツ光よりも先に解約しましょう。

初期工事費や解約金なしでフレッツ光を解約するには

先ほどは、フレッツ光の解約には、初期工事費の残りや解約金がかかるとお伝えしました。

ですが、初期工事費の残りを支払ってからの解約であれば、解約時にはその分はかかりません。

初期工事費の残りがなければ、できるだけ解約金なしでフレッツ光を解約したいですよね。

ここでは、その方法をご紹介します。

①更新月に解約する

これは、先ほどもお伝えしましたが、解約金なしで解約できるのは更新月だけだからです。
東日本では、2年割で契約することが多いので、更新月も2年に1度やってきます。

そのタイミングを逃さずに、解約することがお金を節約する方法です。

更新月を忘れてしまった場合も遠慮なくNTTの解約窓口に電話し、しっかり確認するようにしましょう。

②他社の回線に特典を使って乗り換える

これは、フレッツ光から他社の回線に乗り換える場合に有効な方法です。

この方法では、フレッツ光の解約金はかかります。

しかし、他社回線への乗り換えキャンペーンをうまく使い、キャッシュバックを受けることができれば、実質的に解約金にかかる費用が取り返せる可能性があります。

他社回線に乗り換える場合には、キャッシュバックキャンペーンなどもしっかり確認しておきましょう。

フレッツ光の解約は、よく確認してから行おう!

今回は、東日本におけるフレッツ光の解約方法や費用についてお伝えしました。

フレッツ光の解約では、先にプロバイダを解約することが必要です。

また、解約で撤去工事が必要になることは少ないですが、更新月以外に解約するとフレッツ光の解約金がかかります。

まとまった額になるので、初期工事費の残りの有無とともに、更新月の確認を必ずしておきましょう。

少しでも出費を抑えて賢く利用・解約したいものですね。