株式の世界で退場とはなりたくない!デイトレーダーの心得

  • 2018年11月5日
  • 2019年5月31日
  • 投資,

株式の世界では、その戦略家としての力を発揮し活躍している、デイトレーダーの存在が大きいものです。

ですが、株式の世界は常に退場とは隣合わせともいわれるほど、厳しい世界ですよね。

これらを踏まえて、デイトレーダーが長く活躍していく心得とは、どのようなものなのでしょうか。

退場とは隣り合わせ!?株式の名手デイトレーダーとは

まずは、デイトレーダーについてご説明しましょう。

デイトレーダーとは、その名の通りデイトレードでお金を稼ぐ投資家のことを指し、株式の名手ともいわれています。

ところで、トレードには主に2つの手法があるのをご存知でしょうか。

1つは、数秒~数分のわずかな時間で売買や反対決済を成立させるスキャルピングです。

一方、2日~10日程の短期間で持ち越すのがスイングトレードです。

そして、これらの手法でトレードを継続的に行う投資家を、デイトレーダーとよぶのです。

デイトレーダーのトレードは、ギャンブル性やゲーム性が強い傾向があり、それを楽しんでいる方が多いものでです。

それでいて、その魅力につられて一度に利益を求めないようにすることが継続する秘訣でもありますね。

もし、そのようなトレードを行い、利益を得られた場合はよいでしょう。

しかし、一歩間違うとわずかな利益さえもなくなってしまうことに繋がり、場合により退場となる可能性もあるでしょう。

退場とは、すなわちデイトレーダーとしての終わりを意味するといっても過言ではありませんね。

株式では数パーセント?自信だけでは勝ち残れないデイトレーダー

先述した通り、退場とは常に隣り合わせともいえるデイトレーダーの特徴をみていきましょう。

デイトレーダーは、株式の世界では5%~10%程しか生き残ることができないといわれています。

それを覚悟でデイトレーダーとして生きる道を選択したわけですから、まずは戦略家としての自信が必要でしょう。

また、その自信がよい方向へいけばよいのですが、デイトレーダーのなかには負けが続いている場合でも、なかなか自分が窮地に立たされていると気づかない方も多いのです。

例として、負けが続いている場合であれば、負けも勉強の一つとして考える傾向があります。

また、その自信ゆえに、負けたまま退場とはいかないという思いもあるものです。

その結果、資金がなくなり退場という結果となることが多いのが現実でしょう。

ちなみに、精神的に追い詰められて退場、という場合が少ないのも、デイトレーダーの特徴の一つです。

その点をみても、いかにデイトレーダーは戦略家として自信を持っているかが分かるでしょう。

株式は甘くない!デイトレーダーが退場を考えるきっかけ

先ほど述べた通り、戦略家として大きな自信を持っているデイトレーダーですが、それでも、退場とは頭の中で常に考えているものです。

そのきっかけとなる点を以下にまとめました。

・努力しても成果に繋がらなかった

トレードには多くの情報収集なども必要ですが、それだけでは勝てないのが株式の世界でしょう。

・思ったより大変だった

デイトレーダーのなかには、専業としている方や兼業で行っている方など様々です。

そのため、デイトレーダーとしてやっていくより堅実に働いて稼いだほうがよいのではないかという考えを持つ方も多いのです。

・自信がなくなった

デイトレーダーは、自信があることも必要と述べましたが、大型連勝の後に大負けということが当り前に起こるのが株式の世界でしょう。

このような、先の見えない状況に不安を感じるデイトレーダーも少なくありません。

完全に退場とは決めないで!一旦離れるのも有用

前項でご説明したような状況は、すでに株式の世界から気持ちが離れてしまっている状態ともいえますね。

このような場合、完全に株式の世界から退場とは決めず、まずは一旦離れるということを考えるのもよいでしょう。

それにより、今まで気づかなかった勝負の知識などを得るチャンスにも繋がるかもしれません。

また、退場とはすなわちデイトレードができないという状況であるため、稼がなければならないという意識からも開放されるでしょう。

その後に、また株式の世界に戻ることで無謀なトレードをしなくなったというデイトレーダーの話もよく聞きます。

この点は、メンタルコントロールが大切といわれるデイトレードにとっても重要といえるでしょう。

このように、完全に退場とは決めず一旦株式の世界から離れることは、遠回りに感じたとしても後のトレードに有用であるといえます。

退場とは無縁!?①前場のポイント時間を有効に使おう

デイトレーダーがデイトレードを行う際、株式の世界ではポイントとなる時間がそれぞれあります。

それぞれの時間を有効に使うことで、退場とは無縁のデイトレードができるといわれるほど、重要なものとなります。

また、その時間ごとに特徴もありますので、以下でご説明していきましょう。

まずは、前場におけるポイントとなる時間をみていきます。

・午前8時

前場の寄り付きは9時に開始されますが、気配値は8時からでていますよね。

この気配値は、当日の投資戦略を決める際にとても役立ち、マーケット全体の状況を確認するためにも重要となります。

・9時30分~10時30分

この時間は、動きが止まり出来高も少なくなります。

そのため、状況を様子見する時間帯といってよいでしょう。

ちなみに、ブレイクアウト法やテクニカル法に関しては、特殊注文任せにしておくとよいです。

また、上記の時間に加え、寄り付きも各投資家の注文が飛び交う時間ですので、重要でしょう。

例として、寄り付きから半時間で勝てたらその当日のトレードを終了する投資家もいるほどです。

退場とは無縁!?②後場のポイント時間を有効に使おう

次に、後場におけるポイントとなる時間をみていきましょう。

後場に前の昼休みを有効に使うことも重要であり、アジア株の値動きなどにより指数のチェックを行っておくとよいです。

ちなみに、後場は午後12時30分~スタートし、とても賑わいをみせる時間ですよね。

まず、動きをかけず様子を見ていただきたいのが13時~14時までの時間です。

それに続き、14時~15時の大引けの手仕舞い注文を見逃さないようにしてください。

ここまでの時間で、買いが優勢の場合は売りが出て、一方売りが優勢の場合は買いが出るでしょう。

それに加え、先物や大証などは15時以降の取引が可能なため、大引けまで注意が必要ですね。

このように、各ポイントとなる時間を考慮することにより、ザラ場の時間すべてでトレードして精神を消耗することを避ける狙いもあります。

また、前場で利益が出た場合は、後場は無理をせず健康管理に努めることも大切です。

例として、体調不良により退場とはとても無念であることでしょう。

すなわち、この点を考慮することにより、デイトレーダーとして長く活躍することにも繋がるということがいえますね。

デイトレーダーは状況に合わせた判断が命運を分ける

デイトレーダーとして、退場とは無縁に株式の世界で生き残っていくためには、戦略家としての自信が必要です。

それに加え、負けが続いている場合では、あえて手を引くなどの判断も大切になります。

また、そのような判断の方法として、株式の世界でポイントとなる時間を有効に使うこともよいでしょう。

その時間のなかで、動きをかけるのか休むのか、よく見極めることをおすすめします。