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家賃や更新料の勘定科目は何?大家さんが多く使う科目を紹介

2018.11.1

アパートなどの大家さんたちは、毎月仕訳を行います。

入居者から家賃や更新料をもらった際はもちろん、エアコンの修理をした場合など、お金に関わる取引は仕訳によって記録しておくことが重要です。

この仕訳を基に決算書を作成し、確定申告もすることになりますから、内容に誤りがないよう記入しなければなりません。

ここでは、賃貸アパートの大家さんがよく仕訳で使う勘定科目や、仕訳のしかたなどをご説明します。

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仕訳と勘定科目とはどういうもの?

はじめに仕訳と勘定科目についてお話をしていきましょう。

仕訳とは、日々の取引を勘定科目を用いて記録することをいいます。

仕訳をする際は、1つの取引を借方と貸方の欄に記入していきますが、一般的に左側に借方、右側に貸方を記入します。

ここで、家計簿でいう「食費」のような項目を使用するのですが、これを簿記では「勘定科目」と呼びます。

もっと具体的にご説明すると、大家さんたちの多くは複式簿記で仕訳することになると思いますが、ここで使用する簿記上の取引の内容を示す項目のことを「勘定科目」というのです。

これを借方と貸方に最低でも1つずつ使用して、取引の内容を表します。

ちなみにですが、勘定科目は大きく5つの要素に分類され、「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」に分けられます。

例えば、「現金」や「普通預金」は「資産」に含まれ、「売上」は「収益」、「水道光熱費」は「費用」に含まれます。

この勘定科目について理解していなければ仕訳をすることもできませんから、大家さんたちも自分で確定申告をするのであれば、これらについては知っておくことが重要です。

それでは、大家さんがよく使う勘定科目について、次項からみていきます。

家賃や更新料なども、勘定科目に含まれるのかどうか知っておきましょう。

大家さんがよく使う勘定科目!家賃や更新料はあるの?①

決算書を作成するために、正確に仕訳を行うことが重要となりますから、どの勘定科目を使うのかもきちんと把握しておかなくてはなりません。

「覚えることが多そう…」と思ってしまうでしょうが、企業と比較してみると、大家さんが使用する勘定科目はそこまで多くはありません。

ここで、大家さんたちが仕訳をする際によく使う勘定科目についてご紹介します。

家賃や更新料などの取引を、大家さんはよく行うと思いますが、これらも勘定科目となるのでしょうか。

先ほど、勘定科目には5つの要素があるとお話をしましたので、要素ごとにみていきましょう。

【資産】

・現金

・普通預金

・前払費用…火災保険料などが該当します

・建物

・建物付属設備

・工具器具備品

・車両運搬具…事業のみで使用する車を購入したときに使用します

・土地

・事業主貸…事業資金から個人の生活費に入れたお金を指します

【負債】

・借入金

・未払費用…従業員の社会保険料がある場合使用します

・前受金

・敷金

・事業主借…個人から事業資金に入れたときのお金を指します

大家さんが必ず使う勘定科目!家賃や更新料はあるの?②

【純資産】

・元入金

・資本金

・繰越利益剰余金

【収益】

・売上…家賃・礼金・更新料は、この勘定科目で処理します

・雑収入

不動産業を本業としていて場合は、以上の2つだけで問題ありません。

家賃収入が副業の場合は、「受取家賃」「更新料」「礼金」と分ける場合もあります。

【費用】

・役員報酬

・給料賃金

・外注工賃

・租税公課…不動産取得税や固定資産税などを支払ったときに使用します

・支払保険料

・修繕費…エアコンなどの20万円未満の設備の修理費などで使います

・水道光熱費

・旅費交通費

・車両費…ガソリン代や車検代などの車に関わる支出金を指します

・通信費

・広告宣伝費

・交際費

・消耗品費

・福利厚生費

・支払手数料…不動産会社を仲介としているとき、仲介手数料などはこれで処理します

・支払報酬…税理士報酬や司法書士報酬などの報酬です

・新聞図書費

・雑費

・支払利息

もしかしたら多く感じる方もいるかもしれませんが、一般企業の場合100以上も使わなくてはならない勘定科目があります。

そう思うと、大家さんは使用する科目も限られますから、比較的少ない数の勘定科目で仕訳をすることが可能です。

それでは実際にどのように仕訳をするかは、次項からみていきましょう。

家賃を受け取った場合はどのように仕訳する?

大家さんが毎月行う仕訳の一つが、家賃を受け取ったときの仕訳です。

先ほどの勘定科目の中に、「家賃」という勘定科目はありませんでしたね。

家賃ではなく、「売上」という勘定科目で仕訳を行います。

実際にどのように仕訳をするのかは、例を交えてご説明します。

例えば、家賃45,000円が普通預金に振り込まれた場合の仕訳は以下のようにされます。

(借方)普通預金45,000/(貸方)売上45,000

もし、家賃収入を副業としている場合、「受取家賃」の科目を使うことになりますので、

(借方)普通預金45,000/(貸方)受取家賃45,000

となります。

現金などの資産の要素が増えた場合は借方欄に記入し、売上などの収益が増えた場合は貸方に記入します。

簿記上の決まりですので、反対に書かないように注意してください。

毎月ではありませんが更新料を頂く機会も多いですから、この仕訳についてもみてみましょう。

更新料を受け取った場合は?仕訳のしかたを解説

家賃の仕訳について解説しましたので、ここでは更新料の仕訳についてみていきます。

更新料は毎月頂くことはありませんが、比較的出現することの多い勘定科目ですので、こちらの仕訳についても頭に入れておきましょう。

家賃同様、更新料も「売上」の勘定科目で処理します。

そのため、更新料として45,000円現金で頂いた場合の仕訳は、

(借方)現金45,000/(貸方)売上45,000

以上のようになります。

もし、不動産会社を仲介としている場合、仲介手数料が引かれることもあります。

このとき注意して頂きたいのが、更新料の45,000円から仲介手数料を差し引かないことです。

仲介手数料はまた別途で仕訳を行いますから、仲介手数料として5,000円差し引かれた場合でも、

(借方)現金40,000/(貸方)売上40,000

とするのではなく、

(借方)現金45,000/(貸方)売上45,000

と仕訳したあとに、

(借方)支払手数料5,000/(貸方)現預金5,000

と仕訳するようにしましょう。

仲介手数料という勘定科目はありませんから、「支払手数料」という勘定科目を使って仕訳します。

エアコンの修理など!ほかにもよく行われる仕訳をみてみよう!

家賃や更新料を受け取った場合の仕訳について、解説してきました。

ほかにもよく大家さんが行う仕訳がありますので、ご紹介していきます。

まず、敷金や礼金を頂いたときの仕訳です。

アパートの入居者が決まれば、はじめに頂くことが多いでしょう。

仕訳をする際は、敷金は「敷金」、礼金は「売上」で記入していきます。

入居者が決まり、敷金90,000円、礼金45,000円を現金で受け取ったときの仕訳は、

(借方)現金90,000/(貸方)敷金90,000

(借方)現金45,000/(貸方)売上45,000

となります。

また、エアコンが故障することもありますよね。

エアコンの修理が20万円未満だった場合、勘定科目は「修繕費」です。

これを踏まえて、エアコンの修理費として現金120,000円を支払った場合、

(借方)現金120,000/(貸方)修繕費120,000

と仕訳できます。

ここでは代表的な仕訳をご紹介しましたが、上記で挙げた勘定科目は大家さんはよく使うものです。

これらをきちんと把握し、正確な仕訳、正確な決算書の作成を目指しましょう。

家賃などをきちんと仕訳!正確に記入しよう

大家さんであれば、毎月家賃を頂きますから、その都度仕訳を行わなくてはなりません。

このとき、勘定科目を使って仕訳をすることになりますが、「家賃」という勘定科目はありません。

そのため、どの勘定科目を使って仕訳をするべきか把握することが何より大切です。

正確に仕訳を行い、誤りのない確定申告ができるよう、日々の取引はきちんと仕訳するようにしましょう。

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