新築で一戸建てを建てるとき、多くの奥様が悩まれるのがキッチンです。
毎日使用する場所なので、使い勝手はもちろんですが、その色も大事です。
キッチンが出来上がったあと、イメージとの違いに後悔することも少なくありません。
今回はキッチンの色について、失敗しない選び方をご紹介します。
色や仕上げによって、手入れのしやすさも変わってくるので、参考になれば幸いです。
キッチンの色はどんな種類がある?
まず、何色があり、どんな色が人気なのか、気になりますよね。
新築なので冒険してみたい方、定番色で落ち着いた印象を好む方、色の好みは人それぞれですが、まずはキッチンの人気色、定番色をご紹介します。
・白系
定番の白系のキッチンは清潔感、開放感があって人気です。
また、間取りによっては閉鎖空間になりがちなキッチンですが、白系だと明るい空間になるためそれを緩和してくれます。
他の家電製品や壁紙、床との調和が取りやすい点も人気のポイントです。
・パステル系
ほとんどの家庭ではキッチンを使用する時間が長いのは女性、奥様です。
そのため、女性が好む柔らかな印象のパステルカラーも人気があります。
ピンク、緑、黄など色は様々ですが、どれも明るく可愛らしい雰囲気になります。
・濃色系
白系やパステル系とはガラリと変わり、シックな雰囲気を望む方には濃色系が人気です。
黒、茶、紺などがあります。
壁紙や家具を白系でまとめている場合、濃色系だとメリハリがハッキリし、重厚感のある空間にすることが出来ます。
・木目系
ナチュラルな雰囲気になる木目調は、癒し効果もあり、落ち着いた空間になっておすすめです。
雑貨で部屋の飾りつけをすることが好きな方にも人気ですね。
工夫次第でおしゃれの幅が広がります。
新築でキッチンの色を決めるには他との調和も大切
新築のキッチンの色は単独で考えるのではなく、壁紙、床、電化製品、家具との調和も大切です。
特に部屋のほとんどの割合を占める壁紙や床との相性は重要です。
床にも白系や木目調のフローリング系など、種類は色々ありますよね。
まず、白系はどんな色とも相性が良いので、あまり悩まなくても大丈夫です。
パステル系は壁紙など、他の部分に色を増やし過ぎると乱雑した印象になりかねないので気を付けましょう。
濃色系は調和は取りやすいですが、濃色系の割合が大き過ぎると圧迫感を感じることもあるため注意が必要です。
木目調は白系と同じく調和が取りやすく、合わせる色で悩むことはありませんが、床がフローリングの場合、色味や模様との相性はチェックした方が良いでしょう。
基本的には壁紙や床が濃色系ならキッチンは白系やパステル系。
逆に壁紙や床が明るい色ならキッチンは濃色系にするとバランスよく調和が取りやすくなります。
新築で建てるときはキッチンの日当たり、照明も確認しよう
キッチンの色は実際に設置してから選ぶことが出来ないため、カタログやサンプル、ショールームなどでキッチンの色を確認することはとても重要なことです。
ただし、ここで注意しなければいけないのが、キッチンの日当たりと照明です。
日当たりや照明の明るさによって、色の印象は大きく変わってきます。
カタログはもちろんのこと、ショールームもキッチンの色が映えるように工夫がなされています。
その場では魅力的な色、空間であっても、日当たりや照明が変わるとイメージと違うこともあります。
ご自分のキッチンの間取り部分がどのくらいの明るさになるか、日当たりや照明をチェックしておくと、後々のイメージとの違いに後悔せずにすむでしょう。
新築の場合、完成前だと難しいので内装業者と相談してみるといいですね。
キッチンの色を大きく左右する表面の仕上げ方法
色の他に、キッチンの印象や手入れのしやすさを左右するものがあります。
それが、仕上げ方法の違いです。
新築のキッチン扉の仕上げ方法の定番は鏡面仕上げ、艶消し仕上げの2種類です。
まず、鏡面仕上げは、光沢のある仕上がりで鏡のように反射するものになります。
滑らかな艶があるため、汚れが付着したときの掃除、ふき取りが簡単です。
デメリットとしては、指紋、手垢が目立つためマメにふき取る必要があります。
艶消し仕上げは、艶を消したマットな仕上がりです。
こちらは落ち着いた雰囲気になります。
鏡面仕上げに比べると汚れは取れにくいですが、指紋、手垢などは目立ちにくくなります。
拭き掃除が苦じゃない方、手垢などの汚れは気にならない方は鏡面仕上げでも問題ありませんが、マメに拭き掃除することが苦手な方には、艶消し仕上げの方が手入れが楽に感じるかもしれません。
新築を綺麗なままにしたい!手入れが楽なキッチンの色は?
毎日調理をする場であり、調味料など様々な物を使用するキッチンは汚れることが前提です。
そのため、汚れが目立たないか、手入れがしやすいかどうかも重要です。
新築ならば特に綺麗な状態を維持しやすいものを選びたいですよね。
白系やパステル系などの薄い淡い色は、調味料などの汚れが付着すると目立ちます。
しかし、汚れが付着したことにすぐ気付くことが出来、汚れの範囲も分かりやすいため、綺麗な状態は維持しやすいでしょう。
また、指紋や水滴などの跡は淡い色の方が目立たないというメリットもあります。
反対に、濃色系は調味料などの汚れは目立ちにくいですが、指紋、水滴などの跡は残りやすくなります。
そして、実は一番汚れや跡が目立ちにくいのは木目調です。
模様に一体化して分かりにくくなります。
マメに掃除をしない場合、汚れが目立ちにくい方が助かるように思えますよね。
しかし、汚れは時間の経過と共に取れにくくなるので、すぐに気付けるかどうかということもポイントの一つです。
汚れは気にしないので、とにかく汚れが目立ちにくいものが良いか、すぐに気付いて掃除出来る方が良いか、ご自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
どうしても迷ったときは風水も参考に
新築のキッチンの色でどうしても悩んだり、あと一歩決め手が欲しい方は、風水を参考にするのもひとつの方法です。
風水を重視し過ぎることはあまりおすすめ出来ませんが、悩んでいるときの色選びの参考にはいいですよね。
風水的にも良いとなれば気分も上がりますので、その後の生活でキッチンを気持ちよく使えそうです。
食を司る場所であるキッチンは風水的に金運、健康運に影響を与えます。
金運、健康運、どちらも家庭にとって重要な項目ですよね。
また、ガスなどの「火」と水道などの「水」という相反するものが混在しているキッチン。
正反対なものが同じ空間にあるというのは、気のバランスが崩れやすく、風水的にあまり良くありません。
そのため、キッチンの色を工夫するということは運気を上げるうえで重要なポイントになります。
キッチンのある方角によってラッキーカラーは異なります。
ご自分のキッチンの方角を調べると、適したキッチンの色が分かりますので、参考にしてみるのもいいでしょう。
見た目も手入れも満足のいく色選びをしよう
ただ好きな色を選べば良いわけではなく、他との調和や雰囲気も考えなければいけないため、キッチンの色選びは大変ですよね。
しかし、最初にしっかりと考えることでその後のイメージとの違いを防げますし、キッチンの手入れのしやすさも変わってきます。
他とのバランスや、照明などの下調べをしっかりしてご自分の生活にあったキッチンの色を選べるといいですね。