元本の保証がなくとも、安全性の高いMRFは銀行の預金より金利も高く、魅力的な商品と言われていました。
しかし、昨今ではマイナス金利の影響でMRFの金利は軒並み0%となっています。
このままMRFに資産を置いたままでは、それ以上増えることはありません。
そこでここでは、多くある証券会社の中からみずほ証券をピックアップして、どんな金融商品に投資していったらいいかを考えていきます。
総合証券であるみずほ証券とネット証券の違いとは?
マイナス金利の影響で、MRFの金利がどこも0%となっています。
安全性が高くても金利がまったくつかないのであれば、MRFのまま資産を保有するのはいかがなものでしょうか。
MRFにある資産に特に使途予定がないのであれば、将来のことも見据え何らかの金融商品に投資することを検討してみることをおすすめします。
その前に、どこの証券会社で商品を買付けするのかという問題があります。
証券会社は「総合証券」と「ネット証券」の二つに大きく分けられます。
この記事でお話しするみずほ証券は、総合証券にあたります。
ネット証券は楽天証券や松井証券、マネックス証券などです。
二つの大きな違いは、「個別サポート」と「手数料」です。
まず、総合証券は各地に窓口があるので、個別に投資の相談にのってもらえるという利点があります。
ただ、その分人件費がかかることから手数料が一般的に高いのです。
つまり、
●総合証券:個別サポートが期待できる反面、手数料が高い
●ネット証券:個別サポートは期待できない反面、手数料が安い
という構図になります。
ただし、近年ではネット証券でもコールセンターの用意などでサポート体制が整ってきています。
また、総合証券でもネット取引であれば手数料を安くしているので、どちらも違いはなくなってきていると言えます。
みずほ証券の魅力とは?
総合証券であるみずほ証券の魅力とは、具体的にどのようなことなのでしょうか。
まず、みずほグループ各社と連携して、証券・銀行・信託の一体サービスを受けられることです。
つまり、資産の運用だけではなく、不動産や遺言信託などまで総合的に相談できるのです。
また、みずほ証券は国内拠点が多いことから、相談がしやすく安心できるという一面もあります。
さらに、グループ各社と連携したセミナーも多く開催されているというのも魅力の一つです。
そして、ネット証券ではなかなか難しいとされているIPO(新規公開株)の取扱数が業界トップクラスというのも大きな魅力です。
また、みずほ証券ではポイントサービスが設けられています。
売買取引の実績に応じてポイントが貯まる仕組みで、貯まったポイントは用意されている商品と交換することができます。
このように、みずほ証券にはたくさんの魅力があります。
その魅力あるみずほ証券では、金利がほぼつかないMRFに代わって、いったい何に投資をしたらいいのでしょうか。
金利のつかないMRFに代わってみずほ証券で何に投資する?
金利のつかないMRFのままでは、資産を一向に増やすことはできません。
それでは、いったいどのような金融商品に投資したらいいのでしょうか。
みずほ証券では、言わずもがな「株式」の取り扱いがあります。
20年以上前に行われた金融ビッグバンで、証券・保険・銀行が相互に金融商品を販売することが可能になったものの、厳密に言うと「株式」は証券会社でしか買付けすることができません。
みずほ証券では窓口、コールセンター、インターネット、モバイルサイトの四つの取引方法があります。
ただし、みずほ証券では口座開設時に「ダイレクトコース」と「サポートコース」のどちらかを選択するようになっています。
ダイレクトコースはネットで気軽に売買したい人、サポートコースはじっくりと相談して売買したい人向けとなっています。
窓口での売買は、「サポートコース」を選択した人のみが可能な方法ですので注意するようにしましょう。
株式は、金融商品の中でもリスクの高いものではあります。
しかし、安定性のある企業の銘柄であれば、定期的に配当金や株主優待を受けることもできます。
昨今では将来の年金の受け取りを不安視する声も多いですから、リスクはあれど、分散投資先の一つとして株式保有を検討してみる余地はあるのではないでしょうか。
金利0%のMRFには期待できない!みずほ証券にはどんな投資信託がある?
金利が0%になってしまっているMRFでは、今後資産を増やすことは難しいです。
しかし、株式では思わぬリスクが伴うので避けたいという方もいらっしゃるでしょう。
そこでおすすめなのが、「投資信託」です。
投資信託は、多くの投資家から集めた資金でさまざまな商品を買付・運用するものなので、必然的に資産が分散されます。
それだけではなく、運用のプロが投資先を決定するのも、投資初心者にとって大きなメリットの一つです。
MRFも投資信託ですが、みずほ証券では他にもたくさんの投資信託の取り扱いがあります。
たくさんの種類があるだけに、選ぶのも難しいかもしれません。
そのような方は、それぞれの投資信託の投資先を確認するようにしましょう。
例えば、資産の分散投資の一つとして、多少リスクを取ってもいいというお考えであれば株式が運用先に含まれている商品がいいかもしれません。
反対に、極力リスクを取りたくないというお考えであれば、安全性の高い債券などが運用先である投資信託を選択するといいでしょう。
MRF金利が0%の時代到来!将来のための資産形成にはどんな商品がいい?
先ほども少し触れましたが、多くの方が将来の年金の受け取りに不安を感じていますよね。
また、ただでさえ銀行預金にもMRFにも金利がほとんどつかない時代ですから、家族のために資産を残したくてもなかなか難しくもあります。
経済情勢はいつどうなるか誰にも分からないものですから、自分の資産は自衛したいものです。
もしも、そのようなお考えがあるのであれば、年金や保険を検討してみてはいかがでしょうか。
みずほ証券では、変額年金保険や定額年金保険、変額終身保険や定額終身保険などの取り扱いがあります。
そのラインナップも豊富で、中には外貨建ての商品もあります。
将来のための資産形成であれば、大きなリスクは取りたくないものの、できることであれば増やしていきたいという方が多いでしょうから、これらの商品はおすすめと言えるでしょう。
まとまった資金を運用するなら「ファンドラップ」
みずほ証券では、資産運用・管理のトータルサービスである「ファンドラップ」というものがあります。
ファンドラップとは、自分の資金を預けて、自分の意向に沿った運用を専門家にお任せするものです。
もちろん、定期的に運用の報告もあります。
もはや金利のつかないMRF口座に今すぐ使う予定のない多額の資金があるのであれば、専門家に運用を任せることのできるファンドラップは魅力的と言えるかもしれません。
しかし、みずほ証券のファンドラップに申し込むには契約金額の条件があります。
三つあるコースのうち、二つが500万円から、もう一つが3,000万円からと高額になっています。
また、手数料等もかかるので、ファンドラップを検討されたい方はその点についてもよく考えてから依頼することをおすすめします。
みずほ証券で賢く資産運用を!
金利をほとんど期待できなくなったMRFにある資金をみずほ証券で運用するのであれば、どれぐらいリスクが取れるのかを焦点に投資先を考えるといいでしょう。
みずほ証券は各地に窓口があることが魅力の一つでもありますから、資産運用にお困りの際は相談してみてはいかがでしょうか。
世の中の経済状況はいつどうなるかわからないものですから、将来のため家族のために、資産形成について今一度お考えになることをおすすめします。