「日経225オプション」とはどんな投資か知っていますか?
これから投資を始めたいという方や、投資の初心者だとあまりなじみのない取引ですね。
そもそも「日経225」や「オプション」とはどんなものなのでしょうか。
今回は、複雑で難しい日経225オプション取引について、投資家たちのブログから学んでいきましょう。
日経225オプションとは?そもそもオプションとはどんな取引か?
投資を始めたばかりの方にとっては、日経225オプションの前に「オプション取引」とはどんなものか分からない方も多いですよね。
オプション取引に関するブログはたくさん開設されていて、初心者に向けた解説を行っているブログも多くあります。
では、オプションブログの初心者向けの記事から基礎的な知識を学んでいきましょう。
オプション取引とは、「権利」の売買をする取引です。
対象となる物を「将来のある時点にある値段で買う・売る権利」を売買します。
すでに難しい印象を受けるかもしれませんが、この「権利を売買する」というのがオプション取引の基本です。
オプション取引で売買する権利は2種類あり、対象となるものをある値段で買う権利の「コールオプション」と、対象となるものをある値段で売る権利の「プットオプション」です。
また、この2種類あるオプションを買うか売るかで取引が行われています。
コールオプション(買う権利)を買うか売るか、プットオプション(売る権利)を買うか売るかという選択肢があります。
さらに、オプション取引しているものは「権利」ですので、その権利を実行することも放棄することも出来ます。
株のように買うか売るかだけではないので、選択肢が多く、とても自由度の高い戦略を組むことが可能となります。
日経225とは?
多くのブログが存在する「オプション取引」についてみてきました。
では続いて、日経225オプションの「日経225」についてみていきましょう。
投資を始めたばかりの方や、投資をしたことがないという方でも「日経225」という名前だけは耳にしたことがあるのではないでしょうか?
日経225とは、「日経平均株価」のことで、日本を代表する株式指標の一つです。
これは日本経済新聞社が算出している指標で、東証一部上場している銘柄のうち代表的な225社を選び、その株価を平均したものです。
この指標が始まった当初は、単純に225社の株価を足して225で割っていましたが、現在は除数という特殊な数値で割った指標が出されています。
この日経225の上昇・下落をみることで、日本経済全体の景気などをおおよそ把握することが出来るのです。
選ばれている225社は、定期的に入れ替えが行われていて、業績不振などが見受けられると日経225から除外されてしまいます。
この日経225という指標に連動する投資としては、今回ご紹介しているオプション取引の他にも、インデックスファンド・ETF・先物・CFDなどがあります。
では、「オプション」と「日経225」が分かったところで、「日経225オプション」についてさらにくわしくみていきましょう。
日経225オプションとは?ブログから知識を得る!①
ここからは、日経225オプションについてくわしくみていきます。
オプションについて書かれたブログからも、日経225オプションについて知識を得ていきましょう。
まず、オプション取引について知っておきたいのが、オプションの対象となる物についてです。
このオプションの対象となる物は「原資産」と呼ばれていて、原資産には株式指数・株式・国際・商品先物などがあります。
日本においては、オプション取引は活発でないのが実情ですが、その中でも活発に取引されているのが日経225オプションです。
日経225は株式指数ですので、日経225オプションは株式指数を原資産とするオプション取引ということになります。
ここまでで、日経225オプションは複雑で難しいと感じている方もいると思います。
しかし、日経225オプションについて書かれているブログでは、オプションの仕組みさえ理解してしまえばとても魅力的な金融商品であると紹介されています。
日経225オプションは、将来の日経225の価格を大まかに当てれば良いのだそうです。
例えば、次の満期までに日経225が2万円よりも上になるのか、2万円よりも下になるのかというアバウトな予想で儲けを出すことも出来るのです。
日経225オプションとは?ブログから知識を得る!②
まだまだ、日経225オプションについて深堀していきましょう。
日経225オプションの有名なブログでは、こんな格言が紹介されています。
「買いは損失限定、利益無限大。売りは利益限定、損失無限大。」
一体どういう意味なのでしょうか。
これは、オプションならではの原資産価格の変動と損益の関係について言っているものです。
日経225オプションについて言えば、日経225の価格変動によって、オプションの損益は以下の通りになります。
〇日経225が大幅に下落した場合
コール買い:損失
コール売り:利益
プット買い:大きな利益
プット売り:大きな損失
〇日経225が下落した場合
コール買い:損失
コール売り:利益
プット買い:利益~損失
プット売り:損失~利益
〇日経225が横ばいの場合
コール買い:損失
コール売り:利益
プット買い:損失
プット売り:利益
〇日経225が上昇した場合
コール買い:損失~利益
コール売り:利益~損失
プット買い:損失
プット売り:利益
〇日経225が大幅に上昇した場合
コール買い:大きな利益
コール売り:大きな損失
プット買い:損失
プット売り:利益
この損益を表にまとめると分かりやすいのですが、コール売りでもプット売りでも「売り」の方が利益となる場合が多いのです。
そのため、「買いは勝率1割、売りは勝率9割」とも言われています。
先程ご紹介した格言のように、「売りは損失無限大。」と聞くと、売りをするのをためらってしまいそうですが、やり方次第ではどちらでも好条件で儲けることができるのです。
日経225オプションのメリット・デメリット
ここからは、日経225のオプション取引におけるメリット・デメリットについてみていきます。
日経225については先物などの取引もありますが、オプションの特徴とはどんなところにあるのでしょうか。
オプション取引のブログでは、借金に苦しんでいるブロガーも良くみかけます。
デメリットも把握して、無理な投資は行わないようにしていきましょう。
〇メリット
買いの場合、損失はオプション料に限定されるところがメリットの一つです。
オプション料とは、オプション取引においてその権利を持つための手数料のことです。
株のように、損失が膨らみ続ける不安がありません。
売りの場合には、予測が難しい場面でもオプション料で利益を得ることが出来ます。
また、オプション取引のなかでも日経225オプションに投資するメリットとしては、日本の投資家にとって日経225はなじみがあるというところもメリットです。
オプション取引が活発なアメリカなどのオプションに投資するのも良いですが、身近な存在である日経225を対象としているという意味では、日本人にとってメリットと言えるでしょう。
〇デメリット
買いの場合は、予想通りに値が動くとオプション料の分だけ利益が少なくなります。
売りの場合には、予想通りに値が動いても大きな損失を出すことがあります。
オプションブログの開設者はプロ!オプションを始めるには審査がある
ここまで、オプションについてのさまざまなことをご紹介してきました。
複雑で難しそうだけど、オプションを始めてみたいと思った方もいるのではないでしょうか。
残念ながら、オプションについての知識が乏しかったり、投資の実績が少ないとオプション取引を始めることは出来ません。
具体的に言うと、オプションを始めるためにはオプション口座の開設が必要になりますが、その際に証券会社からの審査を受けます。
その審査を通るためには、オプションについての十分な知識や、豊富な投資資金の提示が必要になります。
信用取引や日経225先物のトレード経験が必要な場合もあるようです。
これらは個人投資家にとっては高いハードルなので、このハードルを越えてオプション取引をしている方は投資のプロとも呼べるでしょう。
オプションについてのブログを開設している個人投資家のブログから学べることは多いはずです。
オプション取引は複雑!始めるには十分な経験を積んでから!
日経225オプションについてご紹介してきましたが、レベルの高い投資であることがお分かりいただけたと思います。
通常の株とは違い、売り買いの選択肢が多いということは自由な戦略を組める反面、とっさの判断が難しいこともあります。
オプション取引を始めたいとお考えの方は、十分な知識としっかりとした資金力を身につけていきましょう。