アパートの騒音トラブルは夜に起きやすい!足音の対策法は?

アパートでのトラブルの一つには、騒音も挙げられますね。

騒音トラブルは夜に起きやすく、「上の階の住人の足音」に悩まされるケースも多いです。

もし、上の階に住む人の足音で悩んだ場合、どのように対策をしたらよいのでしょうか。

この記事でご説明しましょう。

アパートでは生活音がトラブルの元に!

賃貸アパートに住みはじめてみると、四方からさまざまな音が聞こえてくるかと思います。

ドアの開閉音や車のエンジン音、冬になれば石焼き芋のメロディーなどが聞こえてくることもあるでしょう。

上の階に住人がいれば足音が聞こえてきたり、隣室にも住人がいれば壁からテレビの音が聞こえてきたりすることもしばしばあるのではないでしょうか。

一見、身近に感じる生活音ですが、賃貸アパートではこれがトラブルの元となることが多いのです。

特にトラブルになりやすいのは、夜の時間帯です。

みなさんも感じているとは思いますが、夜の方が昼間よりも音が響いてきますよね。

それではなぜ、夜の方が音が響きやすいのでしょうか。

この理由を、次項でお伝えしていきます。

夜のほうが音が響きやすい理由とは?

アパートだけに関わらず、なぜ音が夜の時間帯に響きやすくなるのかを、ここでご説明していきます。

その理由としては、もちろん昼間よりも夜のほうが雑音が少なくなることも挙げられます。

しかし、音が温度によって大きく影響されることが、一番の要因となるでしょう。

というのも、音は温度(熱)との間に密接な関係があるのです。

昼間の時間帯ですと、太陽の光によって地表は温められますので、上空にいけばいくほど温度が低くなっていきます。

反対に夜の時間帯では、地表が冷えてしまうため、上空のほうが温かくなります。

この地表から上空までの温度差によって、音の伝わりというのは変わってくるのです。

地面のほうが温かい昼の時間帯では、温度の低い上空にいくにつれて音の屈折が急になっていくため、最終的に音は上空に逃げていってしまいます。

一方、夜の時間帯では、地面のほうが冷えているため、温度の高い上空にいくにつれて音の屈折は緩やかになっていきます。

緩やかになることで、遠くのほうまで音が響くようになるのです。

そのため、昼よりも夜のほうが音が遠くまで響きやすくなっているのです。

夜に起きやすい!アパートでの騒音トラブルとは?

昼よりも夜の方が音が響きやすいため、アパートの中でも夜のほうが周囲の音が聞こえやすくなるのです。

単発な音であれば気にならないかもしれませんが、それが毎日のようにずっと続くと、やがて自分にとって騒音となる可能性もあります。

特に夜起きやすいアパートでの騒音トラブルは、上の階の足音です。

足音は下の階に響くことが多く、場合によっては「ドスドス」と、音だけでなく振動まで響くこともあります。

また、子どもがいるご家庭が上の階に住んでいれば、子どもが飛び跳ねるときの音も聞こえてくることがあるでしょう。

これが毎日のように続けば、不快に感じるだけでなく、生活においても支障をきたす恐れも否定できません。

実際に上の階の足音で悩み、睡眠不足になってしまった方もいます。

最終的に我慢の限界を超えると、足音が元で、上の階の住人とトラブルにつながってしまうわけです。

しかし多くの方は、アパートの住人間でのトラブルは避けたいと思うでしょうから、何かしらの方法で解決に導かなければなりません。

夜の足音に悩んだら!まずは大家さんに相談しよう

夜間に起きる上の階の足音などに悩んだら、どのようにして解決に導くのがよいのでしょうか。

我慢の限界を超えてしまうと、自分で直接言いに行きたいと思う方もいるかもしれませんが、これはおすすめできません。

直接言いに行ったことで、その後また別のトラブルが生まれる危険性があるからです。

最もベストといえる方法は、アパートの大家さんや管理会社に相談をすることです。

相談することで、大家さんたちが何らかの対策をしてくれます。

一般的な例としては、

・全部屋に「騒音に注意してください」と書かれたチラシを配る
・足音の主に直接注意しに行く
・管理会社が会って話す、もしくは話し合いの場を設ける

などで、足音への対策を施してくれるでしょう。

大体は大家さんたちが注意するとそれ以降は足音がおさまりますが、大家さんが注意してもしばらくの間うるさいままの場合もあります。

その際はまた大家さんなどに相談することはもちろんですが、足音を聞こえにくくする対策をすることも重要といえます。

アパートの住人の足音がうるさい!どう対策する?

上の階に住むアパートの住人の足音で悩んだら、まずは大家さんなどに相談することからはじめます。

多くは大家さんから直接注意を受ければ、足音を抑えるようにしてくれるのですが、中には変わらない方もいます。

そのときは、足音が聞こえてくる時間帯などの記録をとっておき、もう一度大家さんなどに相談しましょう。

そうすれば、また大家さんが何らかの対応をとってくれます。

しかし、しばらくの間うるさいままであれば、夜の足音を聞こえにくくする対策をしておくとよいでしょう。

どんな対策があるかというと、まずは「耳栓」です。

100円ショップでも購入できますから、手軽にはじめられる対策の一つです。

また、ヘッドホンなどをつけるのもよいですね。

テレビやスマホで動画を見たい場合は、ヘッドホンをつけて見ることで足音を聞こえにくくしてくれますよ。

さらに、天井用の遮音シートを貼るのも手です。

足音による振動は感じるかもしれませんが、音は聞こえにくくしてくれる効果が期待できます。

もしこれをつける場合は、大家さんに承諾を得て、原状回復が可能なものを選ぶようにしましょう。

自分が騒音の発生源になることも!自分自身も対策を

ここまでは、アパートの上の階に住む人の足音についてお話をしてきました。

しかし、アパートの騒音トラブルの発生源が自分となる場合も十分に考えられます。

そのため、自分自身も防音対策をしておくことが大切です。

もし、下の階に住人がいる場合は、自分の足音が下の階に響いているかもしれません。

足音を聞こえにくくするためには、「スリッパ」が効果的といえます。

ドスドスといった足音を抑えてくれますので、下の階に住人がいる場合はスリッパでの生活を心掛けましょう。

また、防音マットを床に敷いておくことも、足音の防音に効果が期待できますよ。

さらに、隣室に音が漏れないようにするためには、遮音シートを貼るのがおすすめです。

遮音シートの中には原状回復可能なものもありますので、そちらを選んで壁に貼るのです。

特に壁側にテレビを配置している場合、壁からテレビの音を隣室に伝えてしまっているので、遮音シートを貼って漏れにくくしましょう。

以上のような対策をして、夜に発生する自分の生活音が騒音トラブルの発生源にならないようにしましょう。

アパートの住人と騒音トラブルにならないために!

夜になれば音が響きやすくなることで、アパートの住人の生活音も聞こえてくることがあります。

特に夜の時間帯に騒音トラブルになりやすいのが、上の階の足音です。

そのため、もし上の階の足音に悩んだ場合は、大家さんなどに相談することが大切です。

また、自分が騒音の発生源となっている場合もありますから、周囲に漏れにくくするための防音対策もしておくようにしましょう。