意外とかさむアパートの電気代の支払い!効果的な節約術は?

アパートなどの賃貸に一人暮らしをしていると、普段の生活でなにかと費用がかかってしまい、自由に使えるお金の少なさに嘆いてしまいがちです。

しかし、毎日使っている電気を工夫して使うことで、月々の電気代の支払いを浮かせることができ、生活を変えることができます。

この記事では、電気代の効果的な節約術を詳しくご説明していきます。

余裕のあるアパート生活のために!電気代の支払いを節約するには?

アパートでの一人暮らしは、実家暮らしと違って自分の好きなように自由な生活ができます。

しかし、やっと実家から離れて解放された生活ができると喜んでも、家賃や光熱費の支払いなど、生活には意外とお金がかかってしまうことを痛感します。

せっかくの一人暮らしですから、できるだけお金に余裕を持って自由な生活を送りたいものです。

そこで、注目したいのが光熱費の一つである電気代の支払いです。

冷蔵庫や洗濯機、テレビ、エアコンなど、電気代は生活する中では必ず発生するコストです。

一人暮らしの平均的な電気代としては、月3,000~7,000円と1年を通して大きく変動します。

これは季節などが関係しており、特に夏や冬などのエアコンが必要な時期には、電気代が7,000円を超えることも少なくありません。

つまり、エアコンは電気代に影響を与える最たるものとも言え、エアコンの使い方次第で電気代を抑えることができるというわけです。

「使わない」で電気代の支払いを節約?節約の基本は工夫して使うこと

では、アパートの電気代の支払いを少しでも安く抑えるにはどうすれば良いのでしょうか。

電気代の節約術の一つには、費用のかさむエアコンを全く使わないようにするなど、極端な方法もあります。

確かにエアコンを使わなければ、エアコンにかかる電気代に対して心配する必要もなくなり、他にお金を回すことができます。

しかし、酷暑の中でエアコンの不使用による熱中症患者の急増などは多く報道されています。

また、寒い冬の季節にエアコンを我慢することで、風邪にかかりやすくなる懸念も生じます。

これらのことから、かえって医療費にお金がかかってしまうことも考えられるため、エアコンの不使用はおすすめできる節約術とは言えません。

自由な生活を送るためには、身体の健康が第一で、その中で無理のない節約術をしていくことが重要です。

エアコンにしても他の家電にしても、「全く使わない」のではなく、「工夫してうまく使っていく」ことが、節約術の基本と言えます。

電気代の支払いを節約する前に!まずは電気料金プランの見直し

アパートの電気代の支払いを節約していく前に、まず見直してほしいことは「電気料金のプラン」です。

実は、電気料金には選べるプランがいくつかあり、生活スタイルに合わせやすい時間帯ごとの料金設定があります。

つまり、電気料金のプランごとに、時間帯別の電気料金単価が設定されているのです。

最もスタンダードな電気料金プランとしては、「従量電灯」が挙げられます。

「従量電灯」とは、電気の使用量に従って電気代の支払いをするプランで、どの時間に使っても電気単価は変わりません。

しかし、例えば東京電力の「おトクなナイト10」プランの場合、夜間(22~翌8時)の時間帯には割安な単価設定になっており、夜はお得に電気を使うことができます。

一方で、昼間(8~22時)の時間帯は割高な単価になっているので、昼間に家を留守にする場合は、非常にお得なプランと言えます。

自分の生活スタイルに合わせた時間帯割引のプランを選ぶことで、月々の支払いも安く抑えることができますね。

アパートの電気代を安く抑えたい!エアコンはつけっぱなしの方が安い?

では、アパートなどの賃貸で、電気代の支払いを安く抑えるための節約術をご紹介していきましょう。

まず、エアコンの節約術として一番に取り上げられるのが、「つけっぱなしの節約」です。

エアコンの節約術について、電源を「こまめにきる」のか「つけっぱなし」のほうがお得なのかは以前から議論されているポイントです。

では実際、エアコンはつけっぱなしのほうがお得なのでしょうか?

そもそも、エアコンの消費電力量が大きくなるタイミングは、「外気温と設定温度の差が大きいとき」と、「エアコンの起動時」です。

つまり、電源を細かくオンオフをすることは、それだけ消費電力量が一番大きい環境を作ってしまっていると言えるわけです。

エアコンの電気代を節約するのであれば、消費電力量が大きくなるタイミングをできる限り減らすことが大切です。

そのため、20~30分の間隔でオンオフを繰り返すのであれば、つけっぱなしのほうが電気代を節約できると考えて良いでしょう。

しかし、だからといって、とにかくつけっぱなしのほうがお得であるという考え方は禁物で、1時間以上外出する場合は電源をオフにするなど、必要のないときはエアコンをオフにしましょう。

エアコンの掃除をしてアパートの電気代を安く抑える

アパートの光熱費に関して、電気代の支払いを節約する方法としては、エアコンの定期的な掃除が挙げられます。

と言うのも、エアコンのこまめな掃除は、無駄な消費電力を抑えることに繋がるからです。

まず、エアコンの内部には室内の埃や毛が溜まりやすく、結露によるカビの繁殖も進みがちです。

エアコンのフィルターや内部の汚れを放置すると、風の出入り口が塞がれてしまい、通常よりも電力を消費してしまいます。

つまり、冷暖房効率が悪くなる上に、無駄な電気代がかさんでしまう事態になるのです。

例えば、エアコンの汚れによって30%の風量が損なわれた場合、15%もの電力が余計に消費されることが分かっています。

さらに、エアコン内部の汚れた空気が室内に吐き出されることで、カビや細菌が部屋に拡散されてしまう悪循環にも繋がります。

そのため、まずは内部の汚れを防ぐために、エアコンのフィルターを定期的に掃除することが大切です。

エアコンのフィルターは定期的な掃除を!正しい掃除方法

前項では、エアコンの汚れが余計な電気代の支払いに繋がることをご説明してきました。

しかし、エアコンのフィルターを清潔に保つことができれば、無駄な費用を大幅にカットすることができます。

そこで、ここではフィルターの正しい掃除方法についてご説明していきましょう。

【用意するもの】

・タオル2枚
・キッチン用の中性洗剤
・歯ブラシ
・新聞紙

【掃除の手順】

①フィルターの埃を掃除機で吸い取る

まずは、フィルターをエアコンから取り外さずに、掃除機で埃を吸い取ります。

最初からフィルターを取り外してしまうと、埃が宙に舞い、床も汚れてしまうので注意しましょう。

床を汚さないようにするために、新聞紙を敷いておくことをおすすめします。

②フィルターを取り外す

エアコンのパネルを開け、ゆっくりとフィルターを取り外してください。

無理矢理取り外そうとすると壊れる場合があります。

③取り外したフィルターに掃除機をかける

フィルターの埃を内側、外側の順で取り除いていきます。

内側から埃を吸い取ってしまうと、フィルターの目に埃が詰まってしまいます。

④汚れがひどい場合は水洗い

掃除機だけではきれいにならない場合は、シャワーで水洗いをしましょう。

さらに汚れが頑固な場合は、キッチン用の中性洗剤を用いて、歯ブラシで落としていきましょう。

⑤タオルで水分を拭き取る

最後に、乾いたタオルで優しく水分を拭き取ります。

水分が残るとカビの原因になるので、念入りに拭き上げましょう。

以上の手順でフィルターの掃除ができます。

ちなみに、このような掃除は2週間に1度ほど行うのがベストです。

アパートでの生活で、より節約していくためにも、まずはエアコンのこまめな掃除をして余計な電気代を減らしていきましょう。

無駄な電気代を減らそう

電気代をカットするには、まずは電気料金のプランを見直すことから始めてみてください。

日中に家を空けていることが多い場合は夜間に安くなるプランにするなど、そのライフスタイルに合わせた時間帯割引のプランを使うと良いでしょう。

また、電気代に大きく関わるのはエアコンです。

エアコンの使い方を工夫し、定期的な掃除を行うことで、無駄な電気代を減らしてください。