流木をDIYするならアク抜きは必須!インテリア用に使える?

海や川へ行った際に、流木が落ちていることがありますよね。

今はそれをインテリア用に使おうと持ち帰り、DIYする人が増えています。

この記事で流木の魅力と、DIYするために必須といえるアク抜き方法をご説明していきます。

さらに、賃貸のお部屋にも取り入れられる、流木インテリアもご紹介しましょう。

インテリア用に使う人が急増!?流木の魅力

海や川に行ったときに、砂浜などに流木が落ちていることがあります。

砂浜であれば、よく棒倒しなどの遊びで流木を使ったことがある方もいるのではないでしょうか。

そんな流木ですが、今はインテリア用として使うために持ち帰る人も増えています。

というのも、最近は流木でインテリアをDIYすることが人気だからです。

人気理由としては、流木インテリアを部屋に取り入れることで、カントリーな雰囲気のお部屋にすることができたりと、センスが感じられる空間を作れることが挙げられます。

さらに、アクアリウムに入れることもできるので、この点でも流木に視線が注がれています。

しかし、持ち帰ってすぐにDIYをしたり、アクアリウムに入れるのは危険です。

お料理の際によく口にする「アク抜き」という作業を、流木にも施さねばなりません。

なぜ、アク抜きをしなくていけないのかは、次項でお話しします。

流木をインテリア用にするなら!アク抜きが必要?

海などで拾った流木をインテリア用として使うのであれば、まずはアク抜きを行わなくてはなりません。

その理由としては、2点挙げられます。

1、汚れや虫を落とす

2、木の皮は劣化を早める

海よりも川で拾った流木ですと、多くの虫が流木に生息しているといわれています。

なかには寄生虫が潜んでいることもありますから、煮沸消毒をしてアク抜きをすることが大切です。

アク抜きをせず、流木に潜んでいた寄生虫を、お子さまが知らず知らずのうちに口に入れてしまっては危険です。

さらに、木の皮がついたままですと、流木の劣化を早めてしまいます。

ですから、煮沸消毒後、流木の皮をはがすようにしてください。

アク抜きをしておけば、お子さまがいるご家庭でも安全にインテリアとしても使えますから、必ず行っておくようにしましょう。

インテリア用に使う!流木をアク抜きしよう①

それではここで、インテリア用として流木を使うためのアク抜き方法をご説明していきます。

アク抜きを開始する前に、流木の表面についた汚れを落とすことからはじめてください。

歯ブラシやスポンジ等を用意し、流木は濡らしておきます。

そして、歯ブラシ等で優しく流木をこすりましょう。

もし、腐っている部分があったり皮がはがれてくることがあれば、このときに除去しておいてください。

この前処理を行っておくことで、より綺麗に流木を維持することができます。

前処理が終わったら、アク抜きをはじめます。

アク抜きとしては、何通りかの方法がありますのでご説明します。

●水

水でアク抜きする方法です。

流木が完全に浸かる容器を用意し、水を入れて流木を浸すだけです。

数日経つと、水が茶色に変化してきます。

茶色く濁ってきたら、水を抜いて新しい水を入れましょう。

手順はこれだけですが、大きい流木の場合1、2ヶ月かかることもあります。

しかし、ご紹介する方法の中では一番流木を傷めないので、インテリア用には最適といえます。

時間に余裕のある方は、ぜひ水を使う方法でアク抜きをしてみてください。

インテリア用に使う!流木をアク抜きしよう②

●熱湯

こちらはお湯によるアク抜き方法です。

基本的には、水と同様の手順でアク抜きします。

茶色く濁ってきたり、お湯が冷めてきたら、新しいお湯に入れ替えます。

流木の種類によって差はありますが、大体1週間程でアク抜きは完了です。

●煮沸

鍋で煮込みながらアク抜きを行います。

流木が入る鍋を用意しましょう。

ちなみにですが、流木は綺麗とはいえないものですから、煮沸処理した後はその鍋はくれぐれもお料理で使わないようにしてください。

やり方としては、お湯を張った鍋に流木を浸し、30分くらい煮込みます。

1回煮るだけではアク抜きできていませんから、5回ほど繰り返し行います。

手っ取り早く安全に消毒したいという方の場合は、煮沸がおすすめですね。

インテリア用として使う流木のアク抜き方法を3つご紹介しましたので、次は実際にどのように流木がインテリアとして使えるのかをお話ししていきます。

賃貸でも取り入れ可能!お洒落な流木インテリア

インテリア用して使う場合の流木のアク抜き方法につてご説明したところで、ここでは流木でどのようなインテリアにすることができるのかをお話ししていきましょう。

賃貸でも取り入れられそうなものを抜粋しましたので、参考にしてみてくださいね。

●フォトフレーム

木製のフォトフレームは、温もりが感じられて良いですよね。

1個ではなく複数個飾れば、カフェのような雰囲気を作ることにも活躍します。

短い流木を4本と木工用ボンドがあれば、くっつけるだけで作れますので初めての方にはおすすめです。

●ミニチェア

流木の長さがバラバラの場合はノコギリでそろえなければなりませんが、こちらも流木と木工用ボンドがあれば作れます。

あくまでもミニですから自分が座るのではなく、本や雑誌、小さめの観葉植物などをおくディスプレイ用として使いましょう。

これだけでも、カフェ空間に近づけますね。

●物干しざお(ハンガーラック)

長めの流木を発見できたら、物干しざおとして使うのも良いですね。

作る必要もなく、アク抜きさえすれば、今の物干しざおと取り替えるだけで済みます。

よりカントリーな雰囲気を出すのであれば、ハンガーなどを木製でそろえてみると良いでしょう。

さらに、ハンガーラックとして使うのであれば、あえてデニムを見せるようにかけておくと、西海岸風の空間を作れますよ。

●エアプランツと組み合わせる

少し変わった形状の流木であれば、アク抜き後そのままラックなどの上におきます。

そして、エアプランツを流木の上に飾っていきます。

やはり元は木ですから、植物の緑とも相性が抜群です。

エアプランツは土要らずで育てられますから、流木と組み合わせて、ナチュラル感のあるお部屋にしてみましょう。

流木インテリアを賃貸のお部屋に!その際の注意点!

ここまで、インテリア用として使う際の流木のアク抜き方法や、賃貸でも取り入れられる流木インテリアの一例をご紹介してきました。

ご紹介したものであれば特に問題はないでしょうが、もし、流木でイスなどの家具をDIYした場合は注意しなければいけないことがあります。

それは、床に直置きした場合、フローリングを傷つけてしまう恐れがあることです。

賃貸の場合、退去時に原状回復をしなければなりませんから、流木でフローリングだけでなく壁にも傷をつけてしまっては高額の修繕費を請求される恐れがあります。

そのため、取り扱いには十分に注意しなければなりません。

予防として床にマットを敷いたり、壁際には置かないようにしたりと、流木インテリアで室内を傷つけてしまわぬよう考えながら配置することが重要です。

賃貸でも流木インテリアを取り入れることは可能ですから、配置するときは十分注意したうえで、お洒落な空間を作ってみてください。

お洒落な流木インテリアを賃貸でも楽しもう!

海などで落ちている流木も、手を加えればお洒落なインテリアにすることが可能です。

その際はアク抜きを行うことが大切ですが、そんなに難しくありませんのでぜひチャレンジしてみてください。

また、賃貸にお住みの場合でも取り入れられる流木インテリアはたくさんあります。

その際は床や壁を傷つけないように気を付けながら配置し、お洒落なお部屋を作ってみましょう。