ロフトは冷房が届きにくく暑いので夏場は上がらない、という人も多いと思います。
しかし、ただの収納スペースにしてしまうのも、もったいない気がしますよね。
今回は、暑い日もロフトで快適に過ごせる対処法をご紹介します。
まずは、ロフトの便利な活用方法から見ていきましょう。
ロフトの魅力!寝るスペースとして活用
ロフトは、狭い部屋のためのスペースというだけではなく、隠れ家的な雰囲気で人気があります。
子供は特に高い所が好きなので、ロフトがある部屋に入ったら確実に上ると思います。
大人でも、ロフトのある部屋を見ると、少しわくわくするような気持ちになるかもしれません。
おしゃれにインテリアコーディネートして、楽しい部屋作りをすることもできます。
しかし、夏になると暑い空気がロフトに溜まり、天井からの熱もあって、耐えきれないほど暑くなる場合も多いことでしょう。
ロフトに寝ていた人も、しかたなく降りてきて下で寝るようになり、涼しくなってもそのまま下で寝続ける、なんてことになります。
「ロフトで寝る」という人は案外多く、布団を運び込んで寝る人が多いですが、簡易的なベッドなどを置いて、がっつり寝室スペースとして使っている場合もあります。
冬場は温かく感じることが多いですが、夏場に冷房や扇風機も無く寝ようとしても、おそらく無理でしょう。
きちんと対処法を考えて、安心して使いたいものですよね。
ロフトは趣味や子供のスペースとしても!暑さ対処法を考える
ロフトの使い方としては、寝るためのスペースというだけではなく、趣味のスペースとしても使えます。
来客が来た際にも目立つ場所ではないため、多少マニアックな趣味でも楽しめますし、散らかしておいても大丈夫です。
集中して遊べますし、自分の世界観を追求して居心地のいいスペースにしていくこともできますよね。
また、お子さんがいる場合に、散らかりがちなおもちゃやゲームを置いて、下をすっきりさせることもできます。
子供はロフトが大好きなので、子供部屋的なスペースにも使えますね。
上り下りが危険に感じる年齢の場合は注意が必要ですが、小学生中学年くらいからなら、安心して子供のものを置くことができます。
しかし、このように趣味に使う場合にも、暑さの対処法は必要です。
熱中症になってしまったら大変ですよね。
子供は暑いことを我慢して集中してしまうこともありますので、しっかり冷房をきかせないといけません。
収納スペースとしても使える!暑いことを考慮して
その他のロフトの活用術としては、収納スペースに使う、ということが多いと思います。
とりあえずロフトに上げておけば、いつもは使わないものも片付くので便利です。
上まで運ぶ手間はかかりますが、布団などのかさばるものを置いている場合もあるでしょう。
また、食料品のストックや衣替えした衣服、頂き物など、すぐに使わないものを置いているかと思います。
こうして、物置のように使えば、ロフトで生活するわけではないので暑さ対処法は考えなくてもいい、とお思いでしょうか。
たしかに、熱中症などの危険性はありません。
ですが、置くものによっては、あまりに暑いと発火してしまうものもあります。
発火とまではいかなくても、熱によって溶けたり変形したりするものを置かないようにしましょう。
食品類も傷みが早くなりますので置くときは注意が必要です。
「常温保存」などと書かれた商品でも、「高温多湿の場所は避ける」と注意書きしてあることがほとんどです。
暑くなる前には、ロフトに何が置いてあるのか必ずチェックしましょう。
ロフトが暑いのはなぜ?対処法は?
夏場にロフトがたまらなく暑い状態になる原因は、空気の重さが関係しています。
空気は、高温なら高いところに上がり、低温になるほど下に行きます。
エアコンをつけていて、足元が冷えてしまった、という経験がある人もいるのではないでしょうか。
ですから、冷房をつけていたとしても、ロフトは暑くなってしまっている可能性もあります。
猛暑日にお子さんがロフトで遊んでいて、親は下にいる場合、エアコンをつけていたとしてもお子さんの様子をこまめにチェックしたほうがいいでしょう。
また、エアコンの冷たい空気を、できる限りロフトに送り込むために工夫するのも大切です。
エアコンの風向きを上向きにするだけではなく、扇風機を使って上に空気を流すことで、少しは違って感じると思います。
簡単ですが効果的な対処法なので、ぜひお試しください。
ロフトの一番奥に扇風機を置いて回し、空気を循環させて暑い空気が溜まるのを防いでみてください。
できれば、扇風機は送りこむ用と追い出す用の、2台あったほうが確実でしょう。
そして、一般的な扇風機ではなく、いわゆるサーキュレーターにして幅をとらずに置けるようにすると便利です。
ロフトが暑いときの対処法!
ロフトが暑いときの対処法として、サーキュレーターの使用をおすすめしました。
タイマーがついていたり、音が静かだったり、首振り機能があったりするものが使い勝手が良くておすすめです。
静音タイプなら、寝る際につけっぱなしでも安眠できそうですよね。
リモコン操作式のものにすれば、ロフトの階下から見えるような位置に置いて、下からつけたり消したりできるので楽ですよ。
また、ロフトの暑さ対策としては下記のようなこともおすすめです。
・首に巻くタイプの冷感タオルや、その他冷感グッズを使う
・クーラーボックスを置いて水分をこまめにとる
ちなみに、ロフトに冷蔵庫を置くのはおすすめできません。
小さめの冷蔵庫なら置けることには置けますが、運び込むのも大変です。
排熱がこもってしまうため、逆に温度が上がります。
苦労して設置して電気代も余計にかかって逆効果では、もったいないですよね。
暑いから役に立つことも!ロフトのタイプを選ぶ
ロフトを過ごしやすくするための対処法を考えてきました。
ロフトが暑いことにはデメリットだけではなく、当然メリットもあります。
ロフトに天窓があったり、通気性のいい部屋なら、洗濯物を干しておけます。
ロフトの手すりにそのままバスタオルやタオルケットを干しておけますし、見られたくない下着や、陰干しタイプの洋服などを干しておくのにも便利なスペースです。
夕方から雨だったり、台風が来るかもしれない天気予報の日にロフトに干しておいて、洗濯物を溜めないようにすることができます。
もちろん、雨の日にも活用できます。
また、ロフトのかたちにも様々な種類があります。
下から見られないような閉ざされた空間もあれば、広々としていて下にいる人とコンタクトがとりやすいタイプもあります。
アパートではなくてマイホームの場合でも、ロフトつきの家にする人は少なくありません。
いろいろとデメリットがあっても、やはり魅力的なのです。
いずれにしても、自分で使いやすいようにロフトつきの部屋を選ぶことも重要です。
ロフトで熱中症にならないように注意!
暑さの厳しい季節にロフトを使うときの暑さ対策についてご説明しました。
毎年のように熱中症で運ばれる患者が増えています。
ロフトで寝たり、趣味を楽しむ場合は、こまめに水分をとり、冷たい空気が届くように工夫しましょう。
「エアコンの温度設定を下げる」というよりは、「風を送り込む」ということのほうが熱中症の対策としては有効です。
しかし、デメリットだけでもありません。
上手にロフトを活用して暮らしに役立ててみてください。