皆さんは、「コミュファ光」というサービスをご存知ですか?
関東では利用できないサービスですが、中部地方では多くの方に利用されています。
今回は、中部地方でコミュファ光をお使いの方に向けて、コミュファ光でWi-Fiを使う方法をご紹介します。
また、その際にルーターや中継器などが必要になるのかといった疑問にもお答えしているので、興味のある人はぜひ読んでみて下さい。
コミュファ光ってどんなサービス?
まずはじめに、「コミュファ光」というものがどんなサービスなのか、それを簡単にご説明しましょう。
コミュファ光とは、光回線を使ってインターネットにアクセスできるサービスです。
そして、中部電力(KDDI)の中部テレコミュニケーション株式会社というところがこれを提供しています。
そのため、中部地方において多く利用されています。
近年、少しずつ利用可能な地域が増えてきていますが、それでも2018年現在では、関東地方での利用はできません。
そして、このコミュファ光を利用するには、自宅に電気を送っている電線から光回線を引き込む必要があります。
いわゆる、「回線開通の工事」です。
では、この工事さえすれば、すぐにコミュファ光のサービスやWi-Fiが利用できるようになるのでしょうか?
いえ、そういうわけではありません。
コミュファ光を使ってインターネットを利用するには、「ホームゲートウェイ」と呼ばれる装置が必要です。
そして、これはコミュファ光のオプションサービスに加入することで貸与されます。
これを家の中に設置してはじめて、インターネットに接続したりWi-Fiを利用することが可能になります。
しかし、この「ホームゲートウェイ」の性質は、「ルーター」や「中継器」とは違うものです。
一体どう違うのかについては、次の章でご説明します。
「ホームゲートウェイ」とは?ルーターや中継器との違い
先ほどのお話の中で「ホームゲートウェイ」という言葉が出てきました。
しかし、これだけでは、これが一体何の装置なのかよく分かりませんよね。
そこで、ここでは、これが何なのかについてもう少し詳しくご説明します。
コミュファ光と契約した場合に使うホームゲートウェイには、以下の3つの機能があります。
・光回線の終端装置としての機能
光信号をデジタル信号へ換える機能です。
そのため、これを自宅に設置するとインターネットに繋がります。
・光電話のモデムとしての機能
コミュファ光では光回線を使っているので、電話のサービスが利用できます。
その際に、このホームゲートウェイがモデムの機能を果たします。
・Wi-Fiの機能
すっかりお馴染みとなったWi-Fiが家でも使えれば、Wi-Fiの対応する機器でも快適に通信を楽しむことができます。
ホームゲートウェイは、この3つの機能がはじめから備わったモデムです。
しかし、ルーターや中継器には、こうした機能はありません。
なぜなら、
・ルーターは、会社や家庭などでインターネットを使う場合に、その通信の経路を決定するもの
・中継器は、電気信号を送る際、その途中に設置して信号を増幅させるもの
だからです。
コミュファ光でWi-Fiを使う方法!ルーターや中継器は必要?
では、いよいよ、コミュファ光でWi-Fiを使う方法をご紹介します。
コミュファ光では、ホームゲートウェイを設置するので、あらかじめWi-Fi機能が搭載されています。
そのため、別途、無線LANのルーター(Wi-Fiルーター)を設置する必要はありません。
家に設置する装置が1つで済むので、これはとても便利ですよね。
そして、コミュファ光に契約していれば、このWi-Fi機能をもちろん無料で使うことができます。
インターネットの月額利用料以外はお金がかからないので、実質、Wi-Fiが無料で使えるということです。
これも、コミュファ光の利用者にとっては大きなメリットですね。
また、中継器ですが、これは家の中でWi-Fiが繋がりにくいときに使うのがおすすめです。
Wi-Fiは、家の中で繋がりにくい場合があります。
それは、Wi-Fiが壁などの障害物に弱い性質を持つ電波だからです。
家の中は壁などの障害物が多いため、Wi-Fiが繋がりやすい場所と繋がりにくい場所が出てしまいます。
例えば、1階にホームゲートウェイを設置した場合は2階で繋がりにくくなります。
その差を解消するには、やはり「離れたところにも信号を増幅させてくれる」中継器が活躍します。
なぜ中継器を使うとWi-Fiが繋がるの?
先ほどは、コミュファ光でWi-Fiを使う場合は、ホームゲートウェイが利用できるので、Wi-FiルーターがなくてもWi-Fiを使えるとお伝えしました。
また、1階にあるコミュファ光のホームゲートウェイを利用してWi-Fiを使う場合、
・2階では壁などに阻まれてWi-Fiが繋がりにくい
・多くは中継器を使うことで解消される
こともお伝えしました。
ですが、なぜ中継器を使うとそれまで繋がりにくかったWi-Fiが繋がるようになるのでしょうか。
ここでは、その理由をお伝えしましょう。
繰り返しますが、中継器は、離れたところにも信号を増幅させてくれる機器です。
Wi-Fiの信号を発信するホームゲートウェイ(親機)の近くであれば、Wi-Fiを快適に使えますが、そこから離れれば信号が弱くなります。
しかし、中継器を置くと、Wi-Fiを使える範囲内であれば、中継器がコミュファ光のホームゲートウェイから発信されたWi-Fiを受け取って、部屋の隅々までその信号を送ってくれます。
そのため、ホームゲートウェイからの信号から遠いところでも、Wi-Fiが繋がるようになるのです。
そして、Wi-Fiの中継器には、
・置き型タイプ
・コンセントに差し込むタイプ
の2つの種類があります。
それぞれの特徴や選び方については、次の章で見ていきましょう。
中継器はホームゲートウェイ(ルーター)に合ったものを選ぼう!
中継器の特徴は、それぞれ以下のようになっています。
・置き型タイプ
これは、平らなところに置いて使うタイプの中継器です。
コードがあるので見た目はスッキリしませんが、棚にも置けるのでWi-Fiの信号を遠くまで飛ばせます。
・コンセントに差し込むタイプ
コンセントに直接差し込めるので、見た目がスッキリします。
しかし、この場合、置きたい場所にコンセントがないと設置に向かず、どうしてもこのタイプの中継器を使う場合は、延長コードが必要になります。
そして、肝心のWi-Fi中継器の選び方ですが、親機(ルーター)の性能に合ったものでないと設置してもうまく機能しないことがあります。
コミュファ光の場合、ルーターはなくホームゲートウェイを利用するので、それに合った中継器を選ぶ必要があります。
必ず、事前に、ホームゲートウェイに対応するものであることを確認しましょう。
また、はじめて中継器を使うときはセットアップする必要がありますが、現在は、ボタンを押せば対応するものが多く出ているので、そういったものを利用すると良いでしょう。
次の章では、コミュファ光のホームゲートウェイを設置している人がWi-Fiを使う際に、その繋がりにくさを解消するのにおすすめの中継器をご紹介します。
コミュファ光のWi-Fi利用におすすめの中継器
では、最後に、コミュファ光の利用者が設置してあるホームゲートウェイ(Wi-Fiルーターの機能付き)からWi-Fiを利用する際のおすすめの中継器をご紹介します。
これまでお伝えしたように、家中どこでも快適にWi-Fiを使えるようにするためには、Wi-Fiの信号を遠くまで増幅できる中継器が欠かせません。
コミュファ光のホームゲートウェイを使ってWi-Fiを使う方におすすめの中継器は、「NEC W1200EX」です。
コミュファ光のホームゲートウェイ自体がNEC製であることが多いので、中継器のメーカーもNECにしたほうが繋がりやすく、故障しにくいと言われているからです。
そして、これはコンセントに差して使うタイプの中継器ですが、
・価格も5,000円程度(インターネットの通販サイトにもよる)
・最高速度が867Mbps(5.0GHz帯の場合)
・簡単に設定できる機能(WPS)あり
などのメリットがあります。
比較的安価で性能もよいので、購入して設置してみる価値はあるでしょう。
ルーターいらずでインターネットができるコミュファ光に加入している方で、まだWi-Fiを利用していない方は、これを機にWi-Fiの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
家の中で自由にインターネットが繋がれば、さらに便利な生活が送れるはずです。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
コミュファ光でお得にWi-Fiを使おう!
今回は、コミュファ光で上手にWi-Fiを使う方法をご紹介しました。
コミュファ光を契約すれば、Wi-Fi機能搭載のホームゲートウェイが設置されるので、家の中にさらにモノが増えることがありません。
また、コミュファ光のホームゲートウェイであれば、無料でWi-Fiが使えるのも嬉しいですね。
もし、Wi-Fiが繋がりにくい場合には、中継器を使うことをおすすめします。
コミュファ光で、賢くWi-Fiを利用しましょう。