快適な生活に突如現れるゴキブリ。
虫が苦手なかたはもちろん、虫が苦手でない方もゴキブリは家に来てほしくないですよね。
ゴキブリが発生する主な原因は、どういったことなのでしょうか。
また、ゴキブリ対策として名高いブラックキャップの効果や、持続する期間についてお話しします。
ゴキブリの産卵期間は5月から10月
ブラックキャップの効果の前に、いきなり現れるゴキブリは、どのように発生して家の中に侵入してくるのかをご説明いたします。
ゴキブリが発生する主な原因は、外からの侵入です。
室内に侵入したゴキブリが卵を産めば、卵からかえり、必然的にゴキブリが増えてしまうのです。
ゴキブリは3億年前から存在していて、現代も生きていることから考えると、凄まじい生命力を持っていることが分かりますよね。
そして、住宅でよく見かけるチャバネゴキブリとクロゴキブリのほか、ゴキブリの種類は10000種以上にも及びます。
そんなゴキブリの産卵期間は5月から10月で、40日ほどで孵化(ふか)します。
とくに真夏の気温が高い季節には数日おきに産卵するため、世のゴキブリ嫌いな方達からは悲鳴が上がってきそうですよね。
一度に産む卵の数も多く、チャバネゴキブリであれば18~50個、クロゴキブリは20~30個産卵します。
3~6ヶ月の期間効果があるホウ酸団子
ゴキブリが侵入する原因を探っておかなければ、再度ゴキブリが室内で発生してしまうかもしれません。
今後ゴキブリが侵入してこないために、ゴキブリの行動を知って侵入経路を遮断しましょう。
生きるためには、ゴキブリも水と食料が必要です。
このように、生きるための餌をさがして徘徊しますが、やたらに行動するわけではなく、においを辿り行動します。
あまり知られていないことですが、ゴキブリは嗅覚に優れていて、その数値は人間の数万倍ともいわれているほどです。
私たちが嗅ぎ分けられないにおいも、ゴキブリは辿れてしまうため、ドアの隙間や網戸の隙間から漏れるにおいにつられて侵入してしまいます。
ゴキブリが侵入してこないためには、隙間を作らず、戸締りをしっかりとすることです。
また、ゴキブリは油が好物です。
換気扇についた油を放置せず、汚れを防止するフィルターなどを張りましょう。
玄関など、頻繁に開け閉めする場所は、ホウ酸団子を作って外に置くと効果的ですよ。
使用期間は3~6ヶ月効き目があります。
ただし、ペットや子供のいるご家庭では、誤飲の恐れがあるため大変危険です。
置き場所に気を付けるなどして、十分に注意する必要があります。
ゴキブリ退治にホウ酸団子も効果的ですが、飲食店でも使われるブラックキャップに迫ってみましょう。
効果絶大!ブラックキャップでゴキブリを撃退
ブラックキャップは、ゴキブリ駆除として有名なアース製薬が販売している商品です。
ゴキブリが発生したことのあるご家庭であれば、一度は店頭で見かけたことはあるのではないでしょうか。
その効果は絶大で、ゴキブリにとって毒となる餌を食べさせてやっつける、といった誘引殺虫剤です。
害虫駆除のプロも扱う有効成分を含んでいるため、ブラックキャップを置けば即効性があるとのレビューも見られます。
また、ゴキブリの生体だけでなく、ゴキブリの卵にも効き目があり、駆除剤を食べたゴキブリの糞や死骸を食べたゴキブリにも効果があるのです。
この効果があれば、巣穴ごと撃退できますね。
巣穴ごと撃退することで、根本的な駆除ができると考えてよいでしょう。
ゴキブリの発生に悩んでいたご家庭も、毎年ブラックキャップを置いてから、ゴキブリを全く見かけなくなったという声もあります。
では、ブラックキャップはどのくらいの期間、効果があるのでしょうか。
ブラックキャップの持続期間は?
アース製薬のホームページや、ブラックキャップのパッケージの裏を見てみると、その効果が持続する期間は約6ヶ月としています。
6ヶ月も持続性があれば頻繁に取り換えることなく、手軽に試せますね。
また、設置する時季ですが、ゴキブリが発生しやすい時季にあたる、3月から4月に設置するのがおすすめです。
3月に設置すれば効果は6ヶ月間なので、9月まで持続してくれます。
ゴキブリの最盛期は7月から8月なので、カバーできますね。
ブラックキャップ1箱には12個入っていますが、裏のパッケージにも書かれている通り、12個すべて使いましょう。
また、ゴキブリが発生しそうな室内だけでなく、玄関や換気扇、排気口や窓などの外にも設置するとより効果的ですよ。
室内に12個、室外で12個、合計2箱のブラックキャップがあれば、ゴキブリが発生する確率は下げられることでしょう。
なお、野外用のブラックキャップは水に強く、固定するテープが入っているので、外に設置する際には、ぜひ野外用タイプを購入してみてください。
ブラックキャップを使うときの注意点
ゴキブリ駆除として効果が期待できる、ブラックキャップの使用方法を見てみましょう。
まず、箱に入っているブラックキャップを、一個ずつ切り離します。
このとき、容器が割れてしまわないように、丸い面を上にして切り取りましょう。
そして、中に入っているものを取り出さずに、用法及び用量を守って使います。
なお、皮膚や子供のおもちゃ、飲食物や飼料などに触れない場所に設置します。
ペットと暮らしている方も、ペットの遊び道具にならないように、十分注意しましょうね。
万が一薬剤に触れてしまったときは、慌てずに石鹸と水でよく洗います。
子供が触ったり舐めたりした程度であれば問題はありませんし、誤食防止として口に入れたときに苦みを感じる成分が含まれています。
しかし、万が一食べてしまったときは次のように対処しましょう。
●1~2個食べてしまったとき
牛乳や水を飲ませて様子を見ます。
●3個以上食べてしまったとき
牛乳や水を飲ませてから、医療機関を受診しましょう。
このとき、フィプロニルを含有する製剤であることを医師に伝えてください。
使用期間が過ぎたら、プラスチックゴミとして廃棄しましょう。
コンバットとゴキファイタープロの効果
ブラックキャップのほかにも、ゴキブリ駆除に効果的なものはあります。
金鳥から販売されているコンバットと、フマキラーで人気のゴキファイタープロです。
コンバットもブラックキャップ同様に、コンバットの餌を食べたゴキブリのフンや死骸を食べたゴキブリにも効果があるため巣穴ごと撃退できます。
使用期間は約6ヶ月間です。
お外用タイプも、効き目は約6ヶ月になります。
もっと長く効果を持続させたい場合は、コンバットスマートタイプがおすすめです。
なんと、効き目が約1年間もあります。
また、その名の通りスマートな容器なので、狭い隙間でも置くことができます。
実はゴキブリは狭いところを好む習性があるため、ゴキブリとの接触が上がり、効率的にやっつけることができますよ。
フマキラーのゴキファイタープロも1年間効き目が持続します。
そして、丸、三角、四角、隙間に入るサイズと、一箱のなかに四つのタイプの容器があります。
これであれば、部屋の形状に合わせて置くことができますね。
おおもとから撃退
スリッパなどで叩いてゴキブリを撃退するのも手ですが、一匹ずつ退治することは困難です。
ゴキブリの巣穴ごとやっつけなければ卵は孵化し、またゴキブリが出てくるかもしれないという恐怖にかられて生活しなければなりません。
そんなときは、ブラックキャップやコンバット、ゴキファイタープロといった誘引殺虫剤を使って撃退しましょう。