二重窓に交換する方法は?YKKAPの「プラマードU」がおすすめ

部屋で過ごしていて、少し冷暖房の効きが悪いと感じたことはありませんか。

また、屋外の音をうるさく感じたことはないでしょうか。

それらの原因は部屋の「窓」にある可能性が高いです。

室内と屋外をつなぐ窓は、断熱・防音・防犯などの性能を上げることが重要とされています。

それらに有効なのが「二重窓」です。

ここでは現在の窓を二重窓へ交換する方法や、二重窓の効果についてお話ししていきます。

二重窓に交換しよう!省エネ対策

窓はどの住宅にも採光目的で取り付けられています。

一般的な昔からよく見かける窓は、アルミサッシに窓ガラスが1枚だけ付いたものが多いです。

また、窓ガラスは室内と屋外をつなぐため、熱を非常に通しやすいという特徴があります。

熱は温度が高い方から低い方へ移動する性質があります。

そのため、冬は温めた室内の熱が窓から外へ逃げていき、夏は暑い日差しと熱が窓を伝って部屋に入り込むのです。

この状態を放置すると、冷暖房の効果は下がり、電気代も上がってしまうでしょう。

そこで省エネ対策として、現在の窓を思い切って二重窓に交換するという方法をおすすめします。

二重窓に交換すると断熱性を高くすることができ、さらに気温差で発生する結露を防止する効果が期待できます。

また、窓は住宅の中で最も熱の移動が大きい部分です。

この部分を二重窓に交換して対策することによって、断熱による大幅な電気代の節約が見込めます。

直射日光も防ぐことができるので、部屋の温度の上昇を抑えることにも繋がるでしょう。

二重窓に交換しよう!防音・防犯対策

前項では省エネ対策として、現在の窓を二重窓に交換する方法が有効だとご紹介しました。

それに加えて、実は二重窓に交換すると、省エネ対策以外の効果も期待できるのです。

以下でご説明していきましょう。

●防音対策

期待できる1つ目の効果は防音効果になります。

外からの騒音は屋根や外壁から侵入しますが、窓から入り込むことが圧倒的に多いと言われています。

部屋でくつろいでいる時に騒音がしたら、とてもリラックスできませんよね。

二重窓に交換することで、騒音を軽減することができるでしょう。

また、逆に家の中の音漏れを防ぐ効果も期待できます。

●防犯対策

2つ目の効果は防犯対策になります。

空き巣などの泥棒は、窓からの侵入がおよそ6割とされています。

その侵入方法は「ガラスを割る」や「鍵の締め忘れによるもの」が主なところです。

二重窓に交換すれば、ガラスを割る手間が増えるため、防犯効果が上がると考えられます。

また、突破されにくい防犯ガラスに交換するという方法も効果的でしょう。

業者に依頼!二重窓へ交換する方法とは

現在の窓を二重窓に交換する場合は、どのような方法になるのでしょうか。

ここでは業者に依頼したと想定してお話ししていきます。

まず、二重窓の設置についてですが、内窓を取り付ける形となります。

現在の窓はそのままの状態で、内側にもう1つ新しい窓を新しく取り付けるのです。

この方法ですと、比較的簡潔な工事になり、費用も抑えることができるため、人気の高い二重窓リフォームになります。

ちなみに、工事にかかる時間はおよそ60分程度と短いです。

そして、費用相場は150,000~300,000円となります。

また、使用する窓ガラスにも種類があり、比較的安価な「単板ガラス」でも十分な断熱効果が期待できます。

しかし機能性に長けた「複層ガラス」であれば、よりいっそう断熱効果が高まるでしょう。

ただ、二重窓は単純に窓が2つに増えるため、開閉の手間も増えてしまいます。

掃除も通常の2倍かかると考えられるため、よく検討して取り付けてください。

YKKAPの二重窓「プラマードU」がおすすめ

ここからはYKKAPの二重窓「プラマードU」についてお話ししていきます。

こちらのプラマードUは、自分でDIYできる二重窓になります。

現在ある窓はそのままで、その内側の窓枠を使用して直接取り付ける形の樹脂製の内窓です。

賃貸マンションなどでは個人がリフォーム可能な「専有部分」と、管理会社が権利を持つ「共用部分」に分かれています。

プラマードUは内窓のため、専有部分に取り付けることになり、賃貸でも取り付けが可能なのです。

また、断熱・防音対策は申し分ないほどの性能で、高い省エネ性を期待できるでしょう。

以下でくわしく性能をご紹介します。

●防音

外で車が走る騒音を80dBとすると、およそ半分の40dBに抑えることができます。

これは本を集中して読めるくらいの静かさだと言われています。

●断熱

プラマードUは樹脂製のため、アルミサッシと比べると1000倍も熱を伝えにくいと言われます。

また、2枚の窓の間に空気層が生まれるため、断熱効果が高まります。

●灯油の消費量

ヒーターやストーブに使用する灯油の消費量を抑えることができます。

一般の窓と比べるとおよそ2.8倍の断熱性があるため、灯油の消費量はおよそ1/3に節約できるのです。

灯油は重くて燃料タンクへ入れるのも一苦労なため、これは嬉しい効果ですね。

それでは、プラマードUへの交換方法をご説明していきましょう。

二重窓「プラマードU」交換方法①

二重窓プラマードUをDIYで交換する方法をご説明していきます。

プラマードUはインターネットなどで窓に合うサイズものを購入しておきましょう。

【事前準備】

プラマードUのガラスはサッシに組み込まれた状態で梱包されています。

梱包内を確認して、欠品がないか確認しましょう。

また、プラマードUの取り付けには電動ドライバーが必要となります。

通常のドライバーで締めても良いですが、ビスの数が多いのでできたら電動タイプを用意しましょう。

【枠の取り付け方法】

①向きの確認

上下左右に確認のシールが付いてるので、間違えないように注意しましょう。

②縦枠の取り付け(左側)

プラマードUは左側の縦枠から取り付けていきます。

縦枠はすでにビス穴が開いているので、壁に力を入れながら電動ドライバーでビスを打ち込んでいきます。

③縦枠の取り付け(右側)

先ほどと同じように、今度は窓の右側に縦枠を取り付けていきましょう。

斜めにならないように注意しながらビス打ちをしていきましょう。

④下枠の取り付け

建枠の時と同様に、下枠もビス打ちして固定させてください。

⑤上枠の取り付け

左右の縦枠の上の部分に差し込みながら取り付けましょう。

少しきつい場合は真ん中をたわませて差し込むとスムーズにいくでしょう。

以上で枠の取り付けは完了となります。

続いて、プラマードU本体を取り付けていきましょう。

二重窓「プラマードU」交換方法②

続いても、二重窓プラマードUをDIYで交換する方法をご説明していきます。

【プラマードUの取り付け方法】

①奥側のサッシの取り付け

クレセント受けがついている、奥側のサッシから取り付けていきます。

サッシを両手で持ち、サッシ上部を奥側の上のレールにはめ込みましょう。

そのままの状態でサッシの下部を奥側の下のレールに乗せるようにはめ込んでください。

取り付けたら左右に動かしてみて、問題なく動けば奥側の取り付けは完了です。

①手前のサッシの取り付け

続いて、手前のサッシを取り付けていきましょう。

クレセント鍵がついているサッシになりますが、こちらは上下左右の目印のシールが貼ってあるので、分かりやすくなっています。

先ほどと同じように、サッシ上部をはめ込み、そのまま下部も取り付けましょう。

その後左右に動かしてみて、問題なく動けば手前の取り付けも完了です。

最後に確認として、クレセント鍵が正常に閉まるか確認しておきましょう。

二重窓にして断熱効果を上げよう

現在の窓を二重窓に交換すると、断熱・防音・防犯の対策になります。

断熱効果が上がれば、省エネ効果があり、電気代の節約へと繋がるでしょう。

費用はかかりますが、長い目で見ると二重窓に交換した方がお得ですよね。

部屋の暖房やエアコンが効きづらいと感じていらっしゃる方は、検討してみてはいかがでしょうか。