小さいお子さまがいるご家庭ですと、ふと見たら「窓に両面テープがついている!」といった経験をした方もいるのではないでしょうか。
製品によっては、強力な両面テープもありますから、窓ガラスを傷つけることなく綺麗に剥がしたいですよね。
この記事では、ガラスを傷つけることのない両面テープの剥がし方をご紹介していきます。
特に賃貸にお住みの方は参考にしてみてください。
窓についた両面テープ!まずはあの家電で試してみよう
意図せず、両面テープが窓ガラスについてしまった経験をされた方もいるのではないでしょうか。
両面テープは製品によっては強力なものもあるので、剥がすときはとても大変です。
うまく剥がせないと、テープ跡が残ってしまうこともあり、二重の手間がかかってしまいます。
さらに、窓ガラスを傷つけてしまう恐れもありますから、特に賃貸にお住みの方は注意が必要です。
ですから、この記事でご紹介する両面テープの剥がし方を参考にして試してみてください。
まず、両面テープを剥がす下処理として、あるものを使用することをおすすめします。
それは、ご家庭に1つはあるであろう「ドライヤー」です。
ドライヤーの熱風を両面テープに当てることで、剥がしやすくなるのです。
シール系の接着剤は熱に弱い性質を持っているため、ドライヤーから噴き出す熱風を当てると接着効果が弱まり剥がしやすくなります。
ただし、ドライヤーを窓に当てすぎるとガラスが割れるなどの危険がありますので、窓から少し離し、やや熱が伝わるくらいで当てるようにしてください。
これで剥がれれば、窓ガラスも傷つけることなく剥がせますのでおすすめですよ。
家にあるものでできる!両面テープの剥がし方①お酢
それではここから、窓についた両面テープの剥がし方についてお話ししていきましょう。
剥がし方としては、「お酢」を使った方法と「ハンドクリーム」を使用する方法をご紹介します。
まずは、「お酢」を使用した方法からです。
お酢も多くのご家庭にあるかと思いますので、それを使って両面テープを剥がします。
はじめに、キッチンペーパーにお酢を含ませます。
これを窓についた両面テープの上にのせて、その上をラップで固定するのです。
固定の際は、マスキングテープを使うと、剥がしやすくて跡が残りにくくなるのでおすすめです。
固定して10分くらい放置した後で、ラップとキッチンペーパーを取り除きます。
そして、濡れぞうきんでこするようにふいていくと、両面テープも剥がれていきます。
強力な両面テープであっても、簡単に剥がせることに期待できますので、ぜひ試してみてください。
家にあるものでできる!両面テープの剥がし方②ハンドクリーム
つぎにご紹介する剥がし方は、「ハンドクリーム」を使用した方法です。
はじめに、手で窓についた両面テープを剥がせるだけ剥がしておきます。
そして、残った両面テープの部分に、ハンドクリームをたっぷりつけます。
この状態で、10分程度放置してください。
10分くらい経った後で、両面テープを剥がしてみると、ポロポロッと剥がれ落ちるのです。
ハンドクリームには、ドライヤーの熱同様に、シール系の粘着力を弱めてくれます。
そのため、10分程度放置した後には、粘着力が薄まってきているので、剥がれやすくなるのです。
特に「このハンドクリームでないとダメ」ということはありませんので、市販のお手頃なハンドクリームでも問題ありません。
お酢のにおいが気になる方は、こちらの方法をぜひ試してみても良いかもしれません。
まだある!窓の両面テープを剥がすのに効果的なアイテム
ここまで、窓についた両面テープの剥がし方として、「お酢」と「ハンドクリーム」の方法をご紹介してきました。
しかし、これ以外にも両面テープを剥がしやすくするアイテムがあるのでご紹介します。
以下のものが、効果的といえるアイテムです。
・レンジクリーナー
・ガラスクリーナー
・消毒用アルコール
・除光液
・灯油
・シール剥がし剤
・中性洗剤
どれもお酢やハンドクリームと同様に、両面テープにつけて5分ほど放置する方法です。
効果をより発揮するために、漬け込んでからティッシュなどで覆い、乾きにくい状態にするのもおすすめです。
また、除光液のようなにおいのあるものですと、窓ににおいが残ることもあります。
そのため、漬け込んだ後にふき取る際は、においのチェックも一緒に行っておきましょう。
そして、灯油は引火の危険性のあるものですから、こまめに換気するなどして引火しないよう対策することも重要です。
窓ガラスを傷つけないために!これらのアイテムも使おう
窓の中でも窓ガラスに両面テープがついた場合は、注意して剥がさなければなりません。
特に賃貸にお住みの方ですと、退去時に修繕費を請求される恐れもありますから、より慎重に行わなくてはなりません。
このときに、ガラスを傷つけにくくする剥がし方として、以下のアイテムを一緒に使うこともおすすめします。
・プラスチック製のカード
・スクレーパー
・定規
・マイナスドライバー
指でこすって両面テープを取り除くこともできますが、中には取れにくいものもあるでしょう。
そのような場合に、上記のアイテムを一緒に使うのです。
スクレーパーは100円ショップにも販売されていますが、両面テープを剥がす場合は少々役不足といった声もあります。
そのため、ホームセンターなどで売られているスクレーパーのほうがおすすめです。
しかし、スクレーパーだけでなくどのアイテムも、力加減に注意しないとガラスを傷つけてしまいますから、優しく丁寧に剥がしていきましょう。
時間はかかるかもしれませんが、ガラスを傷つけずに綺麗な窓に仕上がりますので、根気強く行ってみてください。
両面テープの上にカードなどが付いている場合の剥がし方!
窓についた両面テープの剥がし方についてお話をしてきましたが、ここまで両面テープ単体でのご説明でした。
しかし、両面テ-プはその名のとおり、両面に貼り付けることのできるテープですから、両面テープの上に何かが貼られている場合もありますよね。
その場合の剥がし方を最後にご紹介します。
両面テープの上に貼るとなれば、剥がれないように、ギュッギュッと少し力を入れて貼ることが多いかと思います。
たしかに剥がれにくくはなりますが、同時に剥がしにくくもなるのです。
強力についていることから、スクレーパーなどを使ってもなかなか剥がせないことも多々あります。
力づくでやりたくなりますが、窓を傷つけてしまう恐れもあるため、どうしたら良いか悩んでしまうこともあるでしょう。
こういった場合は、釣り糸などのテグスを用意するのです。
テグス自体細いので、両面テープの上に貼られたカードなどとの間もすんなり通すことができます。
両面テープの位置を確認できたら、テグスを左右に動かし、カードなどを両面テープから剥がしましょう。
あとは、先ほどまでにご紹介した剥がし方を行えば、窓ガラスを傷つけることなく剥がせますよ。
賃貸の方もぜひ試してみてください。
ご家庭にあるものを使って両面テープを剥がそう!
窓についてしまった両面テープを剥がすのはなかなか大変です。
しかし、ドライヤーやお酢などのご家庭によくあるアイテムを使うことで、簡単にテープを剥がす効果が期待できます。
賃貸にお住みの方でも試せる方法ですので、窓についた両面テープに悩んでいる場合は、ここでご紹介した剥がし方を実践してみてくださいね!
その際は、窓ガラスを傷つけないように、くれぐれも注意してください。