1Kのアパートの場合、キッチンが狭く収納が大変なこともあります。
アパートに住んだことのある人は、キッチンの収納に困った経験をしたことがあるのではないでしょうか。
今回は、そんなお困りごとを解決できるアイディアと、便利グッズをご紹介します。
アパートにキッチンの収納を増やす前の確認事項
まず、アパートにキッチンの収納を増やす前に確認しておくことがあります。
収納を増やすときに、使用する道具や商材が出てくると思いますが、住んでいるアパートのキッチンに合うものがどうかを、確認しておきましょう。
アパート自体の契約として、壁に穴を開けてはいけないという条件があると思います。
こちらに関しては、どの程度の穴までなら良いのかということを、確認しておいてください。
画鋲程度の穴は、生活傷として見られることがほとんどですが、金具などを使って取り付けることは、ほとんどの場合できないと思います。
また、使用したいと思っている商材に関しては、キッチンの取り付けたい場所の素材を確認しておくことが必要です。
商材と使用する場所の素材に相性が悪かったり、取り付け不可能な素材ということもあります。
無駄なお金は使わないように、しっかりと確認をしておきましょう。
また、確認をちゃんとしておけば、買いものに行ったとき、スムーズに購入することができます。
面倒だとは思いますが、後々の作業をスムーズに進めるためにも、ここでも手間は惜しまず確認をしましょう。
キッチンの壁面を有効活用するフックとワイヤーラック
では、早速、アパートのキッチンの収納を増やす方法をご紹介します。
基本、アパートのキッチンの壁は油や汚れが付きやすいことから、キッチンパネルが貼られていることが多いです。
キッチンパネルとは、帳面がツルツルしており、汚れも比較的落ちやすいです。
また、少し古いアパートの場合は、タイル張りの壁も多いかと思います。
キッチンパネルとタイルの場合は、吸盤フックが使えます。
吸盤フックには、それぞれ耐荷重がありますので、重さを超えないようにしてください。
吸盤フックを壁に付けることで、収納自体はできるのですが、これにもう一工夫してみましょう。
付けたフックに、ワイヤーラックを吊るしてみてください。
ワイヤーラックは、100円ショップにもあり、大きさも多く種類があります。
ワイヤーラックを吊るすときは、左右上部の2ヶ所にフックを設置するようにしてください。
ワイヤーフックをかけることで、一気に収納場所が作れます。
フックにかけたワイヤーラックに、さらに軽いS字フックをかけることで、色々なものをかけて収納することができるのです。
キッチンの壁に、フックをたくさん付けたくない方におすすめです。
見た目もスッキリします。
アパートの狭いキッチンの味方!突っ張り棒で棚を増やす方法
突っ張り棒というのは、今ではとても安価で種類も多く出ており、長さも太さも自分のアパートのキッチンに合わせて選ぶことができます。
突っ張り棒で棚を増やすというのは、とても簡単です。
もし、アパートのキッチンに既に戸棚が付いている場合は、戸棚の中の棚の数を増やすことができます。
それには、2つの方法があります。
ひとつ目は、細めの突っ張り棒を2本並べて、手前と奥に設置する方法です。
この方法は、コストはとても安く、簡単にできます。
しかし、2本をそれぞれ設置するので、高さ調節をしっかり意識しておかないと、置けません。
ふたつ目は、すでに2本の突っ張り棒が連結して、梯子状になっているものを使用する方法です。
この方法は、コストは少しかかりますが、安定性が良いです。
また、梯子状になっているので、突っ張り棒と突っ張り棒の間にも食器などをおけます。
そのため、食器の大きさも選ばなくて良くなります。
収納できる量も確実に増えます。
自分のキッチンにどちらが合うかを判断して、今ある棚の数を増やしてみてください。
突っ張り棒とS字フックでアパートのキッチンの空間を有効活用
次は突っ張り棒とS字フックで、アパートのキッチンの収納を増やす方法です。
この2つの組み合わせは、とても応用が使えます。
用意するのは突っ張り棒とS字フックだけで、どちらも安価です。
また、S字フックは100円ショップでも多くの種類があるので、色も形も自分のキッチンに合わせて選ぶことができます。
まず、突っ張り棒を設置する位置ですが、壁と壁がある場所なら、キッチンのどこでも良いのです。
おすすめはキッチンに立って、正面の壁です。
作り方は簡単で、突っ張り棒を設置し、そこにS字フックをかけます。
そうすると、吊るして収納することができます。
主に、調理道具やキッチンワイプなど、軽いものを多く吊るして、収納することができるのです。
換気扇がある場合は、縁と縁に突っ張り棒を設置することができます。
貴重な収納場所ですが、ガスコンロやIHの上に換気扇はあるものなので、まめに掃除をすることを忘れずにしてください。
ここで、それぞれ、気を付けていただきたいことは重さです。
突っ張り棒には、それぞれ耐荷重が決められているので、吊るすものの総重量は超えないようにしてください。
この吊るす収納の方法は、軽いものを多くかけた場合に、ひとつが軽いからといって、多く吊るしがちになってしまいます。
ですが、キッチンでは調理をしている最中に、吊るしてあるものが一気に全部落ちてきてしまうと、とても危険です。
必ず耐荷重を守るようにしてください。
まな板と蓋もアイディアひとつですっきり収納
アパートのキッチンの収納で困りやすいのは、薄いけど幅がある、まな板や蓋ではないでしょうか。
この2つは、重ねて収納するのがベストですが、収納にひと工夫するだけで、困らなくなります。
まな板は、キッチンの下に収納がある場合、その扉の裏側にフックを付けてぶら下げることで、収納場所に困らなくなります。
衛生面が気になる方は、扉側に1枚、衛生シートを張ったりすると良いです。
次に蓋の収納になりますが、こちらもキッチンの下に収納がある場合は、扉に裏を使います。
方法はとても簡単で、蓋が入りそうなジップロックや丈夫な袋を、縦にずらしながら重ねて扉の裏に固定します。
目安は3枚くらいにしましょう。
そうすると、その袋に蓋が収納できるのです。
ずらして固定しているので、異常に厚みが出たりということがありません。
また、蓋に関しては、突っ張り棒にかけることもできます。
しかし、蓋自体は幅が広いものが多いので、突っ張り棒に収納するものが減ってしまうので、あまりおすすめはできません。
そして、意外に使えるものが、幅のあるファイルケースです。
本来はファイルや本を収納するものですが、鍋の蓋を縦に入れることで、数個収納することができます。
ぜひ試してみてください。
キッチンの収納ルールを自分で決めよう
アパートのキッチンの収納のルールとして、
・扉がある場合、扉を開けたらできるだけ1回の動作で取るようにする
・蓋と容器は別々に収納するようにする
・同じ種類ごとに重ねる
が代表的なものですが、それぞれ住んでいるアパートのキッチンの仕様は違うかと思います。
自分のキッチンに合わせてルールを決めて収納をすることで、空間の有効活用や作業の効率化、片付けるときの手間が省けてきます。
毎回、空いている場所に片付けていたのでは、見つけたいときに見つけることが困難になってきてしまうからです。
また、アパートのキッチンというのは廊下沿いに設定してあることも多く、作業スペース自体が狭いということもあります。
その場合に、ルールを決めていると取り出すのも、片付けるのも、とても楽になってくるのです。
住み始めた頃は、そんなに食器や調理道具も量がないと思いますが、生活していく上で増えていくでしょう。
それも考え、ただ食器を揃えるというのではなく、先を意識した準備も大切になってきます。
ひと工夫するだけで収納力はアップ
アパートのキッチンの収納を増やす方法をご紹介しましたが、誰でも気軽にできる収納方法だったのではないでしょうか?
キッチンが狭いのは仕方がないことですが、自分のアイディアや、ひと工夫するだけで、収納力はアップすることができるのです。
自分のキッチンに合う収納方法を見つけ、試してみてください。