スプレッド比較でFX会社を選ぶには?その注意点もチェック!

  • 2018年10月2日
  • 2019年5月31日
  • FX, 投資

FXで取引をする上では、そのFX会社に対して、取引コストである「スプレッド」を支払わなければなりません。

特に、短期売買のスキャルピングやデイトレードをする場合には、その都度上乗せされるスプレッドは狭いほど良いと言えます。

この記事では、スプレッドでFX会社を選ぶ上での注意点や、スプレッドで比較するおすすめのFX会社をご紹介していきます。

スプレッド比較でFX会社を選ぶ!注意点その①手数料無料

そもそもスプレッドとは、「買値と売値の差額」であり、それぞれのFX会社で設けられる取引コストです。

FXで効率良く利益を得るためには、このスプレッドの狭さは非常に重要です。

そのため、FX会社選びをする上では、スプレッドを比較しながら厳選するのがおすすめされています。

しかしながら、ただ単にスプレッドの狭さだけで選ぶのは禁物で、いくつかの注意点を知り、よく見極めた上で決めていく必要があります。

では、スプレッド比較で選んでいく際に、注意したい3つのポイントをご説明していきましょう。

まず1つ目は、FX会社でよく見かける「手数料無料」についてです。

実際にFX会社を選ぶ際、様々なサイトを覗いてみると、「手数料無料」と大々的に宣伝しているFX会社もあります。

しかし、実はFX会社のほとんどは手数料を無料としています。

この「手数料」というのは、「スプレッド」を意味するものではありません。

スプレッドとは、あくまでも「買値と売値の差額」であるため、この場合の「手数料」とは意味が異なってきます。

一般的に、無料になる手数料は以下になります。

・取引手数料
・口座維持手数料
・出金手数料
・システム使用料
・情報利用料

「手数料無料」を謳うFX会社は、上記のような手数料が無料となっています。

したがって、手数料が無料でも、スプレッドで取引コストはかかってくるので、スプレッドの狭さをよく比較する必要があります。

スプレッド比較でFX会社を選ぶ!注意点その②スプレッドゼロ

スプレッド比較で2つ目に注意したいのが、「スプレットゼロ」のFX会社です。

「スプレッドゼロ」とは、言葉通り「買値と売値の差額がゼロ」であるということです。

スプレッドが無料になることは、レートの小幅な値動きでも為替差益が取れるので、スキャルピングやデイトレードをするトレーダーにとっては嬉しいものです。

しかし、FX会社にとっては、スプレッドは大事な利益になる部分でもあるので、会社としても損をしない仕組みをとっています。

では、注意したいその仕組みについて、4つに分けて見ていきましょう。

①通過ペアを限定したスプレッド

例えばドル円のみといったような、限定した通貨ペアのみのスプレッドである場合があります。

②手数料を徴収

スプレッドを無料にする代わりに、注文時や決済時に手数料をとっているFX会社もあります。

③変動制スプレッド

スプレッドが固定0銭ではなく、一定の時間だけ0銭とする「変動制スプレッド」をとっている会社もあります。

これは、スーパーのタイムセールに例えられることがあります。

④スワップから利益を得る

スワップとは、2国間の金利差から得る利益を指しますが、トレーダーが得るスワップは、実際に算出される金利差よりも少なめになっています。

というのも、FX会社が中間マージンとしてスワップから差し引いているためです。

上記4つのポイントが、スプレッドをゼロにしている仕組みです。

スプレッドがゼロだからといって、安易に口座を作ってしまうのは注意です。

スプレッド比較でFX会社を選ぶ!注意点その③原則固定の意味

スプレッド比較で3つ目に注意したいのが、「原則固定」の意味についてです。

FX会社の多くは、「原則固定スプレッド」を採用しています。

「原則固定スプレッド」とは、「原則的には一定に固定されたスプレッド」ということです。

ただし、あくまでも「原則的」な固定であり、完全な固定ではないので注意が必要です。

例えば、要人発言や経済指標の発表前後などをきっかけに、スプレッドが大きく広がってしまう場合があります。

また、FX会社によっては、スプレッドに「変動制」を採用しているところもあります。

「変動制スプレッド」とは、常にスプレッドの変動が考えられ、特に流動性の少ない時間帯には広がることが多いです。

そのため、スプレッドが狭く明記されていても、変動制を採用している場合があるので、よく確認することが重要です。

FX会社を選ぶ際には、原則固定という意味をよく理解した上で決めていきましょう。

スプレッド比較で選ぶ!おすすめのFX会社①DMMFX

これまでに、FX会社ごとにスプレッド比較をする際に、注意すべきポイントについてご説明してきました。

では、実際にスプレッド比較をした中で、おすすめされているFX会社を3つご紹介していきましょう。

まず、一番おすすめされているのは「DMMFX」です。

「DMMFX」は、DMM.com証券サービスの1つでもあり、国内において口座数が最も多いFX会社です。

人気を博している理由としては、DMMFXには3つの特徴があります。

①スプレッドが業界最狭水準

DMMFXでは、米ドル円などのメジャーな通貨ペアだけでなく、20通貨全てのペアにおいて業界最狭水準です。

例えば、メジャー通貨「ドル円」については、スプレッド0.3銭となっており、他会社と比較するとその狭さが分かります。

②スプレッドの提示率が高い

前述したように、原則固定スプレッドを採用していても、ほとんどのFX会社では、相場の急変に伴ってスプレッドは広くなる傾向にあります。

しかし、DMMFXのスプレッド提示率は、平均して98%を維持しています。

つまり、相場に急激な動きがあった場合でも、ほとんどその影響を受けることなく取引が行えるのです。

③約定力が高い

「約定力が高い」ということは、注文をしてから成立するまでのスリッページ(値段の差額、ズレ)が少ないことを意味しています。

つまり、余計なコストが発生しない、「すべりにくい」FX会社であると言えます。

また、DMMFXは、他社と比較した場合でも、最も信頼できる高い約定力を誇っています。

DMMFXがより選ばれているのは、以上の3つの魅力的な点があるからと言えますね。

スプレッド比較で選ぶ!おすすめのFX会社②SBI FXトレード

おすすめされる2つ目のFX会社は、「SBI FXトレード」です。

SBI FXトレードの魅力は、1通貨単位からの取引が可能であるということです。

多くのFX会社では、少なくとも1,000通貨単位からの取引しか認められていないため、その点においては非常に魅力的と言えます。

また、メジャー通貨であるドル円は、スプレッド0.27銭となっており、他社と比較すると業界内最狭のスプレッドになっています。

ただし、この0.27銭というのは、「注文数量が1~10,000」である場合に限るスプレッドであるため、取引数量がそれ以上である場合には注意が必要です。

しかしながら、いずれにしてもかなりの少額から取引をすることができるので、少額取引から始めるFX初心者にとっては有難いスプレッド幅と言えます。

スプレッド比較で選ぶ!おすすめのFX会社③GMOクリック証券

スプレッド比較でおすすめされる3つ目のFX会社は、「GMOクリック証券」です。

GMOクリック証券は、FX取引高が5年連続で世界第1位を継続しており、業界の中でも極めて信頼度の高いFX会社です。

スプレッドを見てみると、ドル円は原則固定で0.3銭となっており、クロス円以外も低スプレッドになっているため、通貨ペアによって口座を変更する必要もありません。

この低スプレッドを維持できる理由には、5社というカバー先の多さにあります。

また、以前は指摘されていた約定力の弱さも、サーバーの導入によって改善されたため、スリッページの心配もなく安心して取引を行うことができます。

さらに、電話対応が24時間となっているので、FX初心者にとっては作っておきたい口座と言えますね。

スプレッドについてよく理解しておこう

スプレッドを比較してFX会社を選ぶ上では、ただ単にスプレッドの狭さだけで決めるのはなく、他の面もよく考慮して見極める必要があります。

スプレッドゼロや変動制スプレッドについては、その意味を十分に知っておくことが大切です。

取引を初めてから後悔するのでは遅いので、あらかじめこれらのことを理解した上で、自分に合ったFX会社を選んでいきましょう。