FXの個人投資家になる前に!その心得について知っておこう!

  • 2018年9月23日
  • 2019年5月31日
  • FX, 投資

FXは、短期的に大きな利益を上げることができ、「億り人」を生むチャンスもあることから、個人投資家は憧れる職業なのではないでしょうか。

この記事を目にしている方の中には、FXを生業にしようと真剣に検討している方もいることでしょう。

しかしながら、FXは常にハイリスク性が付きまとっていることも忘れてはいけません。

この記事では、FXの個人投資家のメリット・デメリット、そしてその心得を詳しくご説明していきます。

FXの個人投資家とはどういうもの?

そもそも、FXの個人投資家とはどういったものなのでしょうか?

それについてはまず、FXについてご説明してきましょう。

FXとは、Foreign Exchangeの略からきた造語で、日本語では「外国為替証拠金取引」と呼ばれています。

これはいわゆる為替取引であり、外国の通貨を売買しながら利益を得る取引です。

もっと噛み砕いて言えば、為替レートの変動を見ながら、今後価値が上がると予想する通貨へと両替することで、利益を生み出していきます。

つまり、FXの個人投資家とは、このFXへの投資を職業とし、これで得た利益のみで生活していくトレーダーのことを指します。

FXでは、その個人の腕によっては、短期間でとてつもない収入を得ることができるので、まさに夢のような職業です。

現に、このFXの個人投資家の中には、その利益によって億単位の資産を形成する方も存在します。

しかしながら、FXはタイミングを見計らって投資していく先見性が必要で、必ずしも利益を得るとは限らず、巨額な借金を作るケースもあります。

では、FX投資家における、メリットとデメリットについて、まずはメリットから見ていきましょう。

FXの個人投資家になるには?そのメリットについて

それではまず、FXの個人投資家のメリットをご説明していきますが、覚えておいてほしいことは、FX投資家のメリットを自分のものにするには、「安定的に勝ち続けること」が大前提だということです。

それを踏まえた上で、以下に主なメリットを挙げていきます。

・得る利益に制限がない
・時間に拘束されず、自由度が高い
・金銭面に大きな余裕ができる
・職場での人間関係のようなストレスがない

以上が、FX投資家の主なメリットになります。

FXで安定した高収入を獲得することができれば、金銭的にも時間的にも、幅広い余裕が生まれることになります。

また、FXではかなり短期的に高い収入を得ることができ、普通の会社員以上に稼ぐこともできるわけですから、人生そのものが充実していくことに繋がります。

ただ、何度も言うように、上記のメリットは「安定的に勝ち続けること」が前提となりますので、単にFXの個人投資家になったからといって、このメリットを享受できるわけではありません。

では、続いてデメリットについて見ていきましょう。

FXの個人投資家になる前に!そのデメリットについて

前項では、FXの個人投資家のメリットについてご説明してきました。

では次に、主なデメリットについてご説明していきます。

・勝ち続けなければならないため、プレッシャーが大きい
・為替は常に変動しているため、資産の変動も大きい
・社会的な孤独感が生まれる
・資産を大損失してしまう場合もある

以上が、FX投資家をする主なデメリットになります。

デメリット面から見ても、いずれにしても結局は、「安定的に勝ち続けること」が重要で、つまり「資産の多さ」が肝だということです。

FXによって、安定的に収入を得ることができれば、上記のデメリットから回避することができるわけです。

しかしながら、失敗して資産に大損失を受けてしまえば、場合によっては、借金に苦しめられることもあります。

したがって、FXの個人投資家になるには、これらのデメリット性を受け入れる必要があり、それができなければ、FX投資を生業にすることは難しいと言えます。

では次に、これらのデメリット性を踏まえた上での、注意点についてご説明していきます。

投資家の心得その①!資金管理とルールを徹底する

FXで個人投資家になるためには、「資金管理」を徹底し、自分で決めた「ルール」に準じることが大切です。

これは、生活に必要な資産を失わないためには、最も重要だと言っても過言ではありません。

例えば、FXの個人投資家として、○年間のうちに成果を上げることができなければ、FX投資から撤退し、再就職をする、といった自分なりのルールを予め決めておきます。

また、その中で、FXへの運用資金をいくらまでと決めておき、それが底を突いたら再就職をする、というルールを決めても良いでしょう。

このような「ルール」を決め、「資金管理」を徹底することで、万が一負けた場合、その後の生活に支障をきたすことを軽減してくれるはずです。

家族を養っている場合であれば、尚更こういった割り切りは重要です。

上記のような徹底をせずに、無計画な投資を行えば、最悪の場合、FXで全財産を失うケースも免れないでしょう。

そうならないためにも、「資産管理」と「ルール」の徹底は、投資家をやる上では必要不可欠と言えます。

では引き続き、FX投資家になるための心得について、ご説明していきます。

投資家の心得その②!余裕のある運用資金を用意する

前項では、FXの個人投資家に関して、自分のルールを決めて、資金管理を徹底することの重要性を、ご説明してきました。

FXに運用する資金については、できるだけ余裕のある金額を用意することが重要です。

ただ、それはあくまでも、生活に必要な資金を引いたことが前提で、今月負けてしまえば生活に支障が出るような状態では、FXの投資家として続けていくのは難しいでしょう。

と言うのも、資金が少なく切羽詰った投資家ほど、「損切り」や「利食い」の正しい見極めができない傾向があるからです。

「損切り」とは、含み損があるときに手放すことを指します。

つまり、ある銘柄の購入時よりも、価格が下落した場合に、見切って売ってしまうことです。

一方で「利食い」とは、利益が出ている状態で、そのまま売って利益を得ることです。

FXをする上では、この損切りや利食いの判断が物を言います。

したがって、切羽詰った状態になると、利益をより伸ばしたいがために、損切りや利食いの見極めに失敗し、大損を生んでしまうケースが多いのです。

そのため、メンタル面でも余裕のある資金を用意した上で、FXに投資をしていくことが重要です。

では、FX投資家になるための心得について、引き続きご説明していきます。

投資家の心得その③!取引は1つの手法に固執しない!

この記事を読んでいる方は、FXの個人投資家に関して興味があるか、あるいは今後投資家になることを真剣に検討していることだと思います。

まず、FXに投資をして長期的に稼いでいくということは、「勝てる取引ルール」を構築していることが前提であり、その中で、相場に応じたいくつかの「引き出し」が必要になってきます。

と言うのも、為替相場における値幅やボラティリティ(価格変動のパラメータ)は、常に動いているわけです。

そもそも、FXの相場局面には、「トレンド」と「レンジ」があります。

「トレンド」とは、相場を大きく見たとき、上でも下でも、一定の方向を目指して動いていることを指します。

それに対して「レンジ」とは、トレンドではない状態で、横ばいを維持している相場を指します。

このような相場は、機関投資家の注文状況や、各国の金融政策といった、経済情勢などで変動していくので、1つの手法だけで勝ち続けることは、極めて難しいと言えます。

したがって、1つの手法だけに固執せずに、相場の状況に応じて取引スタイルを変えていく、いくつかの「引き出し」が必要になってくるのです。

FXの投資家になるためには、「勝てる取引ルール」があるのは当たり前で、問題は相場の変動によってスタイルを変えていくことが重要だと言えますね。

FXのリスク性を受け入れてから

FXの個人投資家になるには、資金管理と自分のルールを徹底し、ハイリスクとハイリターンをよく理解することが重要です。

極端な話、FXを生業とする投資家は、負けてしまえばそれで終わりで、勝ち続けなければなりません。

そういったハイリスク性を十分に把握し、しっかりと予防線を張った上で、FXの個人投資家を目指しましょう。