FX初心者は投資判断の参考にしよう!熟練トレーダーのブログ

  • 2018年9月22日
  • 2019年5月31日
  • FX, 投資

FXで勝ち続けるためには、高度な投資判断というものが重要といえます。

しかしFX初心者の場合は、自力で判断することが難しいですよね。

そこで知識と経験が豊富なトレーダーのブログなどを参考に、これから為替相場が上がるか下がるかを判断したりするのです。

では、実際にFXのブログを書いているトレーダーは、どのように値動きの予想をしているのかを探ってみましょう。

FXの予想は上がるか下がるかの2つに1つ

FXを始めたばかりの初心者でも、為替の値動きを当てることで、自力で一度や二度は利益を得ることができます。

なぜなら為替相場は、現在を基準に上がるか下がるかの2つに1つだからです。

ただ、多少は為替の変動する原因や現在の相場の状況を知っておかなければ、一か八かの判断を行うのも難しいでしょう。

そして、常に勝ち続け、利益を上げ続けることはさらに困難で、たとえ経験豊かなベテランのトレーダーであっても難しいものです。

ということは、それを参考にしてトレードを行う初心者トレーダーも、結局は勝ち続けることは難しいということになります。

しかしそれでも、ある程度の知識と経験に裏打ちされた予想と、ただの山勘とでは当たる確率が違ってくるものです。

つまり、人気のあるブロガーの予想はよく当たるからこそ人気があると言ってよいでしょう。

では、ブログランキングの上位に入るような人気FXブロガーは、どのようなことを参考にして、為替の値動きを予想しているのでしょうか。

FXといってもいろいろな通貨のペアがありますが、ここでは一番メジャーな基幹通貨同士のペア、ドル円を取り上げて見ていきます。

FXトレーダーのブログの相場予想には根拠がある

為替相場のドル円の取引では、ドルを買って円を売る取引と、円を買ってドルを売る取引があります。

ドルを買って円を売った場合、1ドル100円であった相場が110円になれば、1ドルにつき10円の利益が出ます。

逆に円を買ってドルを売った場合は、1ドル100円であった相場が90円になれば、1ドルにつき10円の利益が出るという仕組みです。

つまり、これから円の価値が上がりそうだと予想するなら、円買いドル売りのポジションを持ち、逆に下がりそうだと思えば、円売りドル買いをします。

もちろん、1日の取引の間でも、相場は細かく上がったり下がったりしていますが、問題はこれから大きくどちらに動くのかということです。

トレーダーのブログでも、簡単な予想を載せている人は、上げか下げのみを矢印で示しているだけというものもあります。

しかし、彼らの示すこの矢印は、単なる勘ではなく、相場の傾向を分析したれっきとした予想なのです。

FXでは、チャートを分析するために、主に2つの方法を用います。

1つはファンダメンタルズ分析、もう1つはテクニカル分析です。

FXでは、これらの分析などを元に、大勢もしくは大口のトレーダーが同じ方向性の売買をすることで、円やドルの価値が変動するのです。

熟練トレーダーの相場の予想方法の1つ!ファンダメンタルズ分析

FXのブログにもよく紹介されているファンダメンタルズ分析は、日米をはじめ各国の経済状況や政治情勢などを元に、為替の変動を予想するものです。

景気や雇用状況をはじめ、政権の交代、戦争や災害なども含めて経済に影響をもたらす状況すべてが予想の材料となります。

経済関連のニュースは、FXの取引会社のサイトに随時表示されており、各国の経済指標などが決まった時間に発表され、結果が公表されています。

それが、ファンダメンタルズ分析を行うトレーダーの取引に影響を与えています。

例えば、日本の経済の強さを示す指標が発表されれば、為替は円高に振れますが、逆にアメリカの経済の強さを表すものなら、ドル高になります。

そしてその逆もしかりです。

ただ、指標の発表時に注意すべきことは、前回の数値から今までの状況を加味し、結果の予想がすでになされていることです。

そこで多くの場合、実際に結果が発表されるまでに、すでに為替の流れがその方向に変動していると言ってもよいでしょう。

つまり、指標予想がすでに為替の変動に織り込み済みであるため、予想通りの結果であれば大きな為替の動きが起こらないということになります。

しかし、予想を大きく外れた指標が発表されたときには、その反動も大きく、一気に円高に振れたり、ドル高に振れる危険性もはらんでいます。

ブログ予想にも使われるFX相場のもう1つの分析方法はテクニカル分析

ただ、ブログの予想は、このようなファンダメンタルズだけでなされているわけではありません。

トレーダーの中には、チャートのテクニカル分析を行った上で、予想を立てている人も多くいます。

テクニカル分析とは、ファンダメンタルズで参考にする要素を考慮せず、通貨の過去の価格、取引量、時間軸などから未来の値動きを予想することです。

FXにはトレンドというものがあり、通貨の人気度により円が一方的に買われてしまったり、逆に一方的に売られてしまったりすることがあります。

そしてこれは、ドルに関しても同じことが言えます。

このような一方向に傾向が傾くことをトレンドと言いますが、テクニカル分析を行うことで、現在の相場のトレンド傾向とその強さを知ることができます。

また、そのトレンドの切り替わる転換点と、相場の売られすぎや買われすぎなどの過熱度合いも知ることができます。

その際使用するのが、チャートです。

チャートは、横軸に時間を取り、縦軸に相場の値動きを示したものです。

例えばドル円取引におけるチャートでは、縦軸は円で、1ドルが何円の価値になっているのかを時系列で表示しています。

テクニカル分析は、このチャートにいろいろな分析ツールのラインなどを表示させることで、相場予想を行います。

テクニカル分析のツールはトレーダーによってさまざま

テクニカル分析の具体的な方法はいくつかあり、実はトレーダーによって使っているものが違います。

例えば、値動きそのものに関するものだけでも、波動分析やトレンドライン、フォーメーション分析などがあります。

また、チャートに重ねて表示するものでは、移動平均やポリジャーバンド、一目均衡表などがあり、他にもオシレーター系と言われるものもあります。

オシレーター系は、値動きではなく、相場の上がりすぎ、下がりすぎを客観的な指標として表示するものです。

FXトレーダーのブログでは、これらを組み合わせて、未来の予想がなされているのです。

分析というと、一見難しいような気もしますが、例えばトレンドラインとは、チャートの節目となるポイント同士を結んだ線のことを言います。

相場が上昇する局面ではチャートの谷部分の底、下降局面ではチャートの山の頂上を結んだ線を引きます。

そうすると、谷部分を結んだ線は、下値の下げ止まりを示す支持線になり、山部分を結んだ線は、上値を抑えられている抵抗線になります。

この下値支持線と上値抵抗線が右肩上がりの場合は上昇トレンドであり、右肩下がりの場合は下降トレンドと言うことができます。

そして、上昇トレンドの場合は、下値支持線付近が買いのチャンス、上値抵抗線が売りのチャンスという分析ができるのです。

FX初心者は分析に裏打ちされたトレーダーのブログ予想から手法を学ぼう

例に挙げたような分析は、覚えれば非常に簡単ですが、FXの一番難しいところは、トレンドの転換点を見極めることです。

前述のように、テクニカル分析で過去のデータを分析することで、現在のトレンドを把握することはできますが、転換点の見極めはなかなか困難です。

しかし、FXで勝つために重要なことは、未来のトレンドを読むことなのです。

これに関しては、知識も経験もないFX初心者にはかなり困難なことと言わざるを得ないでしょう。

なぜなら、いくつかのテクニカル分析とファンダメンタル分析を組み合わせて、総合的に判断することが大切だからです。

そして、それでも100%の結果が得られるとは限らないのが為替相場というものです。

そこで初心者は、少しでも勝率を高めるために、熟練のFXトレーダーのブログやその予想を参考に取引をするのがよいでしょう。

スポーツなどでうまい人の真似をすると、上達が早いなどと言いますね。

FXも同じで、手っ取り早く取引に慣れるためには取引の回数をこなして相場観をつかむことが大事です。

ただ、そこで止まってしまっては、何事も成長はありません。

ブログなどから、予想結果だけでなくその根拠を読み取ることや、多くのトレーダーの手法を学ぶことが大切ではないでしょうか。

勝てるFXのために自分なりの知識と経験の積み重ねを

今回は、FXトレーダーのブログの相場予想について、その分析方法などをご紹介してきました。

彼らが私たちに提示してくれる情報や予想は、これまでの経験や知識の集大成です。

初心者はそれを足掛かりとし、そこに自分なりの積み重ねをしていくことが、勝てるFXへの一番の近道と言えるでしょう。