昔ながらの住宅に、木製の雨戸がついているのをよくみかけますよね。
ここ数年~数十年の間で建てられた住宅では、窓にシャッターが取り付けられていることも多いです。
しかし、そのシャッター、本当に必要なのでしょうか?
新築予算は少しでも減らしたいものですよね。
それでは、窓にシャッターをつける必要性について検証していきましょう。
地域によって異なる!?窓にシャッターを付ける必要性
家を建てるときは土地選びから始まり、住宅に関しても決めることは非常に多く、いろいろなことで悩むものです。
誰でも、建築予算は少しでも減らしたいものです。
その決める事柄の一つでもある、窓にシャッターを取り付けるかどうかで迷う方も多いことでしょう。
シャッターを取り付ける理由の一つとして、台風対策が挙げられます。
しかし、台風はどこでもそう頻繁に直撃するものではないですよね。
そのため、台風が頻繁にこないような地域であればシャッターの必要性はあまりないでしょう。
反対に、台風が直撃しやすい地域に新築する場合にはシャッターを取り付ける必要があるといえます。
例えば、九州や沖縄ですね。
これらの地域は台風の心配が大いにあるので、雨風をしのぐことのできるシャッターは取り付けた方が良いでしょう。
それでは、九州や沖縄以外の地域にシャッターは必要ないと断言できるのでしょうか。
実は、一概にそうとはいえないのです。
最近では、本州地域でも台風が直撃することも多いです。
そのため、その対策の一つとして窓にシャッターを取り付けることも必要になってきていると考えられます。
窓にシャッターを取り付けるのは防犯対策になる!?
窓にシャッターを取り付ける理由の一つが台風対策と解説しました。
しかし、窓にシャッターを取り付ける理由は人によって他にもあります。
それは、「防犯対策の一環」ということです。
窓にシャッターを取り付けると、簡単には窓から不審者が侵入できなくなりますよね。
そのため、防犯対策の一つとして窓にシャッターを取り付ける住宅も多いのです。
しかし、防犯対策として取り付けたはずのシャッターが、不審者の標的になりやすい理由になりかねないのです。
その理由は、日中にシャッターが閉まっていることによって、「この家は留守だ」と思われてしまうためです。
実際に、シャッターを閉めて外出したところ空き巣に入られてしまったというケースもあります。
そして、頑丈そうなシャッターでも、実はそう時間をかけることなく解錠できてしまうのです。
ですから、防犯対策として窓にシャッターを取り付ける必要性はあまりないといえるでしょう。
遮光性や断熱性を重視するならシャッターは必要!?
台風対策や防犯対策の他に、「遮光対策」や「断熱対策」として窓にシャッターを取り付ける方もいます。
シャッターを取り付けることによって、太陽の光を遮ったり、外と家の中の温度差を和らげることができるためです。
遮光対策に関してはもちろん、遮光カーテンでも十分対応できるものもあります。
しかし、窓をシャッターで閉じるとカーテン以上に真っ暗な空間となります。
そのため、夜勤仕事で日中にしっかりと睡眠を取りたい方にはシャッターは必要でしょう。
また、断熱対策としてシャッターを取り付けると、冷たい外気や熱をもっている外気が窓とシャッターの間にとどまります。
そのため、寒い季節は家の中が暖かく、暑い時期は熱がこもることがないため快適に過ごすことができるのです。
これらのことを考えると、断熱対策にシャッターは適しているともいえますね。
窓にシャッターを付けるなら電動式!?
ここまで、窓にシャッターを付けることが必要か否かについて解説してきました。
これまでのことを挙げると、土地やその人によってシャッターの必要性は異なるということがいえるでしょう。
それでは、ここで、窓にシャッターは必要だという方の意見を参考にみてみましょう。
主に、窓にシャッターを取り付けた方の目的はこれまで解説してきた内容のとおり、「台風対策・防犯対策・遮光性・断熱性」です。
しかし、先述しましたように、防犯対策にシャッターを取り付けても突破されやすいのです。
ただし、それは「手動」のシャッターだからです。
手動のシャッターは軽量のため、空き巣に簡単に入られやすいのです。
そのため、窓にシャッターは必要だと断言されているような方は「電動」のシャッターを取り付けています。
電動シャッターはモーターで作動するので、そう簡単には開けられません。
そのため、空き巣の被害にも遭いにくいのです。
また、手動シャッターを開け閉めする際は、大きな音が出ることが多いです。
しかし、電動シャッターはものによりますが静かに開閉するため、近隣にも迷惑をかけにくいといえます。
シャッターをどうしても取り付けたいという方で防犯面で心配がある方は、電動シャッターを検討してみると良いでしょう。
ただし、電動シャッターは手動のものと比較して価格は2倍以上違いますので、予算の範囲内で取り付けることができるか、よく検討しましょう。
法律で窓にシャッターが必要な場所がある!?
案外知られていないかもしれませんが、法律で「準防火地域」に指定されている場所があります。
準防火地域とは、「市街地における火災に関しての危険を防ぐため定められる地域」のことをいいます。
つまり、万が一火災が起こった際に、それ以上延焼しないように燃えづらい資材を使ったり、防火のための設備の設置が義務付けられている地域ということです。
このような準防火地域に家を建てる際、窓には防火のための設備を取り付ける必要があるのです。
そのため、窓にシャッターを取り付けたり、窓自体が防火性のあるものを使用しなくてはならないのです。
しかし、窓自体を防火性のあるものにするとなると、網が入っている窓を設置するということになります。
そうすると、窓の見た目が好みではないという方も多いのです。
このような場合は、窓を通常の透明のものにするかわりに、窓にシャッターを取り付けましょう。
シャッターを取り入れることで防火対策に繋がります。
すでに土地を所有していてこれから建築するという方は、その土地が準防火地域ではないかどうか事前に確認するようにしましょう。
シャッターじゃなくて窓だけでも対応できる!?
所有している土地が準防火地域で、網入りの窓がどうしても嫌だという方はシャッターを取り付ける必要があります。
そのような土地以外にお住まいになる方で、台風対策や防犯対策、断熱対策を施したいけれど、シャッターはつけたくないという方もいるでしょう。
そのような場合は、防犯性や断熱性の優れた窓ガラスを選ぶようにしましょう。
例えば、割れにくい合わせガラスや合わせペアガラスにするなどです。
合わせガラスは、2枚以上の複数のガラスが強い樹脂中間膜で貼り付けられています。
そのため、台風の飛散物でガラスが割れたとしても、ガラスが四方八方に飛び散ることがありません。
合わせペアガラスはさらに頑丈で、複数のガラスでできているものの片側のみ、あるいは両側に合わせガラスを貼り付けたものです。
そのため、割れにくいことから防犯性に優れているだけではなく、断熱性にも優れているのです。
ただし、絶対割れないかといわれればそうではありません。
もしも、不審者が窓を割って入ろうとしても、このような窓ガラスは割れるまでに時間がかかります。
ですから、途中であきらめてしまう不審者が多いのです。
このことから、必ずしもシャッターを窓に取り付けなくてもいいといえますね。
シャッターが必要か否かはその土地その人次第
新築する際に、窓にシャッターを取り付けるべきか否かを迷う方は多いことでしょう。
シャッターを取り付ける必要があるのか、大きくはその土地がどのような地域かで異なります。
また、見た目などの点や遮光性の希望などから、人によっても異なるといえます。
シャッターは必ずしも付けなくてはならないというものでもないので、希望・予算を勘案して取り付けるかどうかを決めるようにしましょう。