FXのスキャルピングとはどんな手法?ブログを参考にご紹介!

  • 2018年8月25日
  • 2019年5月31日
  • FX, 投資

FXにはトレード手法がいくつかあり、投資者は自分に合った手法を使ってトレードを行っています。

そのトレード手法の中には、ものの数秒で取引が終わってしまう「スキャルピング」という手法があります。

そんなスキャルピングに興味を持たれる方も、少なくないのではないでしょうか。

そこでこの記事では、FXのスキャルピングについて、実際にスキャルピングで稼いでいるブログを参考にご説明していきます。

スキャルピングとは?FXブログを参考に3つのトレード手法をご紹介

FXを始めてみると、ネット上にはFXに関する情報が豊富にあり、特に取引の経験から事細かい分析がされているFXブログは重宝します。

スキャルピングを学んでいく上では、そのような経験者が語るブログを参考にするのが近道になります。

ではまず、FXブログを参考に、スキャルピングを含めたトレードスタイルを、主に3つご紹介していきましょう。

①スイングトレード

数日~数週間というスパンをかけて行うトレード方法です。

そのため、トレンドを長期的に見極めることが必要とされ、利益も大きくなります。

②デイトレード

名前通りに、一日単位で取引を終わらせるトレード手法です。

数秒、数分で取引が終わるスキャルピングに対し、デイトレードはポジションの保有が数十分~数時間と長くなるので、1日の取引回数が1~3回ほどになります。

FX初心者におすすめされているトレード方法です。

③スキャルピング

「即買い、即売り」を基本とし、ものの数秒・数分で売買を繰り返していくトレード方法です。

超短期売買であるため、小さい値幅で利食いをしていきます。

スイングトレードやデイトレードと反対に、ポジションを長く持たないことでリスクヘッジ(リスク回避)をします。

以上が、FXの主なトレードスタイルになります。

スキャルピングは、3つの取引スタイルの中でも、最も集中力が必要な方法です。

どのトレード手法にも言えることですが、スキャルピングで勝つためには、自己流のやり方ではなく、基礎的な知識を踏まえた上で行っていく必要があります。

FXブログから見るスキャルピングのメリットとは?

前項でご紹介したFXのトレード方法には、それぞれのメリット・デメリットがあります。

では、スキャルピングにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

FXブログを参考に、まずは3つのメリットをについてまとめていきましょう。

①短時間で多くの経験を積める

経験を積むのに数年を要するスイングトレードに対し、スキャルピングは短い時間で繰り返しトレードをすることができ、多くの経験を積むことが可能です。

数週間集中して行うことで、様々な相場状況を経験し、それを把握することができるのは、大きなメリットと言えます。

②トレード時間を長く確保する必要がない

取引の時間をまとめて確保できなくても、1回1回のトレードが短いので自由な取引が可能です。

③相場変動が大きくてもリスク回避できる

ポジションを長期間保有しないので、為替変動に対するリスクヘッジができるのは、大きな魅力です。

また、損失も小さいので、FXの悩みどころとなる損切りも躊躇なく行うこともできます。

以上が、スキャルピングのメリットです。

為替変動の影響がほとんどない点は、スキャルピングの一番の利点と言えますね。

では次に、デメリットについて見ていきましょう。

FXブログから見るスキャルピングのデメリットとは?

FXでスキャルピングを始める上では、メリットよりもデメリットをよく熟知することが重要です。

と言うのも、デメリットを知らずして、そのリスクへの対策をすることはできません。

では、スキャルピングのデメリットについて、FXブログを参考にご説明していきましょう。

①集中力と判断力

スキャルピングで利益を得ていくには、細かい取引を繰り返して行う必要があるため、ハードな集中力や判断力が要されます。

②薄利多売

1回のトレードで得る利益が薄いため、利益を得るためにはトレード回数を増やさなければなりません。

③ポジポジ病

「ポジポジ病」とは、「ポジション」から来ている言葉で、何の根拠もない不要なエントリーを繰り返してしまうことです。

これはスキャルピングだけではなく、FXをする上で誰もがなり得るものです。

スキャルピングでは、超短期売買取引であるため、例えば負けトレードから次のエントリーの間隔が短くなります。

そのため、精神的な余裕と冷静さがなければ、リベンジのためにずるずると根拠のない売買をしてしまうスパイラルに陥ってしまうのです。

以上が、スキャルピングのデメリットになります。

上記のデメリットは、スキャルピングをしていく上で必ず念頭において置けるようにしましょう。

スキャルピングにおすすめされる通貨ペアとは?

FXでは、トレードスタイルによって選ぶ通貨ペアも変わってきます。

スキャルピングにも、そのスタイルに適した通貨ペアがあり、その選び方も重要です。

では、スキャルピングに適した通貨ペアの特徴について、実際のFXブログを参考にまとめていきましょう。

①一日を通して流動性が大きい

基本的には、ボラティリティがある流動的な通貨を選ぶことが好ましいです。

ただし、比較的レンジになりやすく、動きが読みやすいことが前提になります。

国内の投資家の多くは、例えばドル円やユーロドル、ユーロ円などの取引をしています。

と言うのも、やはりこれらの通貨ペアは、少なからず相場の動きが読みやすい特徴があるからです。

②スプレッドが狭い

スキャルピングの特徴は、ポジションの保有時間がかなり短期的なため、その分トレード回数は増えます。

そのため、ドル円のようなスプレッドが狭い通貨を選ぶのが基本です。

また、ドル円と同じように、例えばユーロドルやユーロ円はボラティリティがあります。

FX業者としてもこれらの通貨をスキャルピング対象として拡大していくために、スプレッドを狭く設定している業者が多い傾向にあります。

スプレッドは、できれば1pips以下、最大でも2pipsの目安が望ましいと言えるでしょう。

以上が、スキャルピングに適した通貨ペアの特徴です。

その日や時間帯によっても、相場状況は変わってくるので、自分に合った通貨ペアを選びましょう。

FX取引には時間帯も左右する!世界三大市場の時間帯

前項では、FXのスキャルピングについて、おすすめされる通貨ペアをご紹介してきました。

FXは24時間いつでも取引が可能なわけですが、しかしながら、スキャルピングによるトレードのしやすさは、時間帯によっても変わってきます。

そのため、世界三大市場である「東京・ロンドン・NY」の時間帯は把握しておく必要があります。

では、世界三大市場の時間帯や特徴について、FXブログを参考にまとめてみましょう。

なお、時間帯は全て日本時間にしています。

①東京市場:8:00~17:00

世界的に見ると、トレードに参加する規模が少ない時間帯です。

だからと言ってトレードチャンスがないわけではなく、10:00前になると日本の銀行による「仲値」時間になります。

「仲値」とは、銀行などの金融機関が9:55のレートを元に、顧客に公示する基準レートのことです。

この時間帯に向けて、比較的にドルが上昇する傾向にあります。

②ロンドン市場:16:00~22:00

ロンドン市場の時間帯は、世界各国の市場の時間帯と重なっているために、相場動向が掴みにくい傾向にあります。

取引のメインはユーロやポンドですが、原油や金価格の流れなどにも大きく左右されます。

また、経済指標の多さから、相場が大きく変動することにも繋がります。

③NY市場:21:00~6:00

NY市場では、基軸通貨である米ドルが中心になっているので、実需の動きはほとんどありません。

ただし、以下の動向は為替市場に大きな影響を与えるので注意が必要です。

・アメリカの証券・債権など
・米経済指標
・要人の発言・声明

また、アメリカ勢が参加し始める20:00以降、ロンドンとNY市場が重なる21:00~25:00の時間帯は、相場が活発に動く「コアタイム」であることを覚えておいてください。

以上の世界三大市場の特徴は、スキャルピングに限らず、FXをする上では必ず覚えておきましょう。

スキャルピンで勝つために!3つの環境整理を覚えておこう

これまでに、スキャルピングのメリット・デメリットや通貨ペア、取引の時間帯についてご説明してきました。

FXブログを見ていると、スキャルピングで勝っていくためには、そのための環境整理を必要とすることが分かります。

では、そのための環境整理について、3つのポイントを見ていきましょう。

①システムと技術

スキャルピングには、超短期売買をこなせる高性能端末と高速回線が必要になります。

つまり、FXの高性能取引ツールである「メタトレーダー4」、いわゆる「MT4」が支障なく動くシステムと回線速度が必要で、それに伴った操作技術も必須になります。

また、集中的なドレードには安定した環境も重要であるため、無線LANよりも有線ケーブルでの接続がベターでしょう。

②FX会社の厳選

スキャルピングで利益を得るためには、それに適したFX会社の選び方も大切です。

できるだけ以下のポイントをよく確認して、FX会社を選びましょう。

・スキャルピングの容認
・スプレッドの狭さ
・スリッページの少なさ

③短期売買に対応できる判断力

スキャルピングは、ものの数秒~数分で終わる取引が多いために、複数回に渡るドレードを繰り返す必要があります。

そのため、特に損切りや利確には、合理的で冷静な判断力が求められます。

以上が、スキャルピングで稼ぐためのポイントです。

上記のポイントを参考に、スキャルピングのしやすい環境を整えていきましょう。

FXブログをうまく活用していこう

スキャルピングで利益を得ていくためには、手法の特徴やそれに適した通貨ペア、相場の時間帯などをよく知っておくことが重要です。

また、近年ではネット上でのブログやSNSなどで、FXに関する膨大な情報を収集し、学習することができます。

それをうまく活用し、FXへの糧にすることが、スキャルピングで勝つための近道になりますね。