高いところに寝ると、なんだか落ち着きますよね。
ハンモックもそうですし、映画などで見る木の上の家なども素敵です。
獣に襲われないための本能で高い場所に住んでいた記憶が、遺伝子レベルで残っているのでしょうか。
というのはきっと考えすぎですが、「ロフトベッドを置くことにしよう」と考えている方のために、ためになる情報をまとめました。
ロフトベッドを置く!メリットは?
ロフトベッドを置くことのメリットはどんなことが考えられるのでしょうか。
まずは、良い点から挙げていきましょう。
○スペースを有効活用することができる
寝る場所を上に確保することで、下はデスクやテレビなどのさまざまなものを置くことができます。
また、下をソファベッドや小型ベッドにすることで、2段ベッドのようにも使えます。
まだお子さんが小さいうちは、相部屋にすることも多いことでしょう。
お布団は毎日、畳んで干したりしまったりしなければいけませんし、ベッドは2つ置くと部屋のほとんどが埋まってしまうかもしれません。
もしロフトベッドを置けば、開いたスペースに机や椅子、棚などを置いて勉強スペースを作れます。
○寝る空間と生活する空間をわけられる
ついベッドの上で飲食したり、作業をしてしまうことも多いですよね。
食べこぼしを放っておくとダニやゴキブリなどが発生してしまいます。
しかし、ロフトベッドならいちいち上らなければいけないので、必然的にベッドの上をきれいに保つことができます。
ロフトベッドを置く!デメリットって?
では、反対にロフトベッドを置くことのデメリットはどんなことでしょうか。
○上り下りが疲れる
ロフトに上るのが疲れて、なんとなく使わなくなる場合もあります。
ロフトベッドに上れなくなるくらいの疲れはよっぽどですが、お風呂に入ってくつろいで眠くなってきたときに、はしごを上るのが億劫になることも想像できます。
○掃除や布団干しは疲れる
こちらも同じく「疲れる」という理由ですが、布団はかさばるので、つい上げ下ろしを後回しにしてしまうことも多いでしょう。
湿気はあまり溜まりませんが、定期的に天日干ししたり洗濯したほうがいい寝具もあります。
○揺れたりきしむのが嫌
はしごの上り下りにギシギシ音がすると不快に感じる方もいます。
○暑く感じる場合がある
冷気は下に下に行くので、暑がりな方は上で寝たくなくなるかもしれません。
○天井との距離が近すぎてしまって、起きたときに頭をぶつける
ロフトベッドの選択を間違えて高いタイプにしてしまうと、かなり圧迫感を感じることになってしまいます。
身長や、部屋の高さ、ロフトベッドのサイズを考慮して選びましょう。
アパートにロフトベッドを置くなら
ロフトベッドを置くことにしたら、ロフトベッド選びにはこだわってください。
ただ安いだけでは、後々後悔するかもしれません。
つくりはしっかりしていて柱は太いか、重さはどの程度耐えられるか、はしごなのか階段なのか等、チェックすべき項目はたくさんあります。
アパートの場合、運び込むドアや窓が小さいことも多いです。
たいてのロフトベッドは組み立てるタイプですので、「入らない」ということは無いと思います。
通販なら、バラした状態で届きますし、引っ越しで運ぶ際も、一度バラバラにすればいいわけです。
しかし、運び込むときに、壁や窓枠、ドアに激しくぶつけないように注意する必要があります。
壁紙によっては、少しこすったくらいで剥がれたり、穴が開くものもあります。
できれば引っ越し業者がするように、壁や床を養生してから搬入したいですね。
床にマットやブルーシートを敷くことだけでも、傷は防げるかもしれません。
また、ロフトベッドの足元にも、クッションをつけるなど工夫された方がいいでしょう。
自分で作ったロフトベッドを置く!
部屋にロフトベッドを置く場合に、DIYすることもできます。
賃貸ならDIYは自由にはできないことが多いですが、家具などについては自分の持ち物なので、好きなようにつくれますよね。
自作なら、自分の好みや体格、部屋のサイズなどに合わせてつくることができます。
自分にぴったりなものがつくれれば愛着もわきますよね。
子供のためにつくってあげたら喜ばれること間違いなしです。
今はDIYブームが続いていて、お近くのホームセンターで木材から何から何でも揃います。
情報もあふれていて、少し調べるだけで作り方が見つかりますし、動画サイトで動画で学べば、イメージもつきやすいですね。
費用も浮かすことができるので、節約にもなります。
今は、高価な一点物の家具を購入するよりも、自分の工夫とアイデアで作り上げたもののほうが、賞賛される時代です。
ロフトベッドDIYの注意点
ロフトベッドは自作して置く、ということをご紹介しましたが、注意点もあります。
DIY好きな方なら分かる基本的なことですが、作るのはベッドですから、強度は気をつけてください。
設計図と図面を書き、ズレがなくピッタリと合わさるようにしましょう。
この時に妥協してガタガタしていたら、使いたくなくなってしまいます。
また、木材など、材料の質にもこだわりましょう。
完成させるには仕上げの工程、研磨作業も必要です。
くれぐれも怪我をしないように、角やネジ止めした箇所などを徹底的に研磨しましょう。
そして、ハシゴの強度も大切です。
体重が重くても支えられるようなハシゴを作りましょう。
子供用に作ったとしても、しっかりとしたハシゴを作ってあげたいですよね。
また、こうした作業をするなら時間帯にも気をつけたいです。
材料を部屋に運び込んだり、中でネジ止めしたりすると騒音になります。
賃貸に住んでいるのなら、他者への配慮が不可欠ですから、夜や朝方の作業は避けましょう。
また、運び込むには中で作ればいいだけですが、運び出すのは大変です。
退去の際に壊すしかないと、せっかく作ったのにもったいないですね。
バラすことも考えて、設計する必要があります。
アパートにロフトベッドを置く注意点
アパートにロフトベッドを置く場合、気になるのが苦情です。
壁や床が薄くて音が伝わりやすいと、ロフトベッドの軋み音は真夜中、意外と大きく聞こえてしまうこともあります。
また、ベッドの上で体重を移動させると足がガタつくような自作ベッドだと、「夜中にガタガタ聞こえて眠れない」というクレームにつながります。
マットなどの上に、ベッドを置く配慮が必要ですね。
ちなみに、ロフトつきのアパートやマンションもあって、ロフトベッド同様のメリットやデメリットがあります。
ロフトの暑さ対策や掃除をしっかりできるなら、いろいろな目的に使えて便利ですので、「ロフトつき」という条件で探してみるのもいいでしょう。
ロフトに、低めのベッドを運び込んで寝ている人もいるようです。
「高い場所で眠る」ということの魅力が、多くの人に浸透している証拠なのかもしれません。
ロフトベッドで快適に眠ろう!
ロフトベッドは、アパートでスペースを確保したい場合にとても便利になります。
器用な方なら、自作することもできますので、費用を浮かせたかったら一考の価値ありです。
しかし、引っ越しすることを考えると、あまりにもがっちりとしたベッドは移動が大変かもしれません。
高いところが落ち着く方は、ロフトつきアパートなどもおすすめですよ。