投資にもさまざまありますが、金投資をご存知でしょうか。
この金投資には主に4つの種類があります。
また金と聞くと高額なイメージがありますが、いくらくらいから投資することができるのでしょうか。
ここでは、初心者におすすめの金投資をご紹介すると共に、メリットと注意点についてご紹介します。
金投資の種類
まず始めに金投資について詳しくご説明していきます。
金投資には主に4つの方法があります。
1.金地金
金地金はずばり、金の延べ棒のことを指します。
延べ棒を購入し保管するという最もオーソドックスな方法です。
最小で5gから購入することができます。
ただし5gでも約2万5千円ほどかかる上、購入したとしても売買タイミングも難しく、紛失や盗難のリスクがあります。
2.金硬
金地金と同じく、金貨を購入し保管する方法です。
また、加工費が含まれているので、割高感は否めません。
ただし世界各国共通通貨なので、どこの国でも公正な価格で換金することができます。
3.金ETF
金の価格に連動した投資信託のことを指します。
いかに安いタイミングで購入し、いかに高い金額で売却するのか、個人の判断が求められます。
4.純金積立
毎月定額でこつこつと買っていく、積立型の投資方法です。
もっとも手軽で、自分でいくらからと金額設定をすることもできるため、初心者でも始めやすい投資方法です。
初心者におすすめ!積立投資はいくらから始めることができる?
上記で説明したように金投資には様々な方法がありますが、「とりあえず始めてみたい」という方や「リスクが怖い」をいう方は純金積立がおすすめです。
まずは、積立投資のことを簡単に解説していきます。
積立投資は、一度にまとまった資金で株や投資商品を購入するのではなく、毎月といった決められた期間ごとに、一定の金額を支払い積み立てるという投資方法になります。
積立投資は、投資といっても1,000円単位の少量の金額で積み立てることができるようになっています。
そのため、積立投資のハードルは下がり、手軽にできるものも増えてきています。
積立をする金額は、いくらからしていくか自分で設定し、あとは指定口座から自動的に引き落とされていくので、事前に投資用のお金を支度する手間がありません。
以上のように、大きな額を必要とせず、手軽に始められるのが積立投資です。
そして積立投資は、純金投資以外にもさまざまあります。
一般的に知られている投資信託(ファンド)は、投資家から集めたお金を大きな資金として一つにまとめ、運用のプロ(ファンドマネージャー)が株や債券などの複数の商品に投資・運用しその利益を還元するという金融商品のことです。
今回ご説明する純金積立はコモディティ系の投資に分類され、一般的に商品のことを指すものに投資することをいいます。
コモディティ投資は、金やプラチナの貴金属の他、とうもろこしや大豆などの穀物、原油やガソリンなどのエネルギーなどもこれにあたります。
純金積立とはどういうことか?いくらから投資できる?
まず、純金を積立するということは、実物資産への投資になります。
純金は古来から権力や富を表す象徴であり、宝飾品や建築素材として親しまれてきました。
また、腐食や錆びたりしないことから、現在でも多くが宝飾品に利用されています。
このように、金にはそれ自体に価値あるものなのです。
金に投資をするということは、儲けるというよりも資産の一部として金を保有し、守ることができる安全資産と考えておきましょう。
もちろん、金の価格は日々変動していますので、利益を得ることもありますが、金自体は収益を生み出すものではないので、そのことを理解しておくことが大切です。
では、純金積立はいくらから投資することができるのでしょうか。
純金積立の場合、毎月の最小投資額が1,000円単位となっています。
1,000円から投資ができるのは、投資のリスクを軽減することもできますし、まとまった金額がなくてもお小遣いから少しの金額を出せば投資することも可能です。
純金積立のメリットは?
純金積立のメリットはやはり、少ない額で無理なく投資を続けられることにあります。
実際に、金の延べ棒や金貨を購入する場合、いくら安くても数万円という費用がかかることは否めません。
その点、純金積立なら1,000円から投資することができます。
もう少し投資したいと考えた場合でも、2,000円~5,000円といくらでも増額することも可能です。
また、純金積立の場合、ドルコスト平均法を利用して投資することもできます。
ドルコスト平均法とは、定期的に定額の金額を同じ商品に投資する平均法のことです。
ドルコスト平均法においては、その商品の金額の価格が高いときには小額投資し、価格が安いときには多額投資することになります。
つまり、こうすることで価格の変動が多少あったとしても、購入価格を平均化することができるようになるのです。
いつ価格が変動するかについては、的確に当て続けることはほぼ不可能といえます。
積立投資において、ドルコスト平均法は、初心者にも大変分かりやすく実行しやすいものとなっています。
ただし、金投資は資産を守るという目的が大きいため、短期的に利益を得ることは難しいので、長期的に続けていきましょう。
継続して積立ていくと、金の現物を交換することもでき、また解約して現金化することもできます。
純金積立は、あとからどんな形で交換するのかを選べる点もメリットといえますね。
純金積立のデメリット
様々なメリットがある純金積立ですが、実はデメリットもあります。
まず、純金積立のデメリットとしては、短期で利益を出しづらいこと、また大きな損害になる場合があること、そして、手数料が大きいことです。
純金積立は比較的にリスクが低く安定したものですが、その分利益も低いです。
堅実に積み立てていくことが基本の投資ですので、短期間で高い利益を得たい方には向かない投資方法といえます。
また、損害が大きくなることもあります。
金自体は安定した資産ですが、金の価格は多少なりとも変動しています。
そのため、買ったときよりも価格が下がる可能性もあります。
純金投資は基本的に長期投資となるため、気づいたら金の価格が下がっていたなんて可能性もあります。
大きな損害にならないためにも、現在の相場はいくらなのか、こまめに確認しておく必要があります。
そして、最大のデメリットといえるのが手数料が高いことでしょう。
純金積立では、年会費に加え購入手数料がかかります。
比較的安い会社でも、購入金額から2.5%も手数料がかかります。
積立額が1万円の場合、250円が手数料として引かれますから、1年トータルで見ると3000円もの手数料がかかることになります。
当たり前ですが、投資額を増やせば増やすほど多額の手数料を引かれることになるため、コストも考えて利益が出るかどうかを考える必要があります。
初心者が毎月積み立てる金額はいくらがおすすめ?
ここまで、純金積立のメリット、デメリットをご紹介しました。
純金積立は基本的に、こつこつと投資するタイプですので、長期的に投資をしていきたいという堅実タイプの方に向いています。
自分に合う投資方法なのか、よく考えてから始めてみましょう。
もし、「純金投資を始めてみたい」という方に向けて、毎月の投資額の目安はいくらなのかをご紹介していきます。
まずは、投資に慣れるという意味も込めて1,000円から3,000円程度から始めてみてはいかがでしょうか。
仮にこの金額で投資をしたとしても、金価格やご自分の予算を考えて途中で毎月金額を変更してもかまいません。
ただしトータル的な面を考えると、毎月1万円からの投資を考えたいものです。
というのも、純金積立会社によっては月1万円以上で購入手数料が安くなるところもありますし、10~20年後を満期としても月1万円を投資していればまとまった金額に達します。
純金はすでに、埋蔵量3分の2ほどが採掘されているといわれており、多少の価格変動はあるものの、金自体の価格は高まっています。
純金積立は、低リスクで初心者にも安心してできる投資方法ですので、投資を始めてみたいという方は参考にしていただければと思います。
純金積立で堅実投資
いかかでしたか?
純金積立は、小額から投資することができ、リスクも低い投資方法です。
初心者の方にはおすすめの投資方法といえます。
ただし、短期間で大きな収益を得るというよりは、こつこつと堅実に投資し資産保持というタイプですので、ご自分に適しているかどうかを見極めた上で検討してみましょう。