初めての株式投資!用語から覚えよう!寄る・引けとは?

  • 2018年7月18日
  • 2019年5月31日
  • 投資,

銀行にただお金を預けているだけでは、ほとんど利息をもらうことができない現代。

「株式投資を始めてみようかな」と考えられている方も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、株式投資について調べていくと、「寄る」「引け」などの聞きなれない用語が出てくることに気がつくと思います。

ここでは、株式投資をする際に登場してくる用語について解説していきます。

「寄る」「引け」?株式投資の用語を覚えよう!

初めて株式投資をしてみようと思っている方は、いきなり始めるのではなく、書籍やネットなどを使っていろいろな情報を集めてから始めようと考える方も多いことでしょう。

そのような情報の中に、「寄る」「引け」などの普段では聞きなれない用語がたびたび出てくることに気がつくかと思います。

説明の流れの中で聞きなれない言葉が出てくると、その文章自体理解することが難しいですよね。

そこで、株式投資を始めるにあたって株式の専門用語を覚えていきましょう。

あまり難しすぎる用語は避け、基本的な用語を中心にお話ししていきますので頑張ってみてくださいね。

それでは、次項から具体的に株式の専門用語の説明をしていきます。

まずは、「寄る」「引け」からまいりましょう。

株式投資の用語は難しくない!「寄る」「引け」とは?

株式投資の専門用語は難しく感じるような気がするかもしれませんが、覚えてしまうとそうでもありません。

ではさっそくご説明してまいりましょう。

■寄る

株式が、前場(午前9時~11時半までの取引)・後場(午後12時半~3時までの取引)それぞれの取引で、一番最初に売買成立することを「寄る」もしくは「寄付(よりつき)」と言います。

ただし、一般的にはその日の一番最初に成立した価格のことを「寄付」ということが多いので、後場での寄付は「後場寄り」と呼ばれたりもします。

寄付でついた価格のことを、「寄り値」とも言います。

■引け

「寄る」と反対で、前場と後場のそれぞれ最後に成立した取引のことをさします。

その日一日最後の成立した取引、つまり、後場で最後に成立した取引は「大引け(おおびけ)」と言います。

大引けでついた価格のことは、「引け値」と言います。

「寄る」「引け」以外の知っておきたい株式専門用語

「寄る」「引け」について解説しましたが、他にも押えておきたい株式専門用語はたくさんあります。

それではさっそくご紹介していきましょう。

■高値

一日、一週間、一ヶ月など、ある期間の中で一番高い価格のことを言います。

例えば、一年の中で一番高い価格がついたならば「年初来高値」などと言われたりもします。

■安値

高値とは反対に、ある期間の中で一番低い価格のことをさします。

■出来高(できだか)

ある期間中に売買が成立した総株数のことを言います。

出来高が高ければ高いほど、その期間に商いされた数が多いということになります。

ちなみに、出来高が増えるほど株価が上がっていく傾向があると言われていますので、銘柄を選ぶ基準として、出来高を参考にしてみるのも一つの方法かもしれません。

■約定(やくじょう)

売買が成立することを約定と言います。

株式だけではなく、他の金融商品に対してもよく使われる言葉です。

似ている用語もある!?「寄る」「引け」と同じ意味のものは?

株式の専門用語の中には、別の言葉でも同じような意味合いを持つ言葉も存在します。

■始値(はじめね)

さきほどご説明しました「寄る」と同じ意味です。

その日一日で一番最初についた株価のことをさします。

■終値(おわりね)

こちらもさきほどご説明しました「引け」と同じような意味です。

その日一日で一番最後についた株価のことをさします。

言葉自体難しいものではありませんが、同じ意味合いで違う言葉が出てくると、少しややこしいかもしれませんね。

人によってどちらの言葉を使用するか分かれるかもしれませんが、どちらも同じような意味です。

始値(寄付)についてもう少し説明を加えますと、買い注文か売り注文どちらかが極端に多い場合、値段がつかない場合があります。

株式の売買は、その株を買いたい人と売りたい人の条件があったところで、売買成立となります。

買い注文と売り注文どちらかに偏っている場合、いつまでたっても値段がつかないこともあるのです。

「なんでこの株は株価がいつまでたっても表示されないのだろう?」と疑問に思うときは、このようなことが考えられます。

株式専門用語をさらに学ぶ!注文方法の用語とは?

株式をいざ注文しようと思った時、その注文方法は一つではありません。

また、その注文方法に対しても専門用語がありますので、ここで学んでおきましょう。

■指値(さしね)注文

株を「その値段以下なら買います」という注文方法です。

反対に、株を売りたい時は「その値段以上なら売ります」ということになります。

「その値段で」買ったり売ったりするものではないので、注意するようにしてくださいね。

■成行(なりゆき)注文

指値ではなく、「いくらでもいいから買いたい、売りたい」という注文方法です。

成行注文は指値注文とは違って、思わぬ価格で取引成立してしまうこともあります。

この価格以上では買いたくない、この価格以下では売りたくないという方は指値注文をするようにしましょう。

また、出来高の少ない、つまり、商い量が少ない銘柄の場合には、思わぬ値段で売買成立してしまう可能性が高いので、なるべく指値注文をするようにしましょう。

「寄る」「引け」をはじめ、株式にはさまざまな専門用語があります。

ここでお話しした注文方法の用語もしっかり覚えておかないと、思わぬ形で売買が成立してしまうことにもなりかねません。

聞きなれるまで大変ですが、株式投資を始めるのであればしっかり覚えましょう。

株式専門用語はまだまだある!

当記事では説明しきれないほど、株式の専門用語は実にたくさんあります。

株式投資を始めるにあたって少しでも用語を覚えておくと、知らないままでいるより後々スムーズに株取引ができるようになるかもしれません。

では最後に、株式取引で売買差益を狙うだけではなく、配当金や株主優待が目的で株式売買をされる方もいらっしゃることかと思いますので、配当金関係の用語についても学習しておきましょう。

■配当金

言わずもがな、保有している銘柄の会社から受け取れる分配金のことです。

会社に利益が出ると、株主に分配されます。

■配当権利確定日

保有している銘柄の会社から配当金を受け取れる権利が確定する日のことを言います。

その多くは決算月の月末です。

ただし、配当権利を取得するには確定日に当該株式を保有していればいいというわけではなく、確定日を含む4営業日前までに保有している必要があります。

「寄る」「引け」「約定」「成行」・・・など、ここで解説しました用語だけでも結構ありましたよね。

ここでご紹介した用語はどれも、株式投資を行ううえでは基本的なものばかりですので覚えておくといいでしょう。

株式用語は基本のものから覚えよう

ここまでお話ししてきました通り、株式用語は覚えきれないほどたくさんあります。

しかし、基本的な用語をおさえておかないと、思わぬ形で売買が成立してしまうことも考えられます。

聞きなれない用語ばかりで難しいと思われるかもしれませんが、基本的な株式用語は覚えてしまうようにしましょうね。