最近、株式投資に興味を持っている方が増えているようです。
なかには、挑戦してみたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、株式投資の仕組みや株価が上がる仕組みなどについてお話をしていきます。
投資で成功するために、まずは知識を身につけることからはじめましょう。
株式投資の基本の仕組みを知ろう!
株式投資に興味を持っていても、実際に知識があまりない方もいることでしょう。
まずは、株式投資の基本の仕組みについてお話をしていきます。
株式投資とは、企業が発行する株を売買することをいいます。
投資を行う目的は、利益を得ることです。
株価がまだ安いときに株を購入し、その株価が上がるときまで待ち、上がったところで売却すれば購入したときとの差額が利益になるのです。
株式投資で成功している方は、このタイミングを見逃さずに売却するので、人によってはこの一瞬の間で莫大な資産を得ているのでしょう。
さらに、株主になることで、その会社の製品や優待券などを得られる「株主優待制度」や、会社が利益を出したときに株主に「配当金」として利益を分配されることもあります。
このような株式投資の良い仕組みがメディアなどで拡散し、株式投資に興味を持つ方も徐々に増えているのです。
株式投資の仕組み!デメリットももちろんある
株式投資の基本的な仕組みについてお話をしましたが、良い面があればもちろんあまり良くない面もあります。
株式投資のデメリットについて、ここでみていきましょう。
投資家は、株を購入することでその会社に資本を提供し、その得た資本で会社は事業を拡大したりなどをします。
ところが、その事業が失敗してしまうと、当然利益が上がることもありません。
会社の業績が減益となってしまったら、配当金が減ってしまったり、株主優待制度が変更や廃止されることもあり得ます。
もっと悪い状態になってしまうと、会社が倒産してしまうこともあります。
倒産してしまったら、持っている株式の価値もなくなってしまいますので、投資家は大損してしまうのです。
他にも、個別銘柄の株式や相場の状況によって売買できないことがあったり、外国の株式などでは、売却するときの為替相場の状況によっては為替差額が生じ、損してしまう場合もあります。
こういったデメリットの面もありますので、株と聞くと、「難しい」や「少し怖い」などといったイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。
株式投資をしたことがない方は、株についての知識もあまり多くないと思いますので、業績が良くなる会社の株を見極めることが簡単ではありません。
しかし、正しい知識を身につけて情報収集を怠らずに行えば、はじめて投資を行う方であっても運用することは可能です。
株式投資をいきなりはじめるのではなく、知識や情報を得ることからはじめていきましょう。
株価が上がる仕組みとは?
株式投資を成功するためには、株式の売買をうまくやりくりすることが重要なポイントです。
そのためには、株価が上がるタイミングを逃さないことが大切です。
それでは、株価はどのように上がるのでしょうか。
ここで、株価が上がる仕組みについてご説明します。
株価の価格は、その株の需要と供給のバランスによって決定されます。
はじめにもお話をしましたが、株式投資とは企業が発行する株を売買するものです。
企業にとっては、自社の株を多くの人が買ってくれれば企業の資金も増えるので嬉しいことなのですが、株式は無限に発行できるわけではありません。
企業が発行する株式にも限度があるのです。
そのため、その株を買いたい人が多ければ、その分株価も上がっていくのです。
反対に、売りたい人が多くなってしまうと、それだけ株価が下がってしまいます。
このように、株価はその株式を買いたい人と売りたい人のバランスで決まってくるのです。
ですから、株価が上がるには、その株式を買いたい人が売りたい人よりも多くなくてはならないのです。
株価が上がるタイミングとは?①
株価が上がる仕組みは、その株式を買いたい人が売りたい人よりも多くなくてはならないとご説明しましたが、抽象的すぎてどのようなことか分かりにくいかと思います。
ここからは、株価が上がる仕組みとタイミングについて、より具体的にお話をしていきます。
株価が上がるタイミングは、大きく5つあります。
【1、決算日】
どの企業にも決算日が設定されていますが、この決算日にはその企業の業績や決算が発表されます。
そこで、その企業が好決算であったり、配当金が上がるというようなことがあると、株価が上昇することが多いです。
もちろん、決算で悪い情報のときが出る場合もありますので、このようなときは損してしまう可能性が高くなります。
しっかりその企業について調べて、損しないようにするための対策をとることが重要です。
【2、為替が円安】
為替が円安になることも、株価が上がるタイミングといえます。
これは企業それぞれの株式いうよりは、日本の相場全体の雰囲気でいえることです。
円安になると、輸出企業の業績が良くなってきます。
その企業の業績が良くなれば、その株を求める人が増えますから、株価が上がってくるのです。
ですから、為替で株価を見極めるのも大切ですね。
株価が上がるタイミングとは?②
引き続き、株価が上がる仕組みとタイミングについてお話をしていきます。
【3、株式分割】
株式分割とは、今までにあった浮動株を分割することをいいます。
浮動株というのは、その会社の創業者などが常時保有している固定株とは異なり、投資家によって日々売買されている株式のことをいいます。
例えば、浮動株を「1:3の分割をする」となった場合についてお話をします。
「1:3の分割をする」ということは、市場にあるその銘柄の株数が3倍になるということです。
ですから、その株を元々持っていた人たちが損にならないよう、1:3の分割をした場合の株価は3分の1となるのです。
この場合、1株を3株にするため、1株6,000円だった株式は、3株×2,000円になります。
1株×6,000円で6,000円、3株×2,000円で6,000円となるのです。
これは「株価が安くなっている」ということを指すため、分割したあとにその銘柄の株は買いやすくなります。
また、配当をすえ置きにすることによって起こる実質的な増配や、株の流動性が高まるなどのメリットが多いことで、株式分割を行うと株価が上がりやすくなるのです。
【4、金融緩和によって起こる景気の好感】
日銀が金融緩和を行うことも、株価が上がることにつながります。
金融緩和することで、日経平均株価が大幅に上昇します。
これにより、日経平均株価の構成銘柄の株価も上昇するのです。
【5、新規上場】
株価が上がるタイミングには、新規上場企業の株も当てはまります。
新規上場の株は、注目度が高くなるのでその株を買いたい人が増えてきます。
しかし、新規上場株はすべての買いたい人が購入できるわけではなく、一部の人しか購入できないので需要が高まると言えます。
その結果として、新規に上場する株は上場してから数日間値がつかないこともしばしばあるのです。
株価が上がるタイミングには前兆がある!?どうやってわかるの?
株価が上がる仕組みやタイミングについてお話をしましたが、そのタイミングが訪れるまで意識していなければならないのは、なかなか難しいことです。
最後に、この株価が上がるタイミングには、前兆があるかどうかをお話ししていきます。
上がるタイミングを予測できれば、ずっと意識する必要もありませんから、前兆があればとても良いですよね。
実際に、株価が上がる前兆はあるといわれています。
株式投資で成功している方の多くは、株価が上がる前兆に関しての独自の理論があるので、そのときに合わせて株の売買を行っています。
多くの投資家が行っているのは、「ローソク足」というチャートの分析です。
株価の値動きをみるときに、株価チャートというものを参考にします。
この株価チャートをローソク足に見立てた分析を行うことで、そのあとの株の値動きが予測しやすくなるので、株価が上がる前兆を判断することができるのです。
そのため、売却ももちろんですが、株を購入するタイミングも予測することができます。
この売買をうまく行うことで、株式投資に成功しやすくなりますので、株価チャートを分析することは大切ですね。
投資で成功するためには知識を蓄えよう!
株式投資で成功するためには、株価が上がるタイミングを逃さないことが重要なポイントだとお話をしましたね。
そのためには、株価チャートの分析をすることも大切なことだということもお話ししましたが、特に重要なのはは知識をつけることです。
正しい知識や情報を蓄えることが、うまく投資できることにつながります。
いきなり投資をはじめるのではなく、まずは株式投資の勉強からはじめてくださいね。