アパートの名前で入居率が変わる!?決め方のポイント

アパート経営するにあたり、重要視すべきところはたくさんあるかと思いますが、なかなか名前については重要視されていない方も多いのではないでしょうか。

実は、アパートの名前で入居率が変わるとされています。

では、どのような名前をつければいいのか、決め方のポイントをお伝えしていきます。

アパートの名前でなぜ入居率が変化する?

アパート名に限らず、名前はどんなものにもついています。

商品名は商品のメリットを訴え、購入意欲を沸かせ、購買に結びつくことに効果があるとされています。
これは、アパートの名前も同じで、名前で気を引き、関心を持たせることが考えられます。

アパートの名前というものは、アパートの住所にもなります。

住所というものは、免許証や手紙、はがきや名刺など、ありとあらゆる局面で書く機会があると思います。

何のセンスも感じないアパート名と、一工夫されおしゃれと感じるアパート名では、入居者もおしゃれと感じる名前を選ぶのではないでしょうか。

入居者を募集する際には、パンフレットなどの情報誌に搭載しますよね。
そうなれば、アパートの名前が全面的に出てきます。

ですので、アパートの名前を決めるときには、入居者の心情も考慮しなければなりません。

入居者が住居を決めるとき、賃貸料金や設備、場所を見ていると同時に、アパートの名前にも注目しているのが実情なのです。

このように、アパートの名前で入居率が変化することがわかると、安易に決めてしまうことは危険な行為でもあります。

では、どのようにして名前を決めていけばいいのか、決め方のポイントをお伝えしていきます。

アパートの名前の決め方!基本ポイント

新しいアパートでしたら、おしゃれな名前をつけている物件も多く見られます。

しかし、築20年も経っているアパートの場合、

・ハイツ○○
・○○荘
・メゾン○○
・○○コーポ

などつけられている物件も多く見られます。

このようなアパート名は、どうしても、古臭いというイメージが選考してしまい、入居者が遠のいてしまうのが現状なのです。

特に、若い入居者たちは、名前の古臭さを気にする人も多いです。

名前のイメージから、古い物件と決め付けられ、内見数が極めて少なくなってしまうという問題も実際に起こってしまっています。

アパート自体は悪くないのに、名前のイメージで入居が決まらないなんてことになったら、もったいないと思いませんか?

ですので、入居者に好まれる名前の決め方のポイントをお伝えしていきましょう。

以下ポイントをお伝えしていきます。

・呼びやすい
・聞きやすい
・読みやすい
・書きやすい
・個性的
・覚えやすい

等が挙げられます。

入居者に選ばれるアパートにするためには、少なくとも上記の要素を備えたものが望ましいでしょう。

アパートの名前の決め方!注意ポイント

では、重要なポイントである、アパート名の決め方の注意点をお伝えしていきましょう。

・読みやすく・書きやすく

先ほどのポイントにもお伝えしたように、ある程度個性的な名前をつけることも大切です。
ですが、個性的といっても、「読みにくく書きにくい」では意味がありません。

実際、非常に長いアパート名の物件にお住まいの方で、「住所を書くときに面倒」なんてお話を聞くことがあります。

いくら人と被りたくないからといっても、非常に長い名前をつける人もいるかもしれませんが、やはり「読みやすさ」「書きやすさ」も大切ということを把握しておきましょう。

・難しい文字は避ける

また、難しい文字は避けることも重要なポイントです。
特殊な記号や旧字体は、入居者に迷惑となる場合もありますから、使わないようにしましょう。

・近隣物件と被らないようにする

不動産経営には、いかに自分の物件を選んでもらうことが重要となります。
同じような名前をつけてしまうより、センスある名前をつけて、周りとの差をつけましょう。

入居者に選ばれるアパートの名前の決め方とポイント

アパートの名前を決めるにあたり、入居者がいかに好印象を受け、親しみを感じるかが重要となってきます。
センスのいいと感じる、名前の決め方について詳しくご紹介していきます。

アパート名には、響きがいい、爽快感、希望感、透明感、などの印象を与えるものがいいとされています。

例えば、イタリア語で「ルミナーレ」という単語は、照らす・輝くなどの意味があります。
また、フランス語で「ベルフール」は美しい花という意味があります。

このようないい印象を持つ言葉は、入居者にもいい印象を与えます。
お気に入りの言葉を選び、組み合わせて使用してもいいですね。

また、多くのアパートでも見られますが、「○○湘南」「○○中目黒」などの地名をアパートの名前としてつけられていることも多いです。

一見地名がつくことで、ダサいと感じてしまうかもしれません。

しかし、地名をつけることで、入居者の目につきやすいというメリットがあります。
入居者は、アパートを探す際、仕事場からの通勤時間を考え、場所を特定して探すのが一般的です。

ですので、アパートに地名を入れることは、入居者の目に留まりやすく、入居者が決まりやすくなります。

おしゃれなネーミングに地名を入れて、入居率をアップさせていきましょう。

アパートの名前は変えることができるの?

今経営されているアパートの名前を変えたいと思ったとき、名前の変更は可能なのでしょうか。

結論からいいますと、可能です。

まずは簡単に、アパートの名前が決まるまでの流れをお話していきます。

アパート名の具体的な決め方の流れは、不動産の建築確認を行ったときです。

建築確認の申請書というものには、アパートなどの物件名も記載する欄があります。
ですので、基本的にはアパート名を記入した上で、役所に提出しなければなりません。

ただ、地域によっては、アパート名を記載しなくても、役所で登録できる場合もあります。
その場合は、名前を変更したとしても、新しい名前の変更届けを役所に提出する必要はありません。

つまり、変更する手続きが必要かどうか、という話はアパートを登録の仕方で変化するのです。

実際に変更をする場合、以下の流れが必要になります。

①管理会社への連絡
②役所へ届出

持ち主は、自分のアパートだからといって勝手に名前を変更してしまうと、後々トラブルが起きてしまうことにもなりかねませんので、必ず確認を取ってから、変更手続きを済ませるようにしましょう。

アパートの名前を変更した後に行うことは?

これらの企業に確認を取ると同時に、今お住まいの入居者の通知も忘れずに行いましょう。
入居者が住民票にアパート名を入れている場合には、変更手続きが必要なってしまいます。

また、十分な期間を設けず通知してしまうと、不満が募ってしまい、トラブルに発展してしまうかもしれません。

最低でも1ヵ月前には、入居者に変更の旨を伝えておきましょう。

アパートの名前を変更することは、持ち主の自由になりますが、入居者に迷惑をかけてしまうことも事実です。

変更に協力してくれたというお礼をこめて、感謝を伝えるようにすることも忘れずに行ってください。

また、以前の名前が記載された表札やプレートなどは直ぐに変更しておきましょう。

せっかく考え抜いた、おしゃれな名前にしたのですから、プレートもデザイン性あふれるおしゃれなものにすることをおすすめします。

アパートのプレートのデザインは、デザイン業者に頼むこともできますから、一度問い合わせてみてはいかかでしょうか。

アパート名は持ち主がどんな名前にしようが決め方は自由です。

せっかく変えるのでしたら入居者に好まれるような、センスある名前をつけていきましょう。

アパート名の重要性

いかかでしたか?

アパートの名前には、入居率に大きく関わるほど重要なものであることがわかりました。

今経営されているアパート物件の名前で、損をしている可能性があるかもしれません。

名前の変更は意外にも簡単に行うことができますから、検討されてみてはいかがでしょうか。