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木造住宅にバルコニーを!どんな防水工法が用いられるのか?

2019.12.30

木造住宅を建てる際などに、バルコニーを作るかどうか検討することもあるでしょう。

類似したものとしてベランダがありますが、どちらが自分にとってより良いか、よく考慮して選ぶことが大切です。

また、バルコニーなどは劣化を防ぐためにも防水工事が必要になります。

それには種類もあるため、それぞれの特徴についても見ていきましょう。

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バルコニーとベランダの違いとは?

バルコニーと類似した言葉として、ベランダがあります。

同じような位置づけとして扱われることも多い両者ですが、バルコニーとベランダの大きな違いは、屋根の有無です。

バルコニーは屋根がないのに対し、ベランダは屋根があります。

屋根があるベランダを選ぶ場合、洗濯物などを干しても雨に濡れる心配を軽減してくれます。

風で吹き込んだりしない限り、雨に直接濡れる可能性も低いため、バルコニーに比べ防水工事の恩恵はあまり感じないかもしれません。

とはいえ、屋外になりますので、防水工事は必須です。

一方、バルコニーの場合、屋根がないので当然雨に直接打たれます。

そのため、しっかりとした防水が必要になります。

ちなみに、バルコニーは2階以上にある建物から張り出した屋根のない部分のことを指し、これが1階にある場合はテラスとなります。

また、屋根があれば1階でもベランダとなりますが、伝統的な日本の木造建築などでは縁側と呼ばれます。

バルコニーの種類とは?選ぶものにより適した防水対策を

バルコニーにも種類があり、大きく分けて3つあります。

まず挙げられるのが、ルーフバルコニーです。

ルーフバルコニーとは、例えば三階建て住宅の場合、二階の屋根を三階の庭として利用する場所を指します。

特に、都市部などの比較的土地が狭い地域などで見かける種類と言えます。

また、屋根の全面をバルコニーとして利用するスカイバルコニーも人気です。

広々としたスペースを設けることができ、子どもの遊ぶスペースなどにちょうど良く、夏場などに大きなプールを作って遊ぶのも喜ばれます。

その一方で、スカイバルコニーは言ってしまえば屋根なので、直接太陽光や雨の影響を受けやすく、それぞれに対する対策を講じる必要があります。

例えばスカイバルコニーの床に劣化が見られる場合などは、防水性が失われて雨漏りなどのトラブルにつながります。

バルコニーを1つの部屋のように使用したい方には、インナーバルコニーがおすすめです。

インナーバルコニーは屋根が付いているため、突然の雨などでも濡れる心配が少ないと言えます。

インナーバルコニーに面した部屋の窓を開ければ、空間が繋がり開放的なスペースに生まれ変わるでしょう。

次項では、木造住宅のバルコニーに用いられる防水工法についてご説明していきます。

木造住宅バルコニーは防水性も進化している

昨今の住宅では木造以外の構造も見られるようになりました。

とはいえ、価格の安さや間取りの自由度の高さなどから、木造住宅の人気は未だ衰えることはありません。

ここからは、新築などで木造住宅をお考えの方に向けて、バルコニーなどの防水についてご説明していきましょう。

ベランダが主流だったころの木造住宅は、ベランダに対する防水対策が確立されていなかったことから、後付けであったようです。

しかし、現在では防水対策が広く普及したことから、最初からベランダやバルコニーを付けることができるようになりました。

その防水対策として挙げられるのが、FRP防水工法です。

FRP防水とは、FRP(繊維強化プラスチック)の防水層を形成したものにトップコートを表面に塗布する工法のことを指します。

FRP防水に塗布するトップコートは、防水だけでなくバルコニーが直接影響を受けやすいとされている紫外線を防ぐ役割も担います。

木造住宅のバルコニーに普及するFRP防水の魅力

木造住宅のバルコニーには、FRP防水工法が普及していることが分かりました。

そのFRP防水について、さらに詳しくご説明していきましょう。

FRPは、高い耐水性や耐久性、耐食性などを備えているため、優れた防水性能を発揮します。

また、軽量であるという点も特徴で、住宅の形状によっては重量が懸念材料ともなり得るベランダやバルコニーにとっては利点となります。

一方で、プラスチックは紫外線の影響を受けやすく、劣化を遅らせるためにトップコートで保護する必要があります。

このトップコートは、塗布してから10年間の保障期間が瑕疵担保保険では約束されています。

しかし、あくまでも室内ではなく室外に位置するバルコニーは、紫外線や雨などの影響を避けることは難しいです。

そのため、定期的に新しいトップコートを上から塗布し直すことが望ましいです。

木造住宅のバルコニー特有?FRP防水の亀裂による影響

前項でご説明した木造住宅のバルコニーに普及しているFRP防水ですが、硬いという特徴も持っています。

しかし、その硬さが仇となり、トラブルが起こることもあります。

木造住宅は、木材自体が収縮したり反ったりするうえ、地震などで揺れやすいです。

風や付近の道路に大型トラックが通る際などに建物が揺れることもあるでしょう。

つまり、防水を施した下地が動きやすいということです。

ところが、硬いFRP防水は、こうした下地の動きに追従できず、ひび割れを起こしやすいのです。

すると、亀裂から雨水などを通してしまい、それが雨漏りの原因となることがあります。

そのため、木造住宅にはFRP防水は不向きとも言われます。

FRP防水の亀裂による雨漏りなどが気になる方は、バルコニーを作る際にFRP防水ではなく他の防水工法を用いることも検討しましょう。

バルコニー面積が広い木造住宅におすすめの防水工法

木造住宅のバルコニーで用いられるFRP防水は、それらの面積によっても適しているか否かが判断できます。

例えば、比較的小さな面積のバルコニーの場合、大きな面積と比べると地震などによる揺れの影響を受けにくく、亀裂もできにくいと言えます。

それに加え、トップコートの塗布を定期的に行うなど、後のメンテナンスを心掛けるのであれば、FRP防水でも防水対策はまかなえるでしょう。

しかし、大きな面積のバルコニーや、後のメンテナンスの手間が負担であるという方には、ウレタン防水もおすすめです。

ウレタンは柔らかい性質を持った素材のため、もし亀裂が入ってしまったとしても雨漏りなどのトラブルを防ぐと言われています。

また、ウレタン防水は下地を選ばず、どんなところにも対応できると言われています。

あるいは、ウレタン防水以外にもシート防水というものがあります。

シート防水に使用されるシートの素材は、主に塩化ビニルとゴムに分かれます。

両者ともFRP防水やウレタン防水よりも耐用年数が長いのが特徴です。

特に塩化ビニルを素材としたシート防水は、耐久性や耐摩耗性に優れ、長くて20年という耐用年数の長さが際立ちます。

それゆえ、ゴムよりも単価が高くなる傾向があります。

木造住宅のバルコニーは防水工法に注目

私達が目にする住宅は、形状の個性化など以前に比べ大きく変化しています。

昨今のバルコニー人気を見ても、住む方のライフスタイルの変化と住宅の変化は大きく関わっていると言えます。

しかし、屋外であるバルコニーは、劣化を防ぐためにも防水性が求められます。

木造住宅のバルコニーではFRP防水が用いられることが多いですが、ウレタン防水やシート防水もあります。

バルコニー面積などを考慮した上で、どの防水工法にするかを選びましょう。

 - 建物, 構造