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軽量鉄骨のアパートは音が響きやすい?積水の賃貸で検証

2019.7.26

積水の賃貸住宅のシャーメゾンには、軽量鉄骨造のアパートが数多くラインナップされています。

「軽量鉄骨造は音がよく漏れる」という話を聞きますが、実際のところ本当なのでしょうか?

今回は軽量鉄骨のアパートの音漏れについてご紹介します。

引っ越しを検討している方、アパートの騒音で悩んでいる方はぜひ参考にして下さい。

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軽量鉄骨造とは?重量鉄骨との違い

建物の建築構造にはいくつかの種類が存在します。

一般住宅に多く見られる木造住宅、頑丈で防音効果の高い鉄筋コンクリート造の他、鉄骨造などが一般的です。

積水ハウスなどでよく聞く鉄骨造ですが、建築方法には2種類の構造体が存在します。

重量鉄骨造と軽量鉄骨造です。

それぞれの違いは使用している鉄骨の厚みにより違います。

○重量鉄骨造

6mm以上の厚さの鉄骨を使用していれば、重量鉄骨造となります。

法定耐用年数は34年です。

法廷対応年数とは国が定めたひとつの基準ですので、「これ以上住めない」という意味ではありません。

○軽量鉄骨造

6mm未満の厚さを使用していれば軽量鉄骨造です。

法定耐用年数はさらに2つに区分され、3mm以下で19年、3mm超~4mm以下で27年の設定となります。

4mm超~6mm未満に関する法定耐用年数の記述はありません。

よって、6mm未満の厚さの鉄骨を使用しているのが軽量鉄骨造と呼ばれています。

軽量鉄骨の特徴~積水の軽量鉄骨は音が漏れやすい?

「積水ハウスの軽量鉄骨のアパートは音が漏れてうるさい」という声を耳にすることがあります。

たしかに軽量鉄骨造は重量鉄骨造に比べれば、その名の通り「軽量」なつくりになるわけですからその可能性もあるでしょう。

しかし、積水の軽量鉄骨造が、すべてそうだと言い切るのはいささか乱暴です。

ちなみに重量鉄骨造と軽量鉄骨造は単なる厚みの違いだけではありません。

骨組となる躯体部分の建築構造にも違いがあります。

重量鉄骨造は鉄骨自体が頑丈なため、ラーメン構造と呼ばれる柱と梁だけで枠組を作るのを基本とした建築構造です。

「ラーメン」とはドイツ語で「額縁」を意味する「Rahmen」が由来です。

一方、軽量鉄骨造はブレース構造という斜めに筋交いを入れる構造を用います。

この方法により、強度を上げているのです。

ちなみに筋交いは、在来工法と呼ばれる木造軸組工法においては基本の工法で、阪神大震災ではこの筋交いの有無が木造住宅の倒壊を左右したと言われています。

積水ハウスのコンセプトブランド「シャーメゾン」

積水ハウスは、賃貸住宅を「シャーメゾン」というコンセプトによりブランド展開しています。

地域にもよりますが、ターゲット層は一人暮らしからファミリーまで、さまざまなタイプのお部屋が用意されており、賃貸不動産業界でも高い人気です。

シャーメゾンの中にはエレベーターも設置されている近代的な重量鉄骨造のアパートも存在しています。

しかし、主流は2019年の現在において軽量鉄骨の2階建てアパートがほとんどです。

これらの2階建てアパートでは正直なところ「周囲からの騒音に悩まされている」「2階からの足音がうるさい」という声も多く見られます。

一方、反対の意見も多く、「以前も積水の軽量鉄骨に住んでいたけど騒音は今回が初めて…」という声もあります。

いったいこの違いは何を意味するのでしょう?

積水の軽量鉄骨だから音が漏れやすいというのは嘘!

この、「積水の軽量鉄骨アパートは音漏れする」という話ですが、実は積水に限ったことではありません。

積水のアパートには、20年以上前に建てられた物件で入居者がいるアパートも数多く存在しています。

アパート物件の数が類型的に多ければ多いほど、それだけ音漏れのしやすい物件も出てくると言えるのです。

さらに騒音は、壁や床などへの防音対策にどの程度の予算がかけられているか、という部分でも大きく変わってきます。

実際、軽量鉄骨造のアパートでは、防音対策への予算のかけ方は、オーナーさんの考え方ひとつで左右するのが実情です。

フローリングの防音対策の予算を削減すれば、建築費用は抑えられる反面、それだけ足音を階下に響かせる結果となります。

また、そもそも厚さ6mm以下の軽量鉄骨造で、完全な防音効果を誇れる部屋を作ることは難しいです。

鉄筋コンクリート造や重量鉄骨造に比べれば、当然、音は漏れやすくなるのが軽量鉄骨造の特徴でもあります。

上階からの足音は、多かれ少なかれ、必ず聞こえると考えて良いでしょう。

そのあたりから、大手である積水のアパートでは騒音被害への声が目立っている、図式になっているのではないかと考えられるのです。

軽量鉄骨のアパートに引っ越し!1階の場合は騒音への妥協も大事

それでは実際に引っ越しをした後、入居者が行える騒音対策を考えてみます。

まずは階下である1階に引っ越した場合を考えてみましょう。

すでにご説明した通り、積水に限らず軽量鉄骨造のアパートは、音漏れするのは仕方ありません。

音漏れの具体的な対策方法としては、以下の3つがあげられます。

①音漏れが気にならない方法を考える

音楽をかける、耳栓をするなど、いろいろやってみましょう。

ただ、一度気になってしまうと徹底的に気にしてしまうのが騒音問題です。

「こんなものだよね…」と開き直って割り切るのもひとつの方法です。

めげずにいろいろ工夫してみましょう。

②不動産業者から上階の住人に騒音がひどいことを伝えてもらう

不動産屋を通して、上階の住人に騒音が発生していることを伝えてもらいましょう。

くれぐれも直接伝えるのは避けて下さい。

相手によっては思わぬ展開に発展してしまう場合もあるからです。

直接伝えるときでも必ず不動産業者立会いのもとで伝えるようにして下さい。

③引っ越す

最後には引っ越すしか方法は無いかもしれません。

ポジティブに考えてみれば、アパートはあくまでも賃貸です。

自己所有の「持ち家」に比べれば住み替えも気楽にできるのが特徴のひとつといえます。

同じ不動産業者に自分の苦労をしっかりと伝え、騒音に関してもっと良い物件を探してもらうというのもひとつの方法です。

軽量鉄骨のアパートに引っ越し!2階の場合は防音への対策をしよう

続いては、上の階である2階に住む場合の防音について考えてみましょう。

積水のシャーメゾンなどを見ても、軽量鉄骨のアパートはほとんどが2階建てとなっています。

そして、2階に住む場合、苦情を言われるまで自分が騒音の原因になっていることに気づいていないという人は多いです。

苦情を言われたため、「とにかく音を立てないように気をつけるようになってしまい精神的に参ってしまった」という人もいます。

さらには「下の階は音が聞こえた時だけ気にすれば良いが、上の階は24時間365日騒音を立てないように気を配らなければならないから大変!」と言う人もいるくらいです。

いずれにしても苦情を言われるのは侵害なことですし、何より人に迷惑をかけるのはあまり良い気分ではありません。

そこで、具体的な防音対策として一番のおすすめは防音用の床マットを引くことです。

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その他、椅子の足にカバーをつける、スピーカーを床の上に直におかないなど、いろいろと方法があります。

ホームセンターなどでさまざまなグッズが売られていますので、各自工夫をすると良いでしょう。

アパートの騒音問題は1階2階問わずかなり気を使う部分

今回は、軽量鉄骨造の音漏れに関して、その建築工法から実例までを大手である積水ハウスを例に上げながら紹介しました。

まとめとして言えることは、軽量鉄骨造は特性として多少なりとも音が漏れるものと理解することが大切です。

騒音問題はお互い様なこととはいえ、1階、2階問わず一度気になるととことん気になってしまう、気を使ってしまう部分といえます。

各自工夫しながら快適な居住空間をお過ごしいただければ幸いです。

 - 建物, 構造