NISAと積立NISAの併用はできるのか?それぞれの違いや特徴

「積立NISA」は、2018年の1月から新たにスタートした積立制度ですが、投資や積立に関心があれば既にご存知の方もいることでしょう。

しかし、「従来のNISAと一体どんな違いがあるのか」「NISAと積立NISAの併用は可能なのか」など疑問も浮かびますね。

今回は、両方のNISA制度の特徴や、併用はできるのか、どちらのNISA制度を選ぶべきなのかなどをお伝えしていきます。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

業者で変わる?スプレッドと取引手数料がもたらす利益の違い

FXでは、カタカナやアルファベットの聞きなれない用語が頻繁に出てきます。FXという言葉自体もそ...

金の刻印「916」の意味は何か?金製品の刻印はなぜ必要?

金製品は、ほとんどの場合、「K18/750」「K22/916」「K24/999」などの刻印が打た...

NISA口座を銀行から証券会社にしたい!その変更手順を解説!

2014年にスタートしたNISA。2015年には新たな制度が設けられ、毎年今とは別の金融機関...

NISA口座を作る!銀行・証券会社の特徴や手数料などを比較!

NISAは2014年に始まった、個人投資家向けの税制優遇制度です。投資に興味が無い方でも一度...

スプレッド比較する際に気を付けたい!海外fx業者の注意点!

fxで業者を選ぶ上では、できるだけスプレッドが狭い業者を選びたいものです。近年では、スプレッ...

金についての予備知識。純金とは純度100%の金のこと?

「金」は、ただの金属ではなく、昔から資産として取り扱われてきました。現代でも、資産として保有する...

人生最大の買い物で失敗したくない!大きな金額だから慎重に

人生最大の買い物といえば、もちろん「家」ですよね。多くの人は、マイホームにあこがれを持っています...

くわしく知りたい!株式用語でよく耳にする引けや寄るとは?

「株式投資に興味があるけれど、難しそうで手が出せない…」そうお考えの方は多くいらっしゃるので...

容積率がオーバーしていると違反に!何か罰則規定はあるの?

不動産投資用に物件の購入を検討されている方もいるでしょう。その際、重要となるのは「容積率」と...

投資で成功するために!株価が上がる仕組みを知ろう!

最近、株式投資に興味を持っている方が増えているようです。なかには、挑戦してみたいと思っている方も...

「株」の意味がわからない方必見!株について簡単に解説!

テレビや雑誌などで目にしたり耳にすることも多い「株」という言葉。そもそも「株」の意味がわから...

FX専業トレーダーがブログを書くには?利点や欠点について!

FXの専業トレーダーの中には、FXブログを毎日欠かさず書いている方も多いですよね。始めは読者...

中国の国債が暴落?バブルの崩壊が全世界に与える影響とは?

今回は、中国バブルや世界経済のお話です。「中国の国債が暴落して、世界の経済状況が悪化し危機的な状...

知っておきたい株用語「寄る」とはどんな状況のことか?

少額投資非課税制度のNISAが開始されてからしばらく経ち、株は以前と比べてより身近な存在になって...

なぜ円安は輸出有利・株価上昇を引き起こすといわれるのか

皆さんは、円高か円安かによって輸出有利になったり輸入有利になったりすることをご存知ですか。な...

スポンサーリンク

併用できるかどうかの前にNISAとは何かを知ろう!

NISAと積立NISAの併用ができるかどうかをお伝えする前に、NISAと積立NISAは何なのかをご説明していきます。

NISAとは「毎年120万円までの投資で得た利益が5年間の非課税になる制度」のことで、正式には「小額投資非課税制度」といいます。

本来、投資をして利益が出れば、その利益に応じて税金が課税されます。

しかし、NISAの制度を利用すれば、課税されません。

一体どういうことなのか、具体的にご説明していきます。

例えば、投資をして10万円の利益を得ることができたとします。

本来であれば、その利益の10万円に対して20%課税されるので、2万円が税金になり、手元に残る実際の金額は8万円ということになるのです。

しかし、NISAの制度を利用すると、120万円の投資額以内で得た利益は非課税になるので、10万円全額を手元に残せます。

積立NISAとは?NISAとの違いは?

一方で、積立NISAとはどんなものなのでしょうか。

積立NISAは、名前の通り毎月1万円~3万円など積み立てていくものです。

NISAが毎年120万円の非課税枠があるのに対して、積立NISAは毎年40万円と、NISAに比べて少額になります。

しかし、非課税の期間はNISAは5年に対し、積立NISAは20年と長期です。

NISAは期間が短いこともあり、期間が満期になれば、非課税の期間は終了します。

そうならないために、5年後の翌年に非課税枠へ移し、再度非課税の期間を5年間保有(ロールオーバー)できるのです。

NISAでも積立はできますが、「積立を使う機会は少なく、買うのも年間40万未満」であれば、積立NISAの方が期間が長いので、ロールオーバーをせずに済みます。

また、NISAと積立NISAのどちらも、途中で所持している資産を売却しても、その年の非課税枠は復活できません。

もし、余ったとしても翌年に繰り越しされることもありません。

ここまでの説明で、NISAと積立NISAの違いについてお分かりいただけたことと思います。

では次に、両者の併用ができるか否かについてお話ししていきましょう。

NISAと積立NISAは併用は可能か

「もしかしたら、年間120万以上買う予定があるかもしれない」「20年間非課税になるなら、積立NISAの方がいい」と「両方のNISAの制度を受けたい」と考える人もいるかもしれません。

しかし、NISAと積立NISAの併用はできません。

そのため、どちらのNISAを利用するかを選択する必要があります。

もし今現在、NISAの口座を持っていて、積立NISAの開設をしたい場合は、今使っているNISAの口座から積立NISAの口座へ変更をしなければなりません。

また、その逆も同様です。

そして、口座の変更をする際は、取り扱い金融機関から受け取れる「勘定変更依頼書」を提出する必要があります。

殆どの場合、次のような書類の提出をするだけで、口座の変更ができます。

・使用している金融機関から「勘定変更依頼書」などの書類が送られてくるので記入します。

・マイナンバーを登録していない場合は、マイナンバーがわかる書類の提出が必要になります。

・本人確認書類(免許証・住民票の写し・年金手帳)いずれか1点の提出が必要になります。

これらを金融機関に提出しましょう。

基本的に、こちらでやらなければならないことは以上になります。

NISAと積立NISAの違いは他にもある!

前項では、NISAと積立NISAの大体の違いや特徴をお伝えしてきましたが、ここでは、どんな違いがあるのかより深く見ていきましょう。

今までお伝えしてきた内容は「非課税の期間」と「投資金額の違い」でしたが、それ以外に対象商品の違いもあります。

基本的に、積立NISAは「投資信託」、ETF(上場投資信託)しか購入できません。

一方、NISAは日本の株や外国の株はもちろん、他にもREIT(不動産に投資ができる商品)やETF(上場投資信託)などの商品も買うことができます。

しかし、商品数が多いNISAを選ぶと、「商品選びが大変だ」と感じる人もいるのが現実です。

そう考えれば、商品数が少ないことがデメリットともいえません。

そして、積立NISAの商品は比較的有利で、手数料が安いものが集まっています。

そのため、非常に安定性があるといえます。

それに比べNISAは、ハイリスクで運用し、収益があれば非課税で受け取れます。

「NISAと積立NISAを併用したい」と考えていた人も、これらのことも念頭に入れ決めるのはいかがでしょうか。

NISA・積立NISAの併用はできない!ではおすすめはどっち?

NISAと積立NISAの両方の併用ができないとなれば、結局のところどちらを選んだらよいのでしょうか?

自分にとってどちらが得なのか、きちんと把握しておくことが重要です。

前項のおさらいも含め、どちらが向いているかを判断しましょう。

【NISAを選ぶべき人】

・投資信託以外にも株や不動産投資信託など「投資先を幅広く持ちたい」と考えている

・1年あたりの投資金額が大きい方が嬉しい

・市場の平均よりもいい結果を得るために、アクティブに投資がしたい

【積立NISAを選ぶべき人】

・NISAの非課税枠は、【120万円×5年=600万円】に対し、積立NISAは【40万円×20年=800万円】と200万多いため、中長期的な投資をしたい。

・投資先に制限があるため、「たくさんあると迷ってしまう」「初めてでよくわからない」人も始めやすい

・老後や小さい子供の将来的な入学費用などに当てたい

・利益は平均値でもらえれば十分で、リスクを抑えたい

選んだ後は、1年ごとにどちらかを選ぶ形になり「積立NISAを始めたけれど、やっぱり夏から従来のNISAに変更したい」ということはできません。

そのため、自分に向いているものをよく考えてから選ぶようにしましょう。

NISAと積立NISA以外にも子供向けのNISAがある!

前項では、NISAと積立NISAについてや「併用できるかどうか」などをお伝えしてきました。

一方で、「ジュニアNISA」という制度もあるので、こちらについてもお話ししていきます。

通常、NISAと積立NISAの口座開設には、20歳以上という年齢制限がありました。

しかし、ジュニアNISAであれば、0歳~19歳までの日本在住者に対して、口座の開設が可能となっています。

また、非課税額に関しても、「NISAが120万円」「積立NISAが40万円」であるのに対し、ジュニアNISAは80万円となっています。

選べる商品も、日本の株と投資信託なので、購入する商品の幅が狭くなっているわけではありません。

デメリットとしては、一度ジュニアNISAに入金してしまうと、商品を購入しなかったとしても、ジュニアNISA口座からの払い出しは18歳になるまでできません。

それでも、「どうしても払い出したい」という場合、ジュニアNISA口座の解約のみ対応されます。

しかし、ジュニアNISA口座で今まで受け取った過去の利益に対し、全て課税されてしまいます。

そのため、一度ジュニアNISAの口座に入金をする際は、途中で引き出しすることにならないように、無理のない範囲で行うようにしましょう。

NISAも積立NISAの両方の特徴を知って投資をしよう

利益が非課税になるという部分では、NISAも積立NISAも節税のメリットがあります。

多くのリターンは望めませんが、リスクは低い積立NISAを選ぶか、リスクもリターンも積立NISAよりも大きいNISAを選ぶかはその人の投資スタイルによって変わるでしょう。

自分の生活に合う方を選ぶことが大切です。