投資にどう関わる?インフレ・デフレ・スタグフレーション

株式投資をするうえで、今の景気がどのような状況かを知っておくことは重要です。

なぜなら、景気によって株価も変わり、投資にプラスなのかマイナスなのかを判断することができるからです。

この記事では、景気の状況を表す「インフレ」「デフレ」「スタグフレーション」の意味についてお話をし、投資にどう関わるのかもお話ししていきましょう。

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インフレ・デフレとは何?

株式投資を行う際、今の景気がどのような状況かを把握することで、投資にプラスなのかマイナスなのかを判断することができます。

景気の状況を表すワードの中に、「インフレ」「デフレ」「スタグフレーション」があります。

ここではまず、インフレとデフレの意味についてお話をしていきましょう。

はじめはインフレについてです。

インフレは「インフレーション」の略で、物の値段が上がりお金の価値が下がる状態が続くことを指します。

例えば、あるお店で5つで100円のチョコを販売していたとします。

そして、そのチョコ欲しさにお客さんが殺到し、チョコが品薄になった場合でみていきます。

後日、お店は品薄状態でも販売できるように、「5つで100円」だったチョコを、「4つで100円」で販売しはじめます。

すると、お客さんは5つで100円のときほど殺到しなくなり、チョコの在庫が落ち着いてくるようになります。

このように、同じ価格でも購入できる個数が少なくなると、物価が上昇していることがいえるのです。

これがインフレです。

つぎはデフレについてですが、デフレは「デフレーション」の略で、インフレとは反対の意味です。

物価が下がり、お金の価値が下がることをいいます。

例えば、先ほどのチョコの売れ行きが悪くなり、「5つで100円のチョコ」を「6つで100円」で販売したとします。

チョコの物価が下がっていることがわかりますよね。

このように、物価の価値が下がってお金の価値が下がることをデフレというのです。

インフレ・デフレは株価にどう影響するの?

インフレとデフレについて簡単にご説明しましたが、これらは株式投資にどのように関わってくるのでしょうか。

基本的にインフレは景気の良いときに発生しやすく、デフレは景気の悪いときに発生しやすいです。

景気が良いと物価が上昇し株価も上昇しますから、株式投資においてはプラスになります。

また、インフレがゆるやかに続いていると、消費も好調となり、企業の業績も良くなることが多いです。

企業の業績は良くなれば、株価の価値も高まりますので、株の配当金も多くもらえることにもつながります。

反対に、デフレではマイナスになる場合が多いです。

消費者はお財布のひもを固くしてしまい、あまり物を買わなくなります。

そうなれば企業の業績も伸び悩みますから、株価の上昇も見込めず、投資にはマイナスといえますね。

そして、景気を示すワードはこれら以外に、「スタグフレーション」というものもあります。

これがどのようなものかについて、次項で解説していきましょう。

インフレでもデフレでもない!スタグフレーションとは?

インフレとデフレについてお話をしてきたところで、ここからは「スタグフレーション」についてお話をしていきましょう。

これは、景気停滞という意味の「スタグネーション」と「インフレーション」を組み合わせた言葉で、景気が後退していく中で、インフレが同時に進行する現象のことをいいます。

通常、景気が停滞すれば需要が落ち込んでくるので、デフレの要因となります。

しかし、原油価格の高騰など、原材料や素材関連の価格上昇などにより、不景気なのにも関わらず物価が上昇することがあるのです。

これが、スタグフレーションなのです。

日本でもスタグフレーションが発生したことがあり、1970年代のオイルショックがこの状態といわれています。

先ほどまでのお話の中で、インフレーションは投資にはプラスとお伝えしましたから、スタグフレーションでも投資にプラスなのではと思う方もいるでしょう。

実際はどのようになるかについては、次項でお伝えします。

スタグフレーション時の投資は要注意!

インフレ・デフレに続き、スタグフレーションがどのようなものかについてお話ししました。

ここでは、スタグフレーション時には、株式投資を行う際はプラスになるのかについてお話をしていきます。

スタグフレーションが発生すれば、物価が確かに上昇します。

しかし、物価は上昇しても、経済が活発になるとはいえないのです。

景気自体は停滞していても、原材料などは高騰します。

原材料が高騰していることで、企業は商品の値段を下げることができず、販売不振であっても値上げを実施する企業もあります。

そうなれば、購入者も減少しますから、企業の利益も増えにくくなります。

企業の利益が出なければ、経営自体も苦しくなりますから、株価も上がるとはいえません。

そのため、スタグフレーションで物価が上昇したとしても、株価が上がるとはいえず、投資においてもプラスになることは難しいでしょう。

スタグフレーション時に投資できる銘柄はあるの?

スタグフレーション時は、インフレのように投資においてプラスにはなりにくく、デフレと同様マイナスのことが多いでしょう。

しかし中には、スタグフレーション時に投資してもあまり問題ない銘柄もあるのです。

その銘柄の特徴としては、

・企業自体にある程度の基礎体力がある

・グローバルに展開をしている

・インフレ状況であっても需要が減らない商品を取り扱っている

以上のどれかに該当すれば、スタグフレーション時でも株式投資でマイナスになりにくいとされています。

なぜなら、スタグフレーションに陥ったとしても、物価の上昇に応じた株価の上昇を果たすことができるからです。

そうなれば、企業の資産を防衛することが可能なのです。

日本企業で例を挙げると、

・トヨタ
・富士重工
・花王
・ファーストリテイリング

などの銘柄が該当するとされています。

投資する際に意識しておくべきこと!

それでは最後に、株式投資をするうえで意識しておくべきことをお話しします。

それは、「投資する際は最悪の展開を想定し、頭に入れておくこと」です。

インフレでは投資にはプラス、デフレでマイナスとお伝えしましたが、必ずしもそうとはいえません。

景気がよくても、投資する企業に不祥事が取りざたされれば、その企業の株価は急降下します。

株価は政治とも関係があり、アベノミクスのようなインフレを引き起こす政策をした場合、うまくいかないとスタグフレーションが発生する可能性が高くなります。

スタグフレーションが発生すればどうなるかは、先ほどお伝えしたとおりです。

多くの企業は株価の上昇が望めませんから、投資するうえでも注意しなければなりません。

ほかにも、株価に影響する要因は多くありますが、いつ株価が変動するかは分かりませんから、最悪の展開を想定したうえで投資戦略を練ると良いでしょう。

景気の状況も投資判断に活かそう!

株式投資をするうえでは、今景気がどのような状況にあるか把握しておくことが重要です。

インフレなのかデフレなのか、それを把握するだけでも投資するタイミングを図ることができますね。

特に、スタグフレーションのときは注意しなければなりません。

また、景気が良くても企業によっては株価が急降下する場合もありますから、これらを想定をしたうえで投資戦略を練るようにしましょう。