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軽量鉄骨の家と重量鉄骨の家はどう違う?遮音性や耐震性は?

2019.5.19

賃貸物件を探していると、建物の構造も部屋を選ぶポイントとなるでしょう。

建築物は「木造」「軽量鉄骨」「重量鉄骨」「鉄筋コンクリート」などに分けることができます。

今回はその中の「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」に焦点を当て、くわしくご紹介していきます。

遮音性や耐震性に優れているのはどちらになるのでしょうか。

以下で探っていきましょう。

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軽量鉄骨と重量鉄骨の違いとは

軽量鉄骨と重量鉄骨は、どちらも「鉄骨造」という種類に分類されます。

どちらも鋼材を使用しており、この鋼材の厚さでその種類を分けることができます。

鉄骨の厚さが「6㎜未満」だと軽量鉄骨、鉄骨の厚さが「6㎜以上」だと重量鉄骨となるのです。

その他に軽量鉄骨と重量鉄骨の特徴をまとめてご紹介していきましょう。

【軽量鉄骨】

・工場での大量生産が可能

・建物の法定耐用年数は19~27年である

・柱が細いため、鉄骨の数を増やして筋交いを行い強度を上げている

・間取りのパターンが限られていて、建築の自由度が少ない

・工期が短いので建築費用が比較的安価である

【重量鉄骨】

・成型に時間がかかるため大量生産には不向き

・建物の法定耐用年数は34年である

・柱が太いため、軽量鉄骨よりも骨組みの数が少なく済む

・骨組みの数が少ないため、間取りの自由度が高い

・軽量鉄骨よりも遮音性に長けている

・建築費用が高い

以上のように、同じ鉄骨造でもたくさんの違いがあることが確認できました。

では、続いて鉄骨造の建物について見ていきましょう。

軽量鉄骨と重量鉄骨の建物の違い

軽量鉄骨と重量鉄骨は、鉄骨の厚みによって分けることができるとお話ししました。

鉄骨造は木造と比べると遮音性・耐震性に長けているため、最近では賃貸住宅に採用されることも多くなってきました。

しかし、軽量鉄骨と重量鉄骨では建てることのできる建築物が異なります。

これはそれぞれの鋼材の厚みが異なることが関係しています。

以下でご紹介していきましょう。

【軽量鉄骨の建物】

軽量鉄骨は比較的小さな建物の建設に使用されます。

アパートや戸建て住宅、小さめの店舗などです。

階数も、2階までの建物がほとんどとなります。

【重量鉄骨の建物】

重量鉄骨は大きな建物の建設で使用されます。

ビルや大規模なマンション、工場などです。

鉄骨に厚みがあることから高い強度を出せるので、しっかりとした建築物を作ることが可能なのです。

軽量鉄骨のメリット・デメリット!遮音性はどうなの?

軽量鉄骨と重量鉄骨は、その厚みによって建てることのできる建築物が異なることが分かりました。

ここでは軽量鉄骨のメリット・デメリットを見ていきましょう。

【メリット】

軽量鉄骨の1番のメリットは費用が安く済むという点でしょう。

鉄骨が薄いため材料費を抑えることができ、また鉄骨の薄さは建物の重さが軽くなることに繋がります。

建物全体が軽くなると、地盤改良の工事費を抑えることに繋がるでしょう。

これが重量鉄骨だった場合、同じ建築物を建てても重量がありますから、それに耐えられるよう地盤を改良しなければならないため、コストがかかります。

【デメリット】

建物が軽いため、音や振動が伝わりやすいというデメリットがあります。

家の中の音が外に漏れたり、また外の騒音が家の中に響いてくることも多いでしょう。

防音に関してはさまざまなグッズが販売しているので、個人で対応することは可能です。

また、軽量鉄骨は間取りに制限があるため、自由に決めることができません。

一定の間隔で梁を支える柱が必要となりますので、好みのレイアウトにすることが難しい場合もあるでしょう。

重量鉄骨のメリット・デメリット!遮音性はどうなの?

続いては重量鉄骨のメリット・デメリットをご紹介しましょう。

【メリット】

重量鉄骨は軽量鉄骨と違い、建物を建てる上で、柱の間隔を大きくとることが可能です。

これは柱の太さが関係しており、柱と梁で躯体ができる「ラーメン構造」による効果のためです。

重量鉄骨は鉄骨に厚みがあるため、大変大きな強度を持っています。

このため柱の間隔をより広げることができ、柱のない大きな空間を作り出すことができるのです。

また、建物の耐用年数が軽量鉄骨の19~27年に対し、34年と長い点も、メリットと言えるでしょう。

【デメリット】

重量鉄骨の1番のデメリットは、軽量鉄骨と比べると建築費用が高くなる点があげられます。

大規模な建築物で費用が高くなるのはもちろんですが、小さな建物を建てた際も、その重量によって基礎や地盤の強度を上げる必要があります。

その結果、さらにコストがかかってしまうでしょう。

続いては、軽量鉄骨と重量鉄骨の遮音性についてご説明していきましょう。

軽量鉄骨と重量鉄骨!遮音性が高いのは?

ここでは鉄骨造の遮音性についてお話ししていきましょう。

遮音性は住宅に住むにあたって大事な問題です。

賃貸アパートに住むと、隣の家の生活音が聞こえてくるという話をよく耳にします。

家でくつろいでいる時に周りの音が気になると、ゆっくり休むことも難しいでしょう。

また、自分の家の生活音も周りに漏れて響いてしまっている可能性があります。

それは気分の良いものではありませんよね。

しかし、それらは遮音性の高い住宅に住めば解決できるでしょう。

それでは、軽量鉄骨の住宅と重量鉄骨の住宅はどちらの方が遮音性が高いのでしょうか。

それは「重量鉄骨」になります。

音は壁や窓を伝って部屋の中に入ってくるため、壁が厚い重量鉄骨の方がその効果は高まります。

重量鉄骨は使用されている柱や梁が太いため、その部分を覆うために壁も厚くなっているのです。

そのため、軽量鉄骨を使用した物件と比べると、防音性が高いということが言えます。

とはいえ、そもそも鉄骨造自体が防音性に優れている構造ではありません。

その点は頭に入れておいた方が良いでしょう。

賃貸の場合は内覧をした際に、音漏れなどないかチェックしておきましょう。

軽量鉄骨と重量鉄骨!耐震性が高いのは?

前項では軽量鉄骨と重量鉄骨の遮音性についてお話ししました。

ここでは耐震性についてご説明していきましょう。

まず、現在は「震度7」の地震に耐えうる構造でなければ、建築物を建設することはできません。

これは建築基準法に基づくもので、この耐震基準があることで、どの建物でも安心して過ごせるようになっています。

しかし建物の構造によって、耐震性に差が出てしまいます。

軽量鉄骨の耐震性は木造を上回りますが、重量鉄骨と比べるとかなり劣ってしまいます。

また、軽量鉄骨は「プレハブ工法」という方法で建物を作っています。

プレハブ工法とは工場で造られた部材を現場へ運び、現場では組み立てるのみという工法になります。

この工法の場合、部材の接続部分の強度が十分でないと、耐震性が低くなってしまうので注意が必要です。

では、重量鉄骨の耐震性はどうでしょうか。

重量鉄骨はその重さゆえ、地震の際の揺れは強く感じるでしょう。

しかし、太い鉄骨を使用しているため、折れてしまうことは決してありません。

揺れに粘り強く耐えることができ、倒壊する心配はないでしょう。

このように、耐震性で見ても重量鉄骨の方が勝っていると言えるでしょう。

遮音性・耐震性で選ぶなら重量鉄骨がおすすめ

軽量鉄骨と重量鉄骨は同じ鉄骨造ですが、使用する鉄骨の厚さによって分けることができます。

軽量鉄骨は重量鉄骨に遮音性・耐震性は劣りますが、費用が安くなるというメリットがあります。

遮音性・耐震性に重きを置くなら重量鉄骨の住宅をおすすめします。

しかし、今はさまざまな防音グッズが販売しているため、費用の安い軽量鉄骨を選び、自分で遮音対策をしても良いでしょう。

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