各居室に適した窓とは!?サイズや種類は一般的にどうする?

私たちが住んでいる住宅には、各居室ごとにいくつかの窓が設置されていますよね。

それらには、各居室ごとに適した種類やサイズがあり、またそれらは一般的にどのように選ばれているのでしょうか。

今回は、各居室のサイズや方角、また用途に合わせた窓の選び方などにも目を向けてみていきます。

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窓には一般的に決められた最低限度のサイズがある

リビングをはじめ、寝室や子供部屋など、一般的に居室といわれる空間には窓の存在が欠かせません。

それには、建築基準法が大きく関係しています。

その建築基準法には、各居室に窓を設置することはもちろん、最低限度のサイズが必要であるということが記されています。

また、そのような法的な意味だけでなく、窓は私たちにとって心理的な効果を与える存在であることも忘れてはなりません。

例として、窓の外に広がる景色を眺めることで気分を落ち着かせたり、窓を開けることで開放感が得られたりしますよね。

この点に関しては、主に日本などの四季がはっきりとわかれる風土の国であれば、季節ごとの景色を楽しむことができるため、より大きいでしょう。

このように、窓の存在は私たちの生活を豊かなものとするためにも重要であるといえます。

それに加え、窓ならではの風を通す役割や光を取り入れる役割も、私たちの生活の上では欠かせないものであることは明らかです。

つまり、窓にはこのような機能的な面と、心理的な面の両方があり、それらは私たちに大きく関わっていることがわかります。

次項では、このなかでも窓の機能的な面に焦点をあてていきましょう。

窓の機能面①光を取り入れるには大きなサイズを

前項でご説明した窓の機能面の役割のなかで、まずは光を取り入れるという点をみていきましょう。

先述した建築基準法では、一般的な住宅の各居室には、床面積の1/7以上のサイズの窓を設置しなければならないと記されています。

さらに、高品質な住宅を判断するための指標として、住宅性能表示制度というものがあります。

それには、光・視環境という項目が記されており、その項目で窓の評価を決めることが一般的となっています。

また、その住宅性能表示制度には、窓の床面積に対する割合はもちろん、東西南北各方角ごとの割合も数値で記すことが決められているのです。

つまり、その評価書をみれば、住宅の明るさがどの程度なのかがわかるということになりますね。

ちなみに、建築基準法の最低基準と照らし合わせた場合、窓の床面積に対する割合はおよそ14.3%以上ということになります。

例えば窓のサイズが大きい居室の場合、この割合は20%以上になることもあります。

光を多く取り入れて明るい居室を望む方には、この数値をチェックすることをおすすめします。

窓の機能面②換気と緊急脱出

次に、光を取り入れることと同様、窓の主な機能面の一つである風を通すという点をみていきましょう。

ちなみに、昨今の新築住宅では24時間換気設備の設置の義務があるのをご存知でしょうか。

それにより、24時間換気設備を介した機械からの換気と、窓からの自然な風通しの両方を備えた家が実現するというわけです。

それに加え、風通しをよくするには、窓を設置する位置や高さなどに工夫を凝らすのも大切ですよね。

例として、腰窓・高窓の高低差を利用し、風通しをよくすることもおすすめです。

しかし、その点に関しては窓の種類により風通しを見込めないものもありますので注意してください。

また、窓の役割は光を取り入れることや風を通すだけではありません。

例として、火事などの緊急時には窓が脱出口の役割を果たすこともあるでしょう。

このような緊急事態は、通常脱出口の役割があるドアが機能しない状況である場合ですね。

ちなみに、東京都など一部の自治体では、一般的な戸建て住宅以外のマンションで、このような緊急事態が起こる場合を想定した取り組みを行なっています。

それにより、住戸の窓先に幅1.5~4mサイズの避難用通路を設置することが決められています。

我が家は一般的?窓の選び方①玄関はサイズより種類を考慮

ここからは、各居室ごとにおすすめの窓をご紹介していきますので、自身の住宅に当てはめてみていきましょう。

まずは住宅の顔ともいわれる玄関ですが、玄関は光を取り入れて風通しをよくしたい部分でもありますよね。

しかし、場合により玄関自体のサイズが一般的なものと比べて小さかったりすることもあるでしょう。

それだけでなく、北の方角に玄関が位置する場合には光を取り入れるのが見込めないこともあります。

また、間取りにより大きなサイズの窓を設置できない場合も考えられます。

そのような場合には、縦型の滑り出し窓や、天井に横型の窓を設置することをおすすめします。

一方、風通しを望まない場合には、FIX窓やガラスブロックが有用ですね。

ちなみに、間取りにより防犯面に心配がある場合には、防犯ガラスを使った窓もよいでしょう。

このように、玄関の窓はサイズというより種類で選ぶことをおすすめします。

我が家は一般的?窓の選び方②リビングには大きいサイズを

各居室のなかでも、家族が集ってくつろぐ空間であるリビングは、一般的に大きいサイズであることが多いでしょう。

それに比例し、窓のサイズも大きいものを設置したり、または数枚の窓を並べて設置する住宅もみかけますよね。

このようにリビングでは、光を取り入れることと風通しの両方を重視することをおすすめします。

ちなみに、昨今人気のデッキなどを設置している住宅の場合はどうでしょう。

その場合、デッキ特有のアウトドア空間を利用し、外との繋がりを意識した窓を設置するのもよいですね。

例として、全開放ができる折りたたみ窓や引戸などがおすすめです。

ただし注意点として、リビングに設置する家電製品や家具の配置も事前に考慮しておくことが大切です。

もしリビングに多くの窓を設置した場合には、窓の位置によりこれらの自由な設置が難しくなる場合があります。

また、そのなかでもテレビは窓からの光の反射でみづらくなる場合もありますので、よく考慮してください。

我が家は一般的?窓の選び方③水周りはプライバシーの確保を

水周りは、一般的に湿気がこもりやすい空間ですよね。

そのため、光を取り入れるというより風通しを重視して空気を循環させるのがポイントとなります。

まず、トイレや洗面室であれば、滑り出し窓やオーニング窓がおすすめでしょう。

これらの窓は大きく開かないのが特徴のため、プライバシーを守る役割にも長けています。

また、一般的に洗面室は脱衣室としての機能を兼ねていることが多いですよね。

そのため、冬場の冷えなどを防ぐためにも窓のサイズや種類だけでなく、断熱性も考慮して選ぶとよいです。

ちなみに、水周りといえば忘れてはならないのが浴室ですよね。

この浴室には、一般的に設置されることの多い出窓に加え、天井近くに窓を設置することもよいでしょう。

また、昨今人気のシステムバスを選べば、豊富な窓の種類やサイズを選ぶこともできます。

その際は、お好きな窓を設置できますのでおすすめです。

窓は各居室ごとに合ったサイズや種類を!不具合チェックもカギ

窓は、各居室ごとに適したサイズや種類を選ぶことが大切であるということがわかりましたね。

なかでも、今回は一般的な各居室ごとに適した窓のサイズや種類などもご紹介しましたが、新築はもちろん、賃貸などへの引越しを考えている方にも参考になるかと思います。

また、火事などの緊急時には窓が脱出口の役割を担うことを考慮し、普段から窓に不具合がないかなどをチェックしておくことも大切となりますので、覚えておきましょう。