窓ガラスや家具にシールが!きれいな剥がし方が知りたい!

窓ガラスに貼ったシールは、剥がそうとしてもうまく取れないですよね。

無理に剥がしてベタベタした部分だけが残ってしまった…なんていうこともあるでしょう。

今回は窓ガラスに貼ったシールのきれいな剥がし方のご説明をしていきます。

また、壁や家具、車の窓ガラスに貼ったシールの剥がし方も合わせてご紹介していきます。

基本的なシールの剥がし方のコツとは?

小さな子供のいる家庭では、気付いたら色んなものにシールが貼られていた、というご経験があるのではないでしょうか。

窓ガラスやサッシ、ドアやクロス、家具などです。

よく、シールのベタベタをすぐに剥がしたくて、除光液などで力任せにゴシゴシと落としてしまうこともあるかと思います。

しかし、シールはシンナーもアルコールも必要とせず、また力も入れずに剥がすコツがあるのです。

はじめに、基本的なシールの剥がし方をご説明します。

まず、ママレモンやチャーミーグリーンなど、家庭用の中性洗剤を用意します。

洗剤を含ませたスポンジで、シール部分にたっぷりと洗剤を含ませてください。

その後、サランラップで覆い、20分程置いておきます。

その後、シール部分を拭き取り、さらに水拭きをします。

水拭きは洗剤を落とす大事な役割があるので、忘れないようにしましょう。

だいたいのシール汚れはこれできれいに剥がせます。

これは洗剤の中の界面活性剤の浸透性・分解・剥離性をうまく利用したものになります。

そしてシール剥がしのポイントは、水分をたっぷり含ませ、乾燥させないことがコツなのです。

窓ガラスのシールの剥がし方

上記では基本的なシールの剥がし方のご説明をさせていただきました。

では、それにならって実際に窓ガラスに貼られたシールを剥がしていきましょう。

【窓ガラスのシールの剥がし方】

まず、窓ガラスに貼られたシール部分に、スポンジを使って台所用の中性洗剤を十分に含ませます。

ラップをして、一定時間待ちましょう。

次に、スクレーパー(なければプラスチックの定規)でシールを剥がしていきます。

スクレーパーとはガラスなどの平面についたシールやテープを剥がすことに適した掃除アイテムで、コンロの五徳などの掃除にも用いられます。

スクレーパーによるシール剥がしのポイントは、シール全体を一気に剥がそうとしないことです。

角の1角を集中的に削いでいき、まずは指でつまめるくらいを目指してゆっくり削いでいきましょう。

一通り剥がし終わって、まだベタベタする下部分が残ってしまった場合は、再度中性洗剤をシール部分へ含ませます。

15分ほど置いたら、もう一度チャレンジしてみてください。

なお、スクレーパーはホームセンターなどで数百円で購入ができます。

刃先は鋭利な作りのため、購入後の取り扱いには注意してください。

窓ガラスのシールはお酢でも剥がせる!

先ほどは台所用の中性洗剤を使った、窓ガラスのシールの剥がし方をご紹介させていただきました。

続いては、「お酢」を使ったシールの剥がし方をご紹介していきます。

どこのご家庭にも、キッチンには必ずといっていいくらいお酢がありますよね。

お酢は酸性のため、含まれる酸がシールの糊をうまく溶かしてくれる作用が期待できるのです。

洗剤と違い、誤って子供の口に入ってしまっても比較的安心です。

では、お酢を使った窓ガラスについたシールの剥がし方をご説明していきます。

【用意するもの】

・キッチンペーパー
・うつわ
・ゴム手袋
・ぞうきん

【手順】

①窓ガラスについたシールの大きさに合わせて、キッチンペーパーを切ります。

②器にお酢を入れ、キッチンペーパーを浸します。

③窓ガラスのシールの上に、お酢に浸したキッチンペーパーを貼り付けます。

④その状態のまま、10分くらい置いておきます。

⑤10分経ったらシールに貼り付けていたキッチンペーパーで、シールをこすります。

⑥シールの範囲が広ければ、さらにぞうきんで拭き取ります。

⑦きれいに剥がせたら完了です。

壁や家具にもシールが!剥がし方を知りたい!

これまで、台所用洗剤やお酢を使った窓ガラスのシールの剥がし方をご紹介してきました。

では水が使えない、または水分を含むことを厳禁としている壁や家具にシールを貼ってしまった場合、どのように対処したら良いのでしょうか。

この場合は、ドライヤーの熱で温める方法が1番有効です。

シールの剥がし方としては、家具から20㎝ほど離れた位置からドライヤーの温風を当てます。

しばらくするとシールの接着部分が熱で緩んでくるので、端の部分を爪で剥がします。

そして、熱風を当てたままゆっくりシールを剥がしていくと、破れずに剥がすことができるのです。

地味な作業ですが、この方法が1番失敗せずに家具からシールを剥がせます。

注意点を挙げるとすれば、熱風をシールに近づけすぎないことです。

熱が多く加わると、糊が解けて余計ベタベタしてしまいます。

必ずシールから20㎝ほど距離を取って温風を当ててください。

車の窓ガラスに貼ったシールの剥がし方は?

車の窓ガラスにお洒落なステッカーなどのシールを貼っている車をよく見かけます。

しかし、一定期間過ぎると、やはり雨やほこりでどうしても汚れてきてしまいます。

汚れが目立つ古いシールは剥がして、新しくきれいなシールを貼りたいですよね。

ここでは、車の窓ガラスに貼ったシールの剥がし方を、いくつかまとめてご紹介していきます。

●お酢を使う

先ほどご紹介した方法で、車の窓ガラスのシールもお酢できれいに剥がすことができます。

お酢を含んだキッチンペーパーをシールに貼り、10分置いたらきれいに拭きとってください。

●お湯をかける

窓ガラスのシール部分にお湯をかけます。

熱湯ではなく、熱めのお湯をかけるのがポイントです。

熱で糊部分が柔らかくなるので、シールが剥がれやすくなります。

●シール剥がし液を使う

100円ショップでも販売しているシール剥がし液も有効です。

においも熱さもないので、上記2つ以外でシール剥がしをしたい人はお試しください。

シール剥がしに適したおすすめのスクレーパー

ここまで、窓ガラスや家具に貼ったシールの剥がし方をご紹介してきました。

ここでは、シールを剥がす際にあると便利なおすすめのスクレーパーをご紹介していきます。

【トネ(前田金属工業):ステッカースクレーパー】

シールやセロハンテープなど、粘着したものを剥がすことに適したスクレーパーになります。

さまざまな湾曲にフィットすることができるので、作業が楽にこなせます。

本体内部に刃先を収納することができ、替刃に交換することもできます。

【モノタロウ:プラスチックスクレーパーセット】

プラスチックでできているため、シールが貼られた製品に傷をつけるリスクがなくなります。

シール剥がしだけでなく、内装パネルやエンブレム外しにも使用できます。

形状とサイズが異なった4種類のセット販売のため、用途に合わせて使い分けることが可能です。

【オルファ:T-45(鉄の爪)】

薄い刃が特徴で、反って使用するタイプのスクレーパーです。

見た目がシンプルですっきりとしており、ピンポイントの作業から、刃幅いっぱいに使用する作業まで、力を加減すれば調節が可能となります。

窓ガラスのシールは簡単にきれいにできる!

今回は基本的なシールの剥がし方から、車の窓ガラスの剥がし方まで、幅広くご紹介してきました。

キッチンにある洗剤やお酢を使えば、費用はかからずに手軽にシールを剥がすことができます。

窓ガラスは外から見たら家の顔ですので、いつでもきれいにしておきたいですね。

シールやセロテープの跡があれば正しく剥がし、きれいな窓ガラスを維持しましょう。