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金のアクセサリーなどにある刻印の750とは何を意味するのか

2018.9.20

金は高価ですが、比較的ポピュラーな貴金属として、アクセサリーなどによく利用されていますね。

皆さんも、1つくらいはなにか金のアクセサリーなどをお持ちではないでしょうか。

そのアクセサリーのどこかに、「K18」や「750」などと刻印されていることがあります。

K18は「18金」のことで、比較的よく知られていますが、750とは、どのような意味を持つ刻印なのでしょうか。

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金の価格は金相場を参考に業者が独自に設定するもの

750とは何かを述べる前に、まずは金の価格について触れておきましょう。

金は、株式相場や各国通貨の為替相場などと同じように、金相場という取引市場を有しています。

そして世界4大市場と呼ばれるニューヨーク、ロンドン、チューリッヒ、香港市場をはじめ、インドや上海、もちろん日本にも大きな市場があります。

それらの市場で金の取引が行われ、さまざまな世界情勢などの影響を受けながら、金の国際価格は日々変動しています。

一般的には、情勢不安などで安全資産の円に資金が流入し、円高になると、同様の理由で金の価値も上がる傾向にあります。

また、世界情勢以外にも金の価格に影響を及ぼすのが為替相場です。

なぜなら金の国際価格は米ドル表記のため、金自体の価値の変動に加え、日本ではドル円相場でその価格が変わるからです。

そして、安いときに金を買い、高くなると売ることで差益が得られるというのが、基本的な金相場の取引です。

ちなみに、貴金属買い取り業者の金の価格は、金の国際価格に為替レートや手数料などのコストを加味して決まります。

よく業者の店舗の前に、本日の買い取り価格として、「金1g○○円」などとg当たりの価格が表示されていますね。

これは、業者が相場価格を参考に、独自に設定している価格なのです。

K24やK18の刻印とは違った種類の刻印750とは何?

ところで、買い取り業者は、顧客によって持ち込まれた金製品などを、その日の買取価格を元に査定します。

しかし、同じ金は金でも、物によってその純度はさまざまです。

アクセサリー類でも、100%混ざり物のない純金からただのメッキまでいろいろで、業者は品質によって買取価格を適正に見極めなければなりません。

その際、査定の参考とするのが例の刻印です。

ちなみに、K24は24金と言われ、純金のことを指します。

また、K18は18金と言われ、多少混ざり物がある金という程度は皆さんもご存知だと思います。

日本では、このように、金に関しては24分率による表示が一般的と言えるでしょう。

24分率というと聞き慣れない気がしますが、小学校で100分率を習いますね。

これは総量が100であるうち、あるものがどのくらいの割合を占めるかを表すものです。

そして、24分率とは、その総量を100ではなく24と規定しているという違いだけで、24のうちどのくらいの割合で金が含まれているかを数値で表しています。

例えばK18を例にとると、18/24が金で、残りの6/24は他の金属が混ざっているということになります。

では、750とは、いったい何を表しているのでしょうか。

どう見ても24分率ではありませんね。

しかし実は、750とはK18と同じことなのです。

金製品に刻印された750とは1000分率で純度を表したもの

実は金の純度は、24分率の他にも1000分率で表されることがあります。

金が世に流通し始めた当初は24分率で表されていましたが、後に1000分率も採用されるようになってきたためです。

1000分率とは、前述の理屈と同じで、総量を1000として、1000のうちどのくらいの割合で金が含まれているかを表しています。

つまり750とは、750/1000ということになります。

これを約分すると、3/4になりますね。

一方、24分率でいうところのK18は、18/24であり、同じく約分すると3/4です。

結局、K18も750も、総量の3/4が金であるということなのです。

このように、金には主に2種類の純度の表示方法があるため、純度などを表示する刻印にも2種類あるということになります。

そして、金はさまざまな製品に姿を変え、日本だけでなく世界各地を流通しています。

そのため、日本にも世界の金製品が流入しているため、二つの表示方法が混在しているというわけです。

金の750とはK18と同義、では他の数字の意味するものとは

では、750とは何かがわかったところで、他の刻印についても少し見てみましょう。

金にはアクセサリー以外にも、資産として所有するインゴットというものがあります。

いわゆる金の延べ棒と呼ばれるもので、精錬した金を鋳型に流し込んで固め、金塊にしたものです。

その大きさはいくつかあり、最小は1gからで、100gや200g、最大は1kgのものまで製造されています。

そして日本国内で製造されたインゴットには、「999.9」という刻印があります。

これは、金の純度が999.9/1000ということで、日本では一般的に純金として扱われています。

他にも、K22で示される22金は、1000分率になおすと916、K10の10金は、416などと表示されています。

つまり、24分率を1000分率になおした数字が、あまり馴染みのない謎の数字の正体というわけです。

では、なぜ金の流通を純金に統一しないのでしょう。

そうすれば、わざわざ刻印する必要などありませんね。

ところが、そうできない金の金属としての性質による事情があります。

皆さんは、外国のお土産などでもらった22金などの金のチェーンを、何かに引っかけて、容易く切ってしまった経験はありませんか。

22金は色目は美しいですが、非常にもろいものです。

実は、金は金属の中でもとても柔らかく、純金に近いほど、アクセサリーなどの材質としては不向きなのです。

24金ではなく合金が多く流通する理由とは

金の放つ輝くゴールドカラーは、確かにアクセサリーには最適で好まれるものです。

シルバーにはない、高級感やきらびやかさがありますね。

しかし、24金のアクセサリーは、物によっては手で簡単に変形するくらい弱いものなのです。

そこで、金より硬い金属を混ぜることで、強度を増し、アクセサリーなどに適した固さに調節するわけです。

つまり、金は金でも合金ということです。

一般的には、K18程度がアクセサリーにするには一番適した硬さであり、金としての流通量も多くなっています。

もちろん、前述の750とはK18と同じなので、両方ともアクセサリーなどによく使われている刻印です。

また他にも、金の価格は高いため、製品の原価を抑えるために、合金にするという場合もあります。

それによって、多くの人に手に届く価格を実現できるからです。

また、アクセサリーという性質上、金にピンクになる金属を混ぜたり、ホワイトになる金属を混ぜたりして、色を変えるために合金にする場合もあります。

そのような製品の中から、業者は金の価値を見極め、妥当な価格で買い取りします。

金の価格は、24金を基準に、金以外の含有率が高ければ高いほど安くなっていきます。

そして買い取った金は、商社などに卸して溶かして再利用するか、質の良いブランドアクセサリーなどは、中古販売店などで販売されることもあります。

刻印の意味を知ることは金のお得な売り方の第一歩

もし皆さんが、手元の金のアクセサリーなどを売ってみようという時は、このようなことを知っておいた方が、お得な売り方ができるでしょう。

なぜなら知らなければ、業者の言いなりになってしまうからです。

ちなみに、金の相場はネットなどで簡単に確認できます。

そして手始めに、まずは刻印が何と表示されているか、確認してみましょう。

純金はもちろん高価買い取りが期待できますが、たとえ750などであっても、750とは18金で需要も多いため、1g数千円にはなるでしょう。

また、事前に売りたい金製品の重量を確認しておくことも必要です。

買い取り金額の計算は、基本的にはg単価×重量なので、だいたいの価格の予想が付くはずです。

実際の買い取り価格は、それに査定が入ってきますので、業者によって違いがあるでしょう。

しかし、例えば業者の見積もり価格が予想より安かった場合など、金の純度や重さを知っておけば、業者に安い理由を確認することができます。

特に中国圏の金製品などは、刻印自体が偽造であることもあり、K18と刻印されていても、実際はもっと純度の低い金である場合もあります。

これは、専門家の目と比重検査などによらなければ素人にはわかりません。

また、K18ではなく18Kなどとなっている場合、海外製造の製品が多く、750やK18とはかけ離れた品質である場合もあるので、注意が必要です。

金の刻印の意味を知って本物を見分ける目を持つことも大切

今回は、K18や750など、主に金の刻印の意味についてまとめてみました。

金は、アクセサリーなどに形を変えても、1g数千円の値が付く大切な資産です。

おしゃれのためだけでなく、良いものを持っておくと、代々の資産としても有用と言えるでしょう。

そして本物を見分けるためにも、ちょっとした豆知識として、刻印について知っておくことは必要ではないでしょうか。

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