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いろいろあるオートロックの開け方「暗証番号」はもう古い?

2018.7.3

今やマンションにとって、オートロックは標準的な設備となりました。

エントランスに、管理者や入居者以外は入館できないという、防犯性能の高いオートロックにくわえてモニターもあれば、訪問販売などへの対策になります。

オートロックの開け方として、代表的なものに「暗証番号による開錠」がありますが、実は管理上の特性を理解していないとデメリットもあります。

こちらでは、マンションエントランスのオートロックの開け方や注意点について解説します。

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代表的なオートロックの開け方「暗証番号」のデメリット

鍵などを持ち歩かなくて良い分、暗証番号によるオートロックの開錠は大変便利です。

たとえ暗証番号が外部者へ漏洩してしまったとしても、暗証番号を変更してしまえば良いので特別な費用もかかりません。

しかしながら、オートロックの開け方として、暗証番号方式だけを採用するには注意しなければならないデメリットも存在します。

【暗証番号のデメリット】

・定期的な暗証番号の変更が必要
・よく押されるボタンが変色する
・開け方は4桁の数字のみ

大家などの管理者や入居者が日常的に使用する番号は、どんなに注意しても、知人や検針員などを通じて少しづつ外部に漏洩していきます。

よく押される番号のボタンは変色していきますし、数字を押す手順はメーカーによって異なりますが、集合住宅用のオートロック2大メーカーでは結局設定するのは4桁の数字のみです。

オートロックの開錠方法として暗証番号を安全に運用するには、暗証番号の定期的な変更が必要となります。

暗証番号変更時に注意したい周知方法について

先ほど、オートロックの暗証番号を安全に運用するには、暗証番号の定期的な変更が必要であるとお話ししました。

しかし、オートロックの暗証番号を変更した場合、実際に大変なのが入居者への周知方法です。

オートロックの開け方として、暗証番号を使った開け方とその他の開け方を併用していたり、通用扉側などから鍵を使って出入りが可能であったりすれば心配ないでしょう。

しかし、暗証番号だけで入館する場合は注意が必要です。

入居者への周知は一般的に書面によるものとなりますが、そもそも普段から書類を見ない人や新しい番号を控えておらず忘れてしまう人などもいます。

そのような場合のための対応が必要になります。

管理会社などは24時間体制で対応する必要があり、問い合わせに対しては本人確認を行うなど、しっかり手順を決めておく必要もあります。

また、注意したいのは暗証番号の周知書面自体が漏洩することです。

入居者がチラシなどと一緒に暗証番号の書面を捨てることがありますので、エントランスにチラシ入れを設置している場合は注意しましょう。

特に書面は必ず封筒などに入れ、入居者にとって重要なお知らせであるようにわかりやすくする工夫も必要です。

賃貸借契約時などに、あらかじめオートロックの暗証番号を定期的に変更する旨と周知方法について説明しておくと良いでしょう。

鍵のみで開錠するオートロックには注意が必要

暗証番号の定期的な変更が面倒だからといって、オートロックの開け方を鍵だけに限定するマンションは注意が必要です。

1人暮らしのワンルームでさえ、普通に生活していれば1日に最低2回以上は出入りがあります。

ファミリータイプのマンションであれば、家族人数分の出入りがありますから、1日で最低でも総戸数の倍以上はシリンダー操作が発生することになります。

複製された鍵などはシリンダー本体との互換性の問題もあり、開錠自体はできたとしてもダメージは蓄積されます。

結果的に、錠前の不具合が発生するケースが多く見受けられるようになりました。

また、複製された鍵を使用して退去者が入館可能である点も注意しなければなりません

10数年以上前に多く流通したディスクシリンダーは耐久性に優れており、複製も簡単という点はメリットでもあるのですが、防犯上はデメリットとなります。

現在は、より防犯性の高いディンプル錠やマグネット錠が主流となりつつありますが、構造が複雑化した分、共用の錠前として耐久性が特別強いわけではありませんので注意が必要です。

オートロックには強制開錠による開け方もある

入居者など特定の者だけに入館を制限するオートロックの特性上、緊急時には障害となるケースがあります。

このため、マンションによっては、緊急時の「強制開錠ボタン」が設置されていることがあります。

緊急時に使用されるボタンのため、どこかに隠されているわけでもなく、公的機関や不動産業者などは知っている方もいます。

但し、強制開錠ボタンを押すと多くの場合は警報音が鳴動する仕組みとなっており、マンションによっては緊急警報として警備会社へ発報されます。

強制開錠ボタンを不要時に押すと結果的に多くの人員が動くこととなり、悪戯であれば当然賠償金が発生します。

また暗証番号でも、特殊解除番号が設定されており、特殊な手順の入力で強制開錠が可能となっています。

特殊解除による開け方は漏洩防止の観点から、大家でさえ知らないケースがほとんどです。

ここで注意したいのは「初期設定状態のままの暗証番号」です。

オートロック導入後、大家が暗証番号を設定せずに鍵などだけで運用していた場合、暗証番号がメーカーの初期設定状態のままとなります。

この場合、わかりやすい任意の数字で開錠されてしまう可能性が高いので注意が必要です。

オートロックだからといって油断は禁物!防犯意識をもつことの大切さ

オートロックには様々な入館方法がありますが、悪意をもって入ろうとすれば他にも開け方があります。

最も多いのが「他の入館者に便乗して入る方法」です。

たまたまタイミングが合っただけかもしれませんし、今の時代は直接指摘するのも少々怖さがあります。

訪問販売などで多い悪質なケースだと、検針員や公的機関などを装って共用インターホンごしに入居者に開錠させてから各戸を回るといった手法があります。

自動ドアに隙間があれば、紙などをはさんでセンサーを作動させる手法も一時期は大きな問題となっていました。

自動ドア付近に隙間がある場合は、外部からセンサーを作動させないよう自動ドアの隙間にガードを設置したり、内側に開錠ボタンを設置してセンサーを扉の側面だけにするなど対策が必要です。

また初期設定状態のまま放置されている暗証番号があれば、悪用される可能性が高いので速やかに変更しましょう。

入居者それぞれが高い防犯意識を共有して、玄関はしっかり施錠し、不審な来訪者はうかつに入館させないよう充分注意することが重要です。

暗証番号ではない!新しいオートロックの開け方

暗証番号や錠前ではなく、最近はオートロックの開け方にも新しい方法がでてきました。

その多くが「非接触型」による開錠方法です。

・ICカード

磁気カードを読み取りセンサーへかざして開錠させるものや、公共交通機関で使えるチャージ式のお買い物カードなど、入居者がもともと持っている別サービスのICカード自体を機器に登録するタイプが出てきています。

これらのカード式の多くは、それぞれのカードを機器本体へ登録することで開錠を可能としています。

仮にカードを紛失したとしても、当該カードの登録を抹消することで使用不可とすることができます。

・生体認証

入居者の指紋や顔のほか、静脈を認証するタイプまで多岐にわたります。

これらの非接触型のメリットは、錠前シリンダーや暗証番号入力などの物理的な操作がないため、設備の摩耗による劣化を防ぐことができる点です。

また、入居者の入れ替え時の登録・抹消操作によって、鍵の交換や暗証番号の変更などといった必要性がないこともメリットといえます。

今後はこのような新しいタイプの開錠方法が普及していくことも考えられます。

暗証番号だけではなく他の開錠方法との併用がおススメです

オートロックの開け方として暗証番号はまだまだ主要な方法といえますが、単独運用は避けるべきです。

暗証番号は定期的に変更し、鍵と併用してシリンダーの摩耗防止と暗証番号漏洩のリスクを分散させましょう。

新たな非接触型の認証をメインの入館方法として採用する場合も、大家や管理会社のみが暗証番号を利用するなど、特定の者だけが利用することも有効な活用方法といえます。

暗証番号の特性を理解した上手な運用が大切です。

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