無職生活で貯金はどうなる?無職になってからの本気節約術!

もし、家族やあなた自身が突然無職になったら?

家族を養わなければならないのにお金がない。
一人暮らしでアパートの家賃が必要なのに。

こんな、もしものときに備えて、貯金はしっかり残しておきましょう。
この貯金が、あなたやあなたの家族を救う命綱になるのですから。

ここでは、無職生活での節約術を中心に、無職になってからの対処法をご紹介します。

無職生活でのお金の流れとは?

まずは、無職になってしまったとき、今までにはない、お金の流れが発生することを把握しておきましょう。

最初に、生活をしていく上で収入がなくなります。
入ってくるものがありませんので、貯金は減る一方です。

今までだと安定した収入があって、ゆっくりでも貯金は増えていたはずですから、すでに流れが大きく変わっています。

この状況を打破しなくてはなりませんので、再就職か無職を続けるのか、早急に判断が必要になります。

再就職が無事にできれば、また元の安定した生活に、無職を続けた場合、容易に未来が想像できてしまいます。

そして、最大の危機が税金の支払いです。

住民税は翌年の6月に徴収されますので、それまでに貯金を最低でも、その分、残しておかなくてはなりません。

さらに、この住民税は前年の所得に応じて決まりますので、高給取りだった場合は、考えるのも恐ろしくなります。

まだまだ怖い部分があると思います。
ですから、貯金は最低でも1年生活できる分を残しておかなくてはならないのです。

無職生活の強い味方「失業保険」にはルールがある

無職になっても、失業保険があるから大丈夫というのは、過信しすぎです。

確かに強い味方であることは間違いありませんが、失業保険にはルールがあります。

自己都合退職の場合は、3ヶ月間、失業保険がもらえません。
逆に、会社都合退職であれば、退職してからハローワークで手続きをした7日後に給付されます。

また、給付される金額についても、退職する直前の6ヶ月間の給料総額の50~80%程度ですので、注意しなければなりません。

そして、自己都合退職と会社都合退職では、給付金を受け取る期間にも差があります。
自己都合退職よりも、会社都合退職の方が、1.5~2倍ほど期間が長くなります。

無職生活が多少なりともあるわけですから、貯金に影響が出ないような退職の仕方も考えないとなりませんね。

勢いだけの軽率な行動だけは、避けるようにしましょう。

無職生活で貯金を切り崩さない方法

無職生活では、貯金が減っていくと、恐怖すら覚えるそうです。

増えることがないわけですから、当然といえば当然ですが、できれば、そんな恐怖は味わいたくないのが正直なところです。

では、貯金を減らさないようにするには、どんな節約術があるのでしょうか。

それは、とてもシンプルですが、効果は絶大です。
この積み重ね次第では、驚くほど出費抑えることができます。

それは、無駄遣いをなくこと、節約することです。

スーパーなどの安売り時に、まとめ買いをすると出費を抑えられるかもしれません。

自炊も効果的です。
内容にもよりますが、自炊なら1食あたり、数十円から数百円で抑えることができます。

カップラーメンも確かに同じくらいの単価ですが、栄養面を考えるとおすすめはできません。
体を壊してしまえば、再就職の話どころではないのですから。

こういった細かい積み重ねでも、貯金の減り具合には大きく影響してきます。
しっかり自制して、貯金を守りましょう。

無職からの脱却。職業訓練校のすすめ

無職生活に、もうひとつ強い味方がいます。
それが職業訓練校です。

この職業訓練校というのは、入学金無料、学費も無料の、色々な専門スキルを学ぶことができる施設です。

全てが無料という夢のような話ですが、テキスト代だけは1~2万円掛かりますので、そこは要注意です。

資格がなくて再就職が不利な人は、まずは、ここに通うことをおすすめします。

なぜなら、課程を修了すれば、ちゃんと資格を貰えますので、堂々と履歴書に資格を書くことができるからです。

そうすれば、俄然、再就職にも強みが出てきますし、自信にも繋がることになります。

さらに、この職業訓練校の強みといえば、通いだせば、すぐに失業保険がもらえるところです。
前述したとおり、自己都合退職の場合は3ヶ月以降から支給となりますから、この待遇は破格と言えます。

また、訓練期間中は、失業保険の期間を延長してもらえるといった高待遇もありますので、これを使わない手はありません。

上手く活用すれば、貯金を切り崩さなくても良いかもしれませんので、覚えておくと良いでしょう。

無職でも貯金は可能?

無職中は、基本的に収入は、ほぼありません。
そんな生活の中で、無職の人が持っているものと言えば「時間」です。

この「時間」を大いに活用することによって、上手くいけば、貯金も夢ではないかもしれません。

その方法とは、アフィリエイトやクラウドソーシングなどのネット上での仕事です。

それぞれ、簡単に説明すると

アフィリエイト:ブログやサイトなどのネット媒体を使って、商品の宣伝を行なう商法
クラウドソーシング:ネット上でのライター稼業

どちらも本気で取り組めば、月収数万~数十万、数百万という金額すら叩き出せるようです。

サラリーマン生活よりも圧倒的な収入を得る可能性を秘めたビジネスですが、その道はとても険しいものが多いです。

これを職業にしているプロの人も、ネット上にはたくさんおりますが、きちんと作戦を考えないと、楽には稼げません。

自分に向いていると判断した場合は、挑戦してみるのも良いとは思います。
寂しくなってきた通帳も、貯金額が以前より増えるかもしれません。

無職になる前に大きく貯金を増やす方法

ここまで、無職になってからの貯金の手立てを考えてきました。
ですが、そうなる前に貯金をまとまった額でもっていれば、そもそも困ることはありません。

現代では無職になる可能性は誰にでもあるため、手に職がある内に不動産投資に挑戦してみるのも良いかもしれません。

不動産投資とは、アパートやマンションなどの不動産を購入して

・購入したアパート・マンションを転売して、差額で利益を得る方法
・アパート・マンションを経営して、家賃収入を得る方法

この2つが、主な収益の稼ぎ方になります。

最初に元手がある程度必要にはなりますが、返ってくる利益を考えれば、決して悪い話ではないと思います。

ただ、楽そうに見える不動産投資にも、リスクはあります。

転売の予定が、立地条件が悪いなどの理由で売れない。
購入したアパート・マンションが、空き室だらけ・家賃滞納・建物の老朽化に伴う修繕費などです。

これらのリスクをしっかり考慮した上で、不動産投資も選択肢に入れてみるのも良いでしょう。

無職になってしまったときに、安定した生活を過ごすためにも、貯金につながる稼ぎ方は頭に入れておきたいものです。

無職でも希望を捨てずに生活することが大事

無職だからお先真っ暗、ということはことはありません。

無職になったからと嘆くよりも、まずはできることから始めてみましょう。

あなたを救う手立ては、こんなにも用意されているのですから、希望を捨てずに生活していくことが、とても重要なのです。