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木造アパートの新築工事!業者にできる騒音の対処法とは?

2018.6.14

皆さんは、木造アパートの新築工事を、近所で見かけることはありませんか?

一時より落ち着いたとはいえ、木造アパートの建設は、建設費が比較的安く済むことから、相続対策、投資目的と、まだまだ続きそうです。

しかし、建設現場の近隣住民にとって、新築工事で発生する音は車両の往来も含めすべてが騒音です。

ここでは、木造アパートの新築時は何が騒音になるのか、その騒音クレームに業者はどう対策すべきかお話しします。

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木造アパートの新築時の騒音対策は、近隣への挨拶から

木造アパートは、建築基準法上の住居専用地域または住居地域に、建てられることが多いです。

それは、住居と名のつく地域が、建築規制上の防火規定が比較的緩く、木造アパートを建設しやすいからです。

住居専用地域や住居地域の類は、文字通り、人が暮らしやすい良好な住居環境を整え保護していくことが目的の地域です。

それだけに、木造アパートの新築時に出る音は、良好な住居環境に住む近隣住民にとって、すべてが騒音と考えて間違いないでしょう。

では、業者はその騒音にどう対処するのがよいのでしょうか。

第一歩は、工事着工前の近隣住民への挨拶です。

一般には、木造アパート新築工事の建設地住所、工事期間、工事稼働日、一日の工事稼働時間、工事担当者名、連絡先などの事項を明記した、工事案内文書が必要になります。

以上の工事案内文書をかかえ、建設予定地の近隣を回ります。

できれば、ちょっとした手土産があるとよいです。

筆者は、社名入り熨しで包んだ、100円程度の石けん、またはタオルを持参したことがあります。

石けん、タオル類の日用品は安価な割に、皆さんに使ってもらえることが多いからです。

留守宅には、上記の工事案内文書を投函しますが、日を改めて、再度訪問する方が良いでしょう。

工事関係者が挨拶に来てくれることは、近隣住民からすれば好印象につながります。

それが騒音への苦情を減らす対策になるのです。

住民に直接会うことができれば、どんな方が住んでいるのかを業者が知る機会にもなりますよね。

木造アパートの新築工事で出る騒音は近隣住民にとって歓迎されないものであることを念頭におき、丁寧な挨拶をすることが必要です。

木造アパートの新築工事では、どの範囲までが近隣?

木造アパート新築時の挨拶の範囲は、アパートの規模、騒音の影響範囲、工事車両の運行ルートなどから、慎重に検討する必要があります。

さらに、住宅の密集度や近くに病院や老健施設、教育施設があるかどうかなど、地域の特性も調査しておかなければなりません。

以上を踏まえ、工事現場から発生する音について、どの範囲までを騒音と捉えるか、騒音レベルだけではない住環境の面からの慎重な検討が必要となります。

また、トラック(工事車両)は移動体のため、広範囲に、騒音、振動、ほこりを発生させています。

そのため、工事車両の運行ルートは、騒音、振動の影響が少ない広めの道路から、病院、老健、教育施設などを避けて建設現場へ導くように計画しましょう。

そして、その運行ルートを工事関係者に周知、徹底し、その影響があると考えられる範囲には、挨拶をしておくべきでしょう。

運搬車両の運行ルートの徹底は、騒音、道路の汚れ、落下物など、思わぬクレームの追跡と、その原因車両の特定に役立つので、とても重要です。

建設機械の検討で木造アパート新築時の騒音を減らせる?

近年、建設現場は人手不足などから、現場施工から工場加工へ、人の手から機械化へと、時代の流れに沿った施工方法が取られています。

工場加工、機械化は、工期短縮に貢献するので、木造アパートの新築現場の近隣住民にとっては、建設現場が原因の騒音に悩まされる期間が短縮されると言えます。

しかし、建設現場に持ち込まれる建設機械や工場から建設現場までの製品輸送に関わる車両の低騒音、低振動の対策は、当然ながら業者が行う必要があります。

最近の木造アパートの新築における構造部材は、ほとんどを工場でプレカットし、加工された部材を現場で、クレーンなどを使って組み立てます。

また、外装から内装に至るまでも、ほとんどが工場から輸送されてきます。

もちろん、基礎工事で使う建設機械、土砂の運搬用車両も該当します。

一般的には低騒音、低振動の建設機械は、それを証明するステッカーが貼られているので、一目瞭然です。

しかし、住環境を考えた場合、環境規制を下回るだけではなく、住宅地域であることを念頭に、最新の低騒音、低振動の建設機械を活用したいものです。

一方、工事車両は、低速走行、安全運転が第一となります。

とにかく、内部仕上げが完了するまでは、騒音対策は十分な配慮をしておいたほうがよいですね。

アパート新築時は現場の稼働時間も工夫しよう!

木造アパートの新築工事が、住環境の良い住宅地でされればされるほど、騒音の観点から平日稼働、日曜祝祭日を完全休工とすることが多くなります。

土曜日を平日と解釈できるかは、現場周辺の住環境と住民の反応から慎重に判断していくことになりますが、稼働時間は多くの場合、平日の午前8~9時から午後5~6時までとすることが多いでしょう。

また、稼働時間の内、準備、片付けなどの比較的音が出ない作業と音が出る作業を区別し、騒音対策したほうが無難ですが、こちらも住民の反応次第です。

しかし、病院、教育施設などが近隣にある場合は、相当事情が異なります。

建設現場からの騒音、振動の程度によりますが、施設側との打ち合わせによっては、稼働時間、稼働日に変更修正をしなければならないことが出てきます。

施設からの要請で、稼働時間の短縮、平日稼働の休工要請を受けることもありますし、場合によっては施設側の休日である、土・祝祭日に稼働をしなければならないときもあります。

特に、既存建物があって、解体から始めなければならない場合は、上記の対応が必要となることがあります。

この場合、建設会社側にとっては大変面倒ですが、再度、現場周辺だけでも住民の理解を得る必要が出てきます。

その際、近隣住民の理解向上のため、建設現場の見やすいところに1週間の工事予定を表示し、その騒音レベルを一般住民に分かりやすく表示するのも、騒音対策として有効です。

いずれにしても、思わぬところからのクレームで工事がストップしないように、工事担当者は近隣住民との対話を大事にしなければなりません。

木造アパート新築時の騒音には、防音シートなどが有効!

一般の建設現場で見かけることが多いのが、メッシュ状の養生シートです。

この養生シートは、工事現場からの飛散防止が主な役割で、近隣への騒音対策にはなりません。

これに対し、防音シートは、遮音性能を持った養生シートとなり、近隣への騒音対策によく使用されています。

では、どの程度の遮音効果が期待できるのでしょうか。

防音シートの掛け方(防音シートに隙間なく、足場を高めに設置し、防音シートも高めに掛ける)や、騒音の周波数にもよりますが、その効果は、概ね10dB程度の、音響透過損失となっています。

一方、防音パネルも防音シートと同様、パネルの掛け方、周波数によりますが、その効果は、防音シートの約2倍、20dB程度の音響透過損失が期待できるようです。

騒音対策としては、防音パネルの方が、信頼度は高いと言えますね。

近隣住民にとっては、木造アパートの新築時の騒音が少しでも軽減されれば嬉しいですし、現場の足場周囲に「防音」と表示されたシートやパネルが設置されていれば、さらに安心感が増します。

防音シート、防音パネルは、建設コストに影響しますが、少しでも騒音を軽減し、近隣の住環境を保護するために、積極的に採用したいものです。

騒音で迷惑をかけた場合、工事完了後の挨拶も大事!

木造アパートの新築工事が無事完了したら、建設業者は、工事中の騒音を我慢してくれた現場周囲の住民に工事完了の挨拶をしてください。

特に、現場周囲の住民は、長い間、相当の我慢をしてくれていたはずです。

病気の方、妊婦の方、夜勤明けのタクシー運転手など、様々な事情を抱えていた住民がいたはずです。

皆さんに感謝しながら、工事完了を報告しましょう。

筆者は、こうした方々から、騒音のクレームをいただいた経験がありますし、逆に、私自身が夜勤明けで、近隣の工事現場からの騒音で、悩まされた経験もあります。

体調の悪いとき、寝たいときに、現場からの騒音で寝られないつらさは、その騒音を何倍にも感じさせるものです。

前述の状態にあるときはイライラして、ついつい文句の一つも言いたくなります。

本当に精神衛生上よくありません。

それぞれの事情を持ち、静かな環境に期待する住民がいる専用住居地域や住居地域で、木造アパートの新築工事を無事に完了させることは、建設会社、近隣住民双方にとって、とても大変なことです。

工事完了の挨拶は、入居してくる賃借人と近隣住民との間によきコミュニティーを形成させることにも繋がるでしょう。

建設現場の騒音クレームは工夫次第で減らせる!

今回は、新築の木造アパートを建てる際に出る騒音と、建設業者にできる騒音対策についてお伝えしました。

業者の対応一つで、近隣の住民からの騒音に対するクレームを減らすことができます。

ぜひ、工事現場で使う機械、稼働時間などを、現場ごとに検討してみて下さい。

また、工事開始と終了の際には、近隣住民へ必ず挨拶することをおすすめします。

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