中古物件の家を買ったら表札が!誰がどう付け替えればいい?

中古物件の家を買ったときに前に住んでいた人の表札がそのまま残っていた場合、付け替えはどうすればいいのでしょうか。

また、その作業は誰が行うべきなのでしょう。

今回は、購入した中古物件に表札が残されたままの場合、誰が付け替えるのか、どう付け替えるのかについてお話しいたします。

一戸建ての中古物件の表札は誰が付け替えるの?

一戸建ての中古物件を購入したら、前の住人の表札がそのまま残っていた場合、付け替えはその家を買った人が行います。

驚かれるかもしれませんが、現状引き渡しであるなら、あるがままの状態をそのまま買うと思ってください。

草が生い茂っていたら生い茂ったままを、門扉が壊れていたら壊れたままを、表札が残っていたら残ったままを、そのまま引き継ぐことになります。

そのためメンテナンスが必要な分、安くなっているはずです。

購入する側からみれば、表札は外しておいておくのが当然ではないかと思いますが、前の住人の思い入れがあったり、費用がかかったりするとそのままにしておくケースがあるようです。

また、表札を外してしまうと買い手がつくまで空き家と思われ、防犯上良くないからと外さなかったり、次に住む人の参考になるようにとあえて残しておくかたもいます。

いずれにせよ、前の人の表札をそのまま使うわけにはいきませんから、付け替えを行う必要があります。

付け替えるにはどうしたらいいのでしょうか。

中古物件の表札を付け替える方法は二通り!

購入した一戸建ての中古物件に、前の住人の表札がそのまま残っていたら付け替えなければなりません。

どう付け替えるか、方法は次の二通りです。

①業者に付け替えてもらう

②自分で付け替える

仲介した不動産業者に尋ねると、エクステリアを専門に扱う業者を紹介してくれるでしょう。

ハウスメーカーの中古物件であるなら、そのメーカーのカスタマーズセンターに連絡するとつないでくれます。

または表札を扱う専門業者をネットで探すのもいいでしょう。

いずれの場合も古い表札を外し、新しい表札をオーダーして付け替えてるところまでやってくれます。

費用はトータルでの料金となり、数千円から数万円以上とピンキリです。

お金をかけたくないなら自力で付け替えるしかありません。

どんな素材の表札が、どのように取り付けられているかにもよりますが、素人でも比較的簡単に付け替えできるものもあります。

ホームセンターなどで販売されているので、チャレンジしてみるといいでしょう。

また、ホームセンターによっては別途料金がかかりますが、付け替え工事を行ってくれるところもあります。

窓口で相談してみてくださいね。

自分で中古物件の表札を付け替える最も簡単な方法とは?

中古物件の表札を自力で付け替える最も簡単な方法は、古い表札の上に新しい表札をかぶせてそのまま貼ることです。

表札を外す手間が省けるのでとてもラクです。

貼り付けるのも接着剤や両面テープといったおなじみのものでOKなので、誰でも簡単に付け替えられます。

ネットでもそのようなものが紹介されているので、興味がある方は一度覗いてみてはいかがでしょうか。

手順としてはまず、新しい表札を上からかぶせるために必要な、古い表札のサイズを測ります。

このサイズに合わせた新しい表札をオーダーメイドで作ります。

ただし、この方法で付け替え可能なタイプは限られています。

塀の中に埋め込まれていたり、穴をあけてボルトで取り付けるタイプの表札では、うまく上からかぶせられないかもしれません。

そうなると古い表札をいったん外さなくてはなりません。

この外す作業が案外難しいのです。

自分で付け替えるには古い表札をどうやって外せばいい?

中古物件の家の表札を付け替えようとしても、長い間使われてきた古い表札はそう簡単には外せません。

しかし、接着剤で貼ってあるようなら熱を加えることで案外うまく外れることがあります。

ドライヤーだと弱いので、あればバーナーであぶって下まで熱が届くようにすると外れるようです。

熱で外せない場合は、さまざまな工具を使って表札を外していきます。

用意する工具は表札の材質にもよりますが、タガネやディスクグラインダー、ダイヤモンドカッターなどが必要になります。

特に門柱や塀に埋め込まれたタイプやレンガに取り付けられたタイプは無理に外そうとすると門柱や塀、レンガ自体を傷つけてしまうため、慎重に行わなければなりません。

まずディスクグラインダーにコンクリート用か石用の刃を取り付け、表札に賽の目状の切り込みを入れていきます。

タガネを当てて金槌で表札の周りを叩いていきます。

タガネでうまくいかなければハンマーで叩いていきます。

いろいろな方向から少しずつ当てていき、徐々に剥がすようにします。

最後はてこの原理で外します。

無理に外そうとすると傷つけたり壊したりするので、慎重に少しずつ行うのがコツです

しかし、無理ならダイヤモンドカッターで表札を削り取っていくしかありません。

いずれにせよ根気のいる作業です。

自分で付け替えるには新しい表札をどうやって取り付ければいい?

中古物件の古い表札をどうにか取り外したら、新しい表札を取り付ける作業に入ります。

おすすめは表札を貼り付ける方法です。

モルタルで切断面を補修し、コンクリートボンドで接着します。

切断面を隠すため、新しい表札は古い表札より大きめを選ぶのがコツです。

また、素材もガラスのように透明なものだと外したところが見えてしまうため、好みもありますがステンレスやアクリルのほうがいいでしょう。

ただ最近はガラス素材でも、貼り付け用のステンレス板と二重になったタイプが出ています。

こうしたタイプなら切断面が隠せるうえ、貼り付けるだけなので比較的ラクに付けられます。

古い表札がもともと穴をあけてボルトで取り付けるタイプのガラス表札であった場合、せっかくなので穴を活かし、同じようにボルトで新しい表札を取り付けようとすると、かえってうまくいきません。

ボルトや穴の大きさ、間隔にルールはなく、表札1点ごとに異なるからです。

したがって穴やボルトを再利用しての付け替えは、やめたほうが無難です。

穴を活かすのではなく、表札で隠すようにしたほうがいいでしょう。

表札の付け替えは、「古い表札を外して、跡を隠すように新しい表札を貼り付ける」のが鉄則といえます。

中古物件の表札を自分で付け替える注意点

中古物件の表札を自分で付け替えるにはかなり根気が要ります。

上述したように、古い表札を外す作業が大変だからです。

最近は接着剤の性能が大変よくなってきているためなかなか外せず、仮に外せたとしても切断面がいびつだったり、外壁を傷つけてしまったりすることが多いようです。

それでも自力で表札を外すには、接着剤を剥がそうとするより、下地を少しずつ剥がす感覚で行うようにしましょう。

また粉塵が飛ぶので、防塵マスクもあったほうがいいですね。

表札を外せたら新しい表札を接着します。

ポイントは古い表札より大きめの表札にすることです。

そのほうが切断面を隠せ、きれいに見えます。

作業中は周囲を汚さないよう、あらかじめマスキングテープを貼っておくのもポイントです。

このように自分で付け替え作業をするには、さまざまな工具や道具を用意しないといけません。

すでに持っているならともかく、ない場合はそれらをそろえるだけでもコストがかかってしまいますよね。

工具をレンタルしてくれるところもありますが、作業をするのにプロでも半日以上かかるといいます。

DIYの経験がないなら、多少のお金を払ってでもプロにやってもらうほうがおすすめです。

表札の付け替えは簡単なようで意外に面倒

中古物件の表札の付け替えは、「古い表札を外して新しいのに付け替える」だけです。

しかし、実際やってみると案外難しく、うまく外せなかったり外壁を傷つけたりするようです。

また、かなり専門的な工具類も必要となるため、DIYが好きなかたならともかく、苦手だったり経験がなかったりするなら、お金がかかっても専門家に任せたほうがいいでしょう。

表札は家の顔です。

傷つけず、きれいに付け替えたいですね。