2階建て木造アパートの騒音が気になる!両隣・上下別対策法

2階建ての木造アパートはよく見かけます。

2階建て木造アパートならではのメリットは多くあり、多くの方に人気ですよね。

しかし、一方で騒音などに悩まされやすいという声も多く聞かれるのが2階建て木造アパートです。

自分が騒音の元凶とならないためにも、両隣や上下階の住民に対して騒音対策を施すことが望ましいでしょう。
今回は、その際の方法などについて詳しくご説明していきます。

騒音対策にはマンション?2階建て木造アパートは安い家賃が人気

賃貸を借りようとする際、アパートかマンションどちらにするか迷うことがあるのではないでしょうか。

そこで、まずはアパートとマンション双方のメリットを見ていきましょう。

まずはアパートですが、中でも最も多いとされるのが冒頭でも述べた2階建ての木造アパートです。

耐震性の高さが魅力の鉄骨造アパートも見られますが、家賃の安さなどから2階建ての木造アパートは根強い人気があります。

また、2階建てのアパートは比較的部屋数も少ないため、どのような住民が住んでいるのかを把握しやすいというメリットもあります。

上下左右の部屋の住民の顔をお互いが認識していれば、何かトラブルが起こった際にも協力して助け合うことができます。

一方のマンションですが、建築構造に多くの種類があるのが特徴です。

マンションの場合、例えば鉄骨造であれば軽量鉄骨ではなく重量鉄骨を使用したものを多く見かけます。

それ以外にも、高層マンションの場合には、鉄骨鉄筋コンクリート造で建設されたことにより耐震性などに優れたものが目立ちます。

これらは、耐震性だけでなく防音性にも優れた能力を発揮するため、騒音を防ぎたい方にとっても有益です。

次項では、アパートとマンションのデメリットに焦点を当てていきましょう。

2階建て木造アパートは騒音に注意?マンションは上下移動がネック

次に、アパートとマンション双方のデメリットと言える点をご説明していきます。

アパートの中でも、特に2階建て木造アパートの場合、音が響くゆえ騒音となりやすい点がデメリットとして挙げられます。

特に、築年数が経っている木造アパートの場合には、木材の性質や気密系の関係で、より音が響きやすいと言えます。

また、2階建てアパートの場合、比較的各部屋が狭い傾向にあるということも特徴です。

1人暮らしなどであればそれほど気になりませんが、ファミリー世帯となると、部屋が狭い傾向にある2階建ての木造アパートは、手狭であるという声も聞かれます。

一方のマンションですが、比較的階数の少ない3階などのマンションの場合、1階以外の住民は階段を上下に移動しなければならないことが多いです。

特に、荷物が多い際などは、何度も階段を上下に移動しなければならず、労力を有します。

また、ファミリー世帯であれば、小さな子供と一緒にこのようなマンションに住む場合もあるでしょう。

階段を上下に移動することは大人でも大変なため、小さな子供であればなおさらと言えます。

2階建て木造アパートとマンションを選ぶならここに注目!

木造アパートを探している方は、防音の観点では「築年数の比較的浅いもの」を選ぶのがおすすめです。

築年数の浅い2階建て木造アパートの場合、床や壁などに遮音材を使用しているものもあります。

それにより、2階建て木造アパートであっても生活音が騒音となりにくいと言えます。

また、注目したいのが、間取りにパイプシャフトがどこにあるかという点です。

このパイプシャフトが水回りにあることにより、上の階の方がトイレなどを使用した際に発生する水の流水音を抑えることに役立ちます。

流水音は、上下双方の住人にとってもストレスとなるため、パイプシャフトの位置を間取りで確認しておくと良いでしょう。

一方、マンションの場合、先述した階段を上下に移動しなければならないという点の対策として、エレベーターのあるマンションを選ぶということが大切です。

2階建て木造アパートの騒音は両隣・上下からも!

ここからは木造アパートの騒音についてみていきましょう。

騒音の中でも人的要因で発生するのが、部屋の両隣や上下階に住む住人が発する音です。

築年数の経った木造アパートの場合、壁の薄さなどから両隣の話し声などが聞こえるということもあります。

それに加え、洗濯機やトイレの使用など、普段の何気ない生活音が騒音となってしまうこともあります。

また、上の階の住人が発する音で騒音となりやすいのが足音です。

足音は、人が生活する上では致し方ないものと言えますが、上の階の住人が思っているよりも下の階に響いてることがあります。

さらに、上の階だけでなく下の階の住民にも騒音対策は必要です。

下の階は上の階よりも音が響きにくいのは事実ですが、窓を開けたまま大きな声で話すなどの行為は騒音となる場合があります。

それだけでなく、部屋で音楽を楽しむ際には、その音の大きさにも注意が必要です。

2階建て木造アパートの騒音対策とは?両隣・上下に配慮を

木造アパートでは、住民同士のトラブルを防ぐためにも、しっかりと防音対策を施す必要があるでしょう。

そこで、ここでは自分でできる木造アパートの騒音対策法を以下でご紹介します。

・窓に設置するアイテムに遮音カーテンを選ぶ

2階建て木造アパートに入居する際、窓に取り付けるアイテムを自分で用意することが多いでしょう。

窓に取り付けるアイテムには、ロールカーテンなどもありますが、騒音対策という点で見るとカーテンがおすすめです。

特に、遮音性の高いカーテンを選べば、より2階建て木造アパートの騒音を防ぐことに役立つでしょう。

窓に騒音対策を施すことで、両隣や上下階の住民に騒音による迷惑をかけずに済みます。

それだけでなく、車の交通音など外から侵入する騒音を防ぐ効果も期待できます。

・敷物を床に敷く

木造アパートの2階に住んでいる方は、床に敷物を敷いて足音による騒音対策を施しましょう。

薄い敷物は洗濯や移動などの際に手軽ですが、騒音対策の点から見るとあまり効果的とは言えません。

そのため、厚さのあるマットなどを敷くのがおすすめです。

ジョイントマットなどを選べば、部分的に取り外して洗うこともできるので便利です。

また、イスに座ったり立ったりすることが多い方は、その際の音にも注意が必要です。

イスの足にカバーを取り付けるなど、騒音対策を行うことをおすすめします。

一戸建て木造アパートなら両隣・上下の騒音も気にならない!

騒音対策をしっかりと施すことで、2階建て木造アパートで快適な生活が送れることでしょう。

また、2階建ての木造アパートにおける騒音対策は、どの部屋の住民にとっても必要なことと言えます。

しかし、住民によってはアパートでの騒音対策を施していない方がいることも事実です。

例えば、そのような方が上の階の住民だった場合、足音などにより騒音に悩まされることも想定できます。

そこで、騒音に悩むのを避けたい方には一戸建て木造アパートもおすすめです。

一戸建て木造アパートは、平屋タイプはもちろん、部屋が上下に分かれる2階建てタイプもありますので、同居人数などに合わせて選ぶと良いでしょう。

2階建て木造アパートは、上下階に他人が住民として住んでいることがほとんどですが、一戸建て木造アパートであれば、そこの住民は家族などであるため、騒音などに対しても神経を尖らせずに済みます。

そのため、新居に木造アパートを選ぼうとしている方は、2階建てに加えて一戸建ても選択肢に入れることをおすすめします。

木造アパートは騒音に対する意識が必要

新生活を賃貸でスタートする方にとって、選ぶ物件はとても重要です。

アパートかマンションか、また家賃や周辺の環境など、様々な点を考慮して選ぶことが大切です。

しかし、2階建て木造アパートは、述べた通り築年数の経っているものは騒音の心配があることも事実です。

そのため、両隣や上下階の方に迷惑をかけないよう、しっかりと騒音対策を施すことが求められます。

騒音は、自分が受けるだけでなく与えてしまう立場にもなる可能性があります。

そのような意識を全ての住民が持つことが、より有意義な生活を送るためにも必要であると言えるでしょう。