後から気付いた窓やインテリアの問題はDIYで対策可能

家を新築された方、近年賃貸に住み始めた方、同じ家に住んでずいぶん経つ方、どんな状況かに関わらず、おうちの中に幾らかの不満点がありませんか?

「ここがこうだったらもっといいのに!」といった、小さなものから大きなものまで、皆さんの不満点が意外にもDIYで解消できてしまうかもしれません。

この記事では、そんな不満点のうち「窓」と「インテリア」にポイントを絞って、不満解消DIYアイディアをご紹介します。

よくある窓・インテリアの不満点はDIYで解消できる!

「家を新築した」「家を借りた」のいずれの場合でも、大きな部分に関しては、家や部屋の選択の際に、ある程度こだわって選ばれたかと思います。

一方で、窓枠や細かなインテリアといった小さな部分に関しては、妥協をされたか住んでしばらく経ってから不満点に気付くということがあります。

そうした小さな部分も、毎日のことなので次第に気になってくるものですし、逆にそこが解消されると快適さがかなり向上します。

しかも、それはDIYで出来ますから、ぜひお試しいただきたいと思います。

例えば、具体的にどんな不満点が出てくるでしょうか。

1.住んでみてから、窓からの日差しの入り方に気がついた

「朝日がきつい、西日がきつい、日中の温度の上がり方が予想以上」などです。

2.外からの視線が気になりはじめる

「意外に人の通りが多くて気になる、後から窓の前に新しい家が建った、後から家の前に通りができた」などです。

3.窓からの隙間風や水問題

4.窓と、家具やインテリアとのマッチングの問題

これらの問題に対して、まずは「窓そのものに手を加えるDIY方法」をご紹介し、その後に窓に関係する「インテリアに手を加えるDIY方法」をご紹介をしていきます。

窓・インテリアの不満点解消DIY方法「日差し編」

前項でもお伝えしましたが、住み始めてから出てくる不満のひとつとして日差しが挙げられます。

これに関する一般的な対処法は、窓にカーテンやブラインドをつけることです。

カーテンやブラインドは種類が多いので、インテリアコーディネートも同時に行えます。

ただこの方法ですと、一日中日差しが強いのであればカーテンは締め切りっぱなしになり、室内が一日中暗いという弊害も出てきてしまいます。

日差しの問題が夕方だけ、朝だけだとしても、明るさを考えてのカーテンの開け閉めがだんだん煩わしくなってきます。

そこでお勧めしたいDIY方法として、「窓ガラスにフィルムを貼ってしまう」方法があります。

方法は簡単で、DIYショップや通販などで「窓ガラスフィルム」を購入し、窓ガラスに貼るだけです。

今は、簡単にはがせるタイプのフィルムも売っていますし、従来のタイプのフィルムを剥がすための「剥がし剤」なども充実してきましたので、新築・賃貸にかかわらず、剥がす時のことを気にせずに取り組めるDIYと言えます。

作業自体も大人二人がいればそれほど難しい作業ではなく、特別な道具なども必要ありません。

遮光効果はとても評判が良く、通販サイトのレビューなどを見ても、ただ日差しをカットしてくれるだけでなく、室内温度の上昇を抑える効果も高いという声があります。

さらに窓用フィルムにも、色々なデザインがあるので、カーテンと同様インテリアコーディーネートとして楽しむこともできます。

窓・インテリアの不満点解消DIY方法「視線編」

住んだ後に気が付く問題として、外からの視線があります。

往来が多くなくても、意外に気になり始めるということもあるかもしれませんし、後から隣家や道が窓の前にできるということも起こり得ます。

この問題には、上でも紹介した「窓ガラスフィルム」をDIYで貼る方法が、高評価を得ています。

フィルムには磨りガラス風のものや、ステンドグラス風のものなどもありますので、外からの視線を遮りつつ明るさを保つことができます。

インテリアコーディネートとしても楽しむことができます。

特にお勧めなのが、窓を「ミラー」化するタイプのものです。

窓の内側からはくっきり外が見えるにも関わらず、外からは窓ガラスがミラー化し、中を見えなくしてしまうフィルムです。

プライバシーを保ちつつ開放感も得られるということで、高評価を得ているDIY方法の1つです。

ミラーの色も、シルバー・ブルー・ブラウン・ブラックなどと選べるため、インテリアに合わせることも可能です。

他に、カーテンやブラインドなどで対応するDIYもあります。

とにかく種類が多いので、インテリアを重視される方には従来のこの方法が最適でしょう。

窓・インテリアの不満点解消DIY方法「風・水対策編」

窓から入る隙間風に関しては、自分でできる窓の調整方法があります。

窓が傾いていると、しっかり締めても隙間ができて、風が入ってしまいます。

窓には大抵車輪がついており、高さを調整することが可能です。

車輪のそばについているネジをプラスドライバーで回すと、回した分だけ上がったり下がったりしますので、それで調整してみましょう。

それでも入ってくる隙間風には、100均でも買える隙間塞ぎテープも使えます。

そして、寒さ対策と合わせて取り組みたいのが「結露対策」です。

先程ご紹介した窓ガラスフィルムの中には「結露防止」効果があるものもありますので、それを貼るのも1つの方法です。

あるいは、緩衝材・保温材などを貼り付けることもできます。

100均の梱包材(いわゆるプチプチ)、PPシート、ポリカシートなど利用できるものは様々です。

ただし、これらはインテリアとしてはあまり美しくないので、インテリアも気にしたいのであれば、「二重窓」をDIYしてしまう方法があります

この後にご紹介する窓枠DIYに、ここで挙げたような「結露効果」のあるアイテムを貼り付ければ、問題点を解消しつつ、インテリアとしても満足できる結果が得られるでしょう。

インテリアとして窓枠までDIY

インテリアにこだわってDIYをされるのであれば、思い切って窓枠にも工夫をされてはいかがでしょうか。

カーテンなどを窓に合わせて選ぶこともできますが、窓もインテリアの一部と考え、付けたいカーテンに合わせて「窓枠をDIY」することも可能なのです。

こちらも方法は簡単です。

家の窓枠の内側の寸法をできるだけ正確に測り、その寸法を持ってホームセンターに行ってDIY用の木枠材を購入しましょう。

大抵のホームセンターには専門コーナーがあり、購入木材は無料カットしてくれることが多いです。

窓枠にすると言えば、ぴったり切ってくれることでしょう。

あとは、その木材を好みの色にペイントしましょう。

刷毛塗りは暖かさが出ます。

スプレー塗りの方がデコボコが出ずに綺麗に塗れますが、塗り場所が必要になるのが難点です。

塗る前に紙やすりをかければ綺麗になりますが、この辺は凝り出せばきりがありません。

材木のセットの仕方も自由です。

先にネジ止めで枠を作って窓にはめ込むのも1つの方法ですが、ピッタリ収まるようにするのが少し大変かもしれません。

例えば、一切ネジを使わない方法として、横の柱になる板木は底と天井部分に使う木に挟む形で、ただ置くだけにします。

それだけでも、寸法がピッタリならそんなに動かないと思いますが、100均などで突っ張り棒を用意して、両サイドの柱木を抑えればさらに安定感が増します。

つっぱり棒一本でお好みのファブリックを掛けてカーテンのようにすることもできますし、突っ張り棒を二本にして適当な板を載せれば、簡易の棚にもなります。

DIYの良いところは、インテリアにはこだわりつつも、クオリティーは自分の好きな加減でカスタムできるところです。

窓・インテリアをDIYするのに役立つアイテム

窓ガラスフィルムは、遮熱効果も保温効果もあります。

つまり、万能なので効果が大きい、おすすめDIYと言えます。

それに加えて、インテリアとしても効果があります。

その他のアイテムも効果はありますが、インテリアとしてはあまり見た目はよくありません。

それを補うために、窓枠などをDIYをする際に、役立つアイテムがあるのでご紹介しします。

それは、「Re-mado リマド」という商品で、窓枠を装飾するアイテムです。

通販で購入することができます。

色柄を選ぶことができ、購入すると窓の大きさに合わせてカットされたものが送られてきます。

両面テープがついているので、窓枠に貼り付けるだけです。

効果を求めてDIYした断熱・保温材の周りに、インテリア効果の高い窓枠を貼り付ければ、快適さを残しつつ、見た目もよくなるでしょう。

窓インテリアのDIYは楽しんで!

どんな家も部屋も、100%満足ということはないと思います。

そこで、必要に応じて色々カスタムできるのがDIYの良いところです。

近年はDIYに役立つアイテムがますます豊富になっているので、選んだり試しているだけで楽しくなります。

DIY後の結果にも100%は求めずに、楽しみながらより快適な毎日を送っていただけたらと思います。