「部屋の雰囲気を変えたい」、「窓が結露して困っている」という方はいらっしゃいますか。
どちらも悩ましい問題ですよね。
ですが、これらは簡単にできるDIYで解決することができます。
当記事では、窓の額縁をおしゃれに・機能的にDIYする方法をご紹介していきます。
DIYも出来る窓の額縁の役割とは
皆さんは、「窓の額縁の役割」について考えたことはありますでしょうか。
多くの方は、思ってもみないことなのではないでしょうか。
普段、生活をしていくうえで、窓の額縁はあまり目に留まるようなものではないですよね。
また、家具などと違い、「新しい窓の額縁に変えよう」とはなかなかいかないものです。
ですが、近年おしゃれな家の窓の額縁は凝ったものがあるのです。
そんな、窓の額縁は一体どのような役割を果たしているのでしょうか。
●サッシを納める
窓は、実は様々な部品から作られています。
それらをきれいに納めるという役割があります。
窓を構成する部品の一部であるサッシは断面が非常に複雑に作られています。
また、結露した水などを処理するために繊細な作りをしています。
そのため、これらを隠しながらも窓をきれいに見せる役割があるのです。
●装飾
窓の額縁は色や形を変化させることで、その部屋に合った印象を持たせることができます。
そのため、DIYをして変化させることで、また違った雰囲気を楽しめるようになるのです。
では、簡単にDIYする方法はあるのでしょうか。
次項から、ご紹介していきます。
賃貸住宅でもできる!窓の額縁DIY
「賃貸住宅の窓の額縁」というと、どこも同じようなものである気がしませんか。
「おしゃれな部屋にしたいのに、なかなかうまくいかない」ということもあるのではないでしょうか。
このようなときに、窓の額縁をDIYしてみるのはどうでしょうか。
これからご紹介していく方法は、賃貸住宅にお住まいで原状回復が心配でDIYに手が出ないという方でも簡単に作ることができる、フレンチシックで上品な窓の額縁の作り方です。
【材料】
・ベニヤ板で作った窓の額縁のパーツ
・杉板か集成材(厚さが1cm以上あり、軽いもの)
・木ネジ
・ペンキ
【作り方】
始める前に、窓ガラスがキズついてしまったり汚れがついてしまわないように、新聞紙を貼っておきましょう。
①杉板か集成材を、もともとある窓の額縁の内側にはまるように採寸して切ります。
切ることができたら、窓の額縁の内側にはめ込んでいきます。
はめ込むポイントとしては、縦方向の板が横方向の板に乗るようにしましょう。
②もともとある窓の額縁を隠すようにして、ベニヤ板のパーツを両面テープで貼っていきます。
③はめ込んだ板の木ネジが入っていくように、額縁を止めていきます。
ネジ穴は、最後にパテで埋めるので、約2mmほど埋め込みましょう。
④木ネジで止めることができたら、「木工パテ」というものを使ってネジ穴を埋めていきます。
⑤仕上げに、ペンキで周囲となじむように塗りましょう。
お手軽に窓の額縁をDIY
「おしゃれな窓の額縁にはしたいけど、もっと簡単に作りたい」という方もいるのではないでしょうか。
実は、意外なことですが他のDIYでも使われることの多い、すのこを使うことでも窓の額縁が作れるのです。
すのこの額縁は、小窓におすすめです。
少し注意していただきたいところがあります。
それは、「湿気のある場所にはおすすめ出来ない」ということです。
結露などにはすのこは弱いですから、通気性のいいトイレや玄関に使いましょう。
【材料】
・すのこ
・両面テープ
・塗料
【作り方】
①すのこをばらして、窓の額縁の大きさに合うように採寸し切っていきます。
②すのこにお好みの色を塗っていきましょう。
③窓にはまるように、すのこを組み立てていきます。
④両面テープをもともとの額縁に貼り付け、すのこの窓の額縁を貼り付けて完成です。
格子の窓の額縁をDIY
憧れている方も多いという格子窓ですが、DIYでも実現することができるのです。
お金もかからずに作ることができます。
格子の窓の額縁にすることで、大きく印象が変わりますよ。
【材料】
・角材(窓のサイズに合ったもの)
・窓の額縁に合った塗料
【作り方】
①角材を窓の額縁に合わせた色を塗ります。
②角材をお好みの間隔になるようにして格子を作っていきます。
③窓に取り付けて完成です。
賃貸住宅に住んでいる方はもともとの窓の額縁を保護するため、格子をつける前にベニヤ板などをはめ込んでから行うと原状回復の心配が減るでしょう。
また、格子の窓の額縁を引き立たせるために、窓の上部にカフェカーテンを付けてみたりしてもおしゃれになるのではないでしょうか。
壁に作る!おしゃれな窓の額縁のDIY
窓の額縁のDIYを考えている方の中には「フェイク窓」を考えている方もいるのではないでしょうか。
実は、この「フェイク窓」は、100均のフォトフレームで簡単にDIYすることができるのです。
「窓の少ない部屋だから、窓が欲しい」、「部屋の圧迫感をなくすために窓が欲しい」と考えている方におすすめです。
【材料】
・フォトフレーム(窓の大きさに合わせた数)
・ガラスシール
・蝶番
・ペンキ
【作り方】
①フォトフレームの裏側についている金具をすべて取り除きます。
②フォトフレームに好みの色のペンキを塗っていきましょう。
③ガラスシールをそれぞれのフォトフレームに貼っていきます。
④タッカー(木材を針で止めるホッチキスのようなもの)を使ってフォトフレーム同士をつなげていきます。
蝶番と取り付けて完成です。
材料はペンキ以外はすべて、100均で購入することができます。
お金も時間もかけたくない!窓の額縁をウォールステッカーで
「手先に自信がないし、なにより時間をかけたくない」という方にはマスキングテープやウォールステッカーを使って窓の額縁を作るのもおすすめです。
ここまで、フォトフレームやすのこなどといったものを、組み立ててつくる窓の額縁がほとんどでした。
ですが、これからご紹介していく窓の額縁のDIYの方法は、マスキングテープやウォールステッカーを使っていくものです。
「手先に自信がない」という方はもちろん、フェイク窓として作るのもいいでしょう。
まずは、貼るだけで窓の額縁ができるウォールステッカーをご紹介します。
【マイガーデンステッカー ウォールステッカー ウォールペーパー シール】
・参考価格:200円
・材質: PVC(剥がすことも可能)
このウォールステッカーは、部屋の中はもちろん、浴室やトイレ、窓ガラスにまで貼ることができます。
両開きの窓から林道が見えるようなデザインです。
【中国式窓枠 ウォールステッカー】
・参考価格:3280円
中国にあるような窓の額縁をしたウォールステッカーです。
アジアンテイストにしたいときも、和室にも合わせることができます。
マスキングテープに関しては、もともとの窓ガラスに線を引くようにして貼ったり、壁に窓の額縁を作るように貼るだけで作ることができます。
どちらも、貼る時に失敗してしまったらやり直すことができます。
工夫次第で、素敵な窓の額縁は作れる
窓の額縁は難しそうに見えて、工夫次第では簡単に作ることができます。
そして、部屋の雰囲気をガラッと変えてもくれます。
材料に至っては、ホームセンターや100均などで比較的安価に購入が可能です。
「窓の額縁で模様替えをしてみようかな」と考えている方は是非作ってみてください。
DIYを行うときには、ケガには十分に注意してくださいね。