アパートに郵便受けが無ければ手作りして設置しよう

住んでいるアパートに集合住宅用ポストがないという場合がありますね。

部屋のドアに郵便入れはあるけれど、入れられた郵便物はそのまま床に落ちてしまいます。

郵便物に汚れがついたり折れ曲がったりで、困っているという方も多いと思います。

それなら郵便受けを手作りして設置すれば良いのです。

次項から郵便受けの手作り方法や、設置の際の注意点についてご紹介していきます。

アパートの集合住宅用ポストや郵便受けはどうなっているか

アパートの場合、集合住宅用ポストが設置されていれば、そこに郵便物が届きます。

しかし、集合住宅用ポストが設置されていないアパートも多いのです。

「郵便法」第43条(高層建築物に係る郵便受箱の設置)には、階数が3階以上の場合、その建築物の出入口又はその付近に郵便受箱を設置とあります。

この場合、2階建てのアパートであれば集合住宅用ポストの設置は義務でなく、各部屋のドアに郵便入れの口が備わっている場合が多いのです。

届いた郵便物は郵便入れに入れられますが、ここでひとつ気になる点があります。

ドアの郵便入れの多くに、郵便受けが付いていないのです。

そのため、入れられた郵便物はそのまま床に落ちてしまいます。

落ちた際に泥等の汚れが付いたり、折り目が付いたり、重量がある物だと破損の可能性も出てきます。

そうならない様にする為にはどうすれば良いでしょう。

無いなら、自分で手作りして設置すれば良いのです。

郵便受けではなくポストを取り付けたいと思った場合の問題点

アパートのドアに、郵便受けを取り付ける場合の注意点をみていきましょう。

まず郵便受けを使わず、郵便ポストをドアの外の廊下部分に設置すれば良いのではと思う方もいると思います。

しかしこれには問題があります。

何故ならアパートの自室前の共用廊下は災害や救急の場合の通り道にもなる為、私物を置く等の行為は禁止されているのです。

壁に取り付けるだけなら問題ないのではと思うかもしれませんが、取り付けたポストの出っ張りが邪魔になったり、引っ掛けて怪我をしたりということも考えられます。

どうしても部屋の外にポストを付けたいと思う場合は、オーナーや管理会社に相談をしてみましょう。

許可がおりれば条件の範囲内で設置を行うことになりますし、やはり外に設置は不可となった場合は、あくまで部屋の内部に設置を考えることになります。

その場合結果的に、ドアに設置されている郵便入れに、手作り等の郵便受けを設置することが必要です。

賃貸のアパートで手作り郵便受けを設置する際の注意点

アパートのドアの郵便入れに、郵便受けを手作りして設置する際、まず一番気をつけたいのはドアや壁等に傷を付けないことです。

賃貸契約の場合、原状回復の義務があります。

過失で傷をつけたり、設備を破損した場合、退去時に原状回復費用を請求されます。

敷金内で収まる場合もあれば、請求金額が高額で別途支払いが必要となる場合もあるのです。

郵便受けを設置する際その点を留意し、傷を付けない、安定性のある郵便受けを設置することを考えましょう。

よくあるのがビスや両面テープ等で留める方法ですが、これも傷や痕が付きやすいといえます。

強力磁石のフックやマグネットを利用する方法もありますが、郵便物の重量によっては落ちてしまう可能性もあります。

郵便受けが落ちない様、郵便入れの突起部分があれば、ワイヤーや結束バンドを使って縛ると、ある程度重い郵便物にも対応ができます。

また、S字フックを郵便入れの口にひっかけて郵便受けを取り付ける方法もあります。

ドアとの接触部分に傷が付かない様、間にスポンジ等をかませるとより安心ですね。

手作りの郵便受けを作成する方法

アパートの郵便入れに設置する郵便受け本体は、簡単に済ませようと思えば色々あります。

市販されているスチール製のカゴや、プラスチックの箱を取り付ければ問題はありません。

しかしせっかくなら少しでも見栄えの良い手作りの郵便受けを作りたいと思った場合、どの様な物があるでしょう。

材料費もかからず、さほど手間もかからないのが段ボール製ですね。

箱型にして色やデザインを凝れば、自分だけの郵便受けで愛着も沸きます。

しかし、マイナス面としては水に弱いということがあります。

雨で濡れた郵便物を入れるのには、適していないかもしれません。

その場合、布製で大きめの袋を作れば雨の場合も問題なく、色や形にもこだわって作れます。

布製の場合は、ねじれて絡まったりすると郵便物がうまく入らないので、型が崩れないしっかりした布と縫製が必要です。

また、木切れ等で箱を組み上げ取り付ける方法もあります。

木製の郵便受けは、取り付ければ素敵な仕上りになると思いますが、重量があることと、ドアに傷が付きやすい面があります。

それぞれの長所、短所を考慮して、一番自分に合った作成方法を選ぶのが良いでしょう。

せっかく郵便受けを手作りするならDIYで玄関全体を素敵に見せよう

せっかくドアの郵便受けを手作りするなら、もう一工夫するのもお勧めです。

アパートの玄関は、大体造りも同じで殺風景なものです。

しかし、どうせ手作りで自分好みの郵便受けを取り付けたなら、その周囲も同じ様に飾りたいと思いませんか。

DIYとは英語のDo It Yourselfの略語で、何かを自分で作ったり修繕したりすることです。

最近では男女問わず、自作に挑戦して楽しむ方が増えていますね。

ただその際も、もちろん賃貸の場合は傷をつけない様、建物に釘等の利用はご法度です。

退去時には元の状態に戻せる範囲で、工夫をして自分好みの玄関にしていきましょう。

例えば床に自分好みのクッションフロアを敷くと、それだけで雰囲気が変わります。

壁も壁紙の上から貼れて、さらに剥がせるリメイクシートを使うことで、床と合わせて自分好みの玄関に変えられます。

また玄関に置く傘立てや下駄箱を自分で作り、飾ってみる等、試せる方法はたくさんあります。

難しいと思わず、これを機にDIYにもチャレンジしてみると楽しいですね。

アパートのドアの郵便受けは覗き見防止の効果もあり

これまでアパートのドアに郵便入れしかない場合、郵便物を床に落とさない為、手作り等の郵便受けを取り付ける方法についてご紹介してきました。

やはりアパートの郵便入れの多くは、受け口がなく、そのまま郵便物が床に落ちるタイプが多いです。

そのため、外から郵便入れの蓋の部分を押すと、部屋の内部がある程度見える構造になっています。

実はその点を悪用し、郵便入れは部屋の内部の覗き見に利用される場合もあるのです。

郵便やチラシが来てもいないのに、郵便入れの口から蓋が開く音が聞こえたりすると、怖いですし心配ですよね。

そこで郵便入れに郵便受けを設置することで、蓋の部分を押してもその向こうに壁ができ、覗き見を防止することができるのです。

そのメリットも考えて、特に女性の一人暮らし等では郵便受けの設置はお勧めです。

セキュリティ面で安心感があり、さらに郵便受けや、それ以外も自分好みに手を加えることで、アパート暮らしの楽しみが増えるのです。

ぜひ試してみてください。

手作りの郵便受けで便利さと安全と楽しさを

ここまで、ドアの郵便入れに手作りの郵便受けを設置する方法やメリットをご紹介してきました。

最初の造りのままアパートで暮らすのももちろん良いでしょう。

しかし少しでも快適に安全に暮らしたいと思ったら、手作りで試せる色々な方法にぜひチャレンジしてみてください。

ますます日々の生活が楽しくなると思いますよ。