男性の憧れの部屋である書斎。
家を建てる時に書斎を持つことを夢見る男性も少なくないはずです。
おしゃれな書斎や隠れ家のような書斎、いろいろな書斎がありますね。
今回の記事では、理想の書斎を作るためにできる工夫やレイアウトについてお話しします。
男性が夢見る部屋!書斎のレイアウト
家を建てたら、どのような間取りにしたいとお考えですか。
男性であれば、自分の城である夢の書斎を手に入れたいですよね。
仕事に集中したり音楽などの趣味に没頭できる空間は、仕事に向かう活力を充電する場所にもなります。
もちろん、これから家を建てるのであれば夢が膨らみますが、すでに家をお持ちになっている人も工夫次第では書斎を手に入れられるかもしれません。
個室の部屋として書斎を作るのは難しくても、ほんの少しの空間があれば自分だけの書斎を作ることができます。
どのようなレイアウトにすれば、理想の書斎に近付くのかを今回はご紹介します。
レイアウトを考える前に、まず行っていただきたいのはご自身の持ち物です。
書斎を作るとして、その空間がどの程度の広さなのかを考えてみてください。
そして、そこに何を置きたいのか決めます。
仕事に使いたいならパソコン・本・資料・文房具などですね。
趣味に使いたいのならプラモデル・工具・オーディオ・CDなどでしょうか。
自分のスペースだからといって何でも置いてしまうと、不要なものや把握できないもので溢れかえってしまい、必要なものが見つからなくなってしまいます。
目的をしっかり把握し、それに必要なものだけを選別して置きましょう。
書斎に置くデスクのレイアウト
住宅事情によって、書斎に使えるスペースは人それぞれです。
一部屋を書斎にできる男性もいれば、1畳ほどのスペースを書斎とする男性もいます。
しかし、どのような書斎であったとしてもまず必要なものはデスクです。
デスクを置くレイアウトについて見てみましょう。
●窓に面してデスクを配置
窓がある部屋にデスクを置く場合、窓にどのように面して配置するかを考えます。
デスクの横に窓が来るレイアウトは、ちょっとした時間に外の景色を眺めることができるので、パソコンに向かいながらリフレッシュの時間も作ることができます。
デスクの正面に窓が来るレイアウトでしたら、部屋の雑多なものが目に入らないので集中して仕事などを行うことができます。
ただし、日光がまぶしすぎることがあるのでカーテンなどを利用すると作業効率が上がりますよ。
●壁に面してデスクを配置
デスクを部屋のコーナーに配置するのであれば、照明にこだわりましょう。
パソコンを使用するのであれば目にやさしい照明を設置し、趣味で細かい作業をするのであればデスクライトなどがあると良いですね。
リラックスする場所にしたいのであれば、お好きなデザインのフロアライトをデスク近くに設置してみてはいかがでしょう。
いくつかの照明を組み合わせると、壁に面していても暗い印象になりません。
一部屋を書斎にする際の男性らしいインテリア
それでは、一部屋の書斎を手に入れることができたなら、どのようなレイアウトにすれば素敵な書斎にできるでしょうか。
書斎はひとりの時間を過ごすスペースですから、集中できるような飽きの来ないインテリアにするのがおすすめです。
男性ですと、落ち着いた色合いを好むことが多いようです。
例えば、ダークブラウンのフローリングに黒の家具で揃えると、カッコよくまとまります。
また、パソコンを使う仕事などをしていると、目が疲れています。
たくさんの色が氾濫しているよりも、シックな色合いで統一されている方が視覚的にも落ち着きます。
また、一部屋の書斎を手に入れたとしても、広さが充分でないこともあります。
そのような場合は、壁一面を本棚にしてみてはいかがでしょう。
デスクも作りつけにすると、壁とデスクが一体となってレイアウトにもまとまりが出ます。
デスクに向かいながら資料や本などがすぐに手に取れるため、使い勝手のよい書斎になります。
本棚ではなく、ディスプレイ用の棚としても使うことができますので、趣味で何かを飾りたいという場合にもおすすめです。
さらに、あまり書斎を暗くしたくないという場合は、男性でも明るい色を使いましょう。
壁を白くすると、狭いスペースでも明るく広く見えます。
家具はあまり重いものを選ばず、パイプ家具を設置するとすっきり見えます。
DIYで押入れを書斎にする男性もいる
書斎という部屋を手に入れることができなくても、ちょっとしたスペースを書斎にすることもできます。
例えば、和室の一角に押入れがありませんか。
いらないものを片付けて、押入れをすっきりさせたらそこが書斎になるかもしれませんよ。
DIYブームもあり、押入れを書斎に作り上げる男性がたくさん登場し、それがSNSにアップされています。
それを参考にしながら自分だけの空間を作ってみましょう。
押入れは奥行きがあって使いにくい空間ですが、キャスター付きのワゴンなどを使って奥行きを有効活用することもできます。
照明をつけて椅子の高さを調節すれば、押入れがそのままデスクになります。
人は狭い空間が不思議と落ち着くものです。
押入れという狭い空間が逆にお気に入りという男性も続出しているようです。
押入れとなるとレイアウトと呼べるほどのものではありませんが、お好きなポスターを貼ったり奥行きを利用して本をたくさん収納したりと、狭いからこそ空間コーディネイトが楽しめます。
押入れがないという場合は、寝室のスペースを活用するという手もあります。
また、廊下や踊り場なども見落としがちなスペースです。
静かに仕事や趣味をしたいという人には、意外とおすすめです。
レイアウトを邪魔しない椅子選び
さて、書斎が完成したら、今度は椅子にこだわってみませんか。
もし、狭いスペースに作った書斎でしたら、椅子は思いっきり遊んでみてはいかがでしょう。
ビビッドな黄色や青の椅子にすると、北欧風のおしゃれな書斎に早変わりです。
色をビビッドにするのであれば、線の細い華奢な椅子を選びましょう。
そうすることによって色が悪目立ちせず、部屋に馴染みます。
椅子で遊びを入れる場合は、デスクはシンプルにすると調和が取れますよ。
リビングの一部分を書斎としている場合など、出入りが多い部屋であれば椅子は背もたれがないものを選びましょう。
背もたれがあると空間に圧迫感が生まれますし、立ち上がるのが億劫になってしまうかもしれません。
アンティークショップにあるような丸い座面とパイプ脚のシンプルな椅子にしてみるのはどうでしょう。
部屋のレイアウトを邪魔しませんし、おしゃれな雰囲気を作ることができます。
シンプルかつ清潔感を求めるのであれば、カーボン素材の透明な椅子があります。
これでしたら背もたれがあっても圧迫感が発生せず、モダンな空間に仕上げることができます。
椅子ひとつとっても、いろいろなデザインやレイアウトを楽しむことができます。
狭い書斎だったとしても、男性ならではのこだわりや個性を椅子などで主張しましょう。
自分専用の小さな部屋で心地よい関係を
家族といっても、リラックスやリフレッシュのためにプライベート空間があるとうれしいですね。
もしこれから家を建てるのであれば、パパとママそれぞれに専用の小さな部屋を作ることを考えてみませんか。
男性の書斎についてお話ししてきましたが、自分の部屋が欲しいのは女性も同じです。
近年では「ママルーム(家事ルーム)」「パパルーム(書斎)」という部屋を、間取りに取り入れているハウスメーカーもあるようです。
部屋といっても1~2畳のスペースかもしれませんが、それでも自分ひとりだけの空間は貴重です。
仕事に集中したり、自分だけの宝物をしまっておいたり、自分の好きな小物をレイアウトしたり、ひとりになって考え事をしたり、小さな空間といってもその存在は大きなものです。
ひとりの空間があることで家族が心地よい関係でいられるというのが、理想の書斎の在り方かもしれません。
書斎を考えるのであれば、ママルームについてもぜひ検討してみてくださいね。
書斎を持つことで良い影響が出る
家を建てる際に、余裕がなければ書斎は削られてしまう部屋かもしれません。
しかし、男性が書斎を持つことは、仕事や家族にも良い影響を与えることにつながります。
ぜひ書斎を持ち、仕事や趣味がはかどる自分だけの空間を作り上げていってください。