日銀によるマイナス金利の影響で、MRFの金利は軒並み下がりました。
まだMRFの取扱いがある証券会社もありますが、楽天証券は2017年でその取扱いを終了しました。
しかし、楽天証券ではその代わりとも言えるサービスを打ち出しています。
ここでは、楽天証券で受けられるお得なサービスを中心として解説していきます。
楽天証券で投資できる金融商品についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
金利がつかないMRF取扱い終了の楽天証券!MRFに代わるものとは?
MRFは投資信託ながら元本割れを起こしたことがなく、銀行預金より金利が高いことが魅力的な商品でした。
しかし、各社取り扱っているMRFの金利は、ほとんどが0%になってしまいました。
その中でも、楽天証券に関しては2017年でMRFの取扱いを終了し、これまでMRFに預けていたお金は自動的に「預り金」として保有されることになったのです。
もちろん、「預り金」では金利や分配金はありません。
そのため、預り金を銀行預金に入れ替えるという方も多かったことでしょう。
しかし、銀行預金も超低金利ですから、かなりの額の金額を入金したとしてもそこまで利子はつかないのが現状です。
そこで、もともと楽天証券でMRFを活用していた方には「マネーブリッジ」がおすすめです。
楽天証券のマネーブリッジとは、楽天証券口座と楽天銀行口座を連携して利用するというサービスです。
それでは、そのマネーブリッジについてもう少し詳しく解説していきましょう。
金利0のMRFに代わるサービス!楽天証券の「マネーブリッジ」①
楽天証券ではMRFの取扱いが終了し、これまでMRFにあった資金はすべて預り金となりました。
そこで、その預り金を金利がつかない状態でそのまま遊ばせておくのはもったいないので、将来の資産形成のために何かに投資をしてみるのがおすすめです。
その前に、楽天証券で投資をするなら知っておきたい「マネーブリッジ」についてご紹介しましょう。
楽天証券の「マネーブリッジ」では、楽天銀行の口座と連携することにより下記のサービスを受けることができます。
・優遇金利
マネーブリッジに申し込みをすると、楽天銀行の普通預金に優遇金利が適用されます。
・自動入出金
楽天証券で商品を購入した際に不足金が出た場合、楽天銀行の預金口座から自動的に自動入金されます。
また、楽天証券口座の資金は、毎営業日の夜間に楽天銀行の預金口座へ自動入金されるのです。
そのため、楽天証券口座に資金があったとしても自動的に銀行口座へ入金されることで、優遇金利が適用されるようになるのです。
さらに、その際の手数料は無料となります。
楽天証券で毎月積立型の商品を購入されている場合は、一定の金額だけは自動入金しないように設定することも可能です。
・らくらく入出金
手数料無料かつ、原則24時間いつでも楽天証券と楽天銀行の預金口座間の資金移動ができるサービスです。
例えば、楽天銀行の預金口座にある資金を使って楽天証券で金融商品を購入したい場合、普通は楽天銀行のサイトからログインして手続きをしなくてはなりません。
しかし、らくらく入出金サービスを利用すると、楽天銀行サイトのログイン不要で簡単に資金を移動させることができるのです。
リアルタイム、かつ手数料無料ですから、一刻を争う金融商品を購入したいときには大変便利なサービスなのです。
金利0のMRFに代わるサービス!楽天証券の「マネーブリッジ」②
マネーブリッジでは、楽天銀行と口座を連携すると、前項で紹介した優遇金利や入出金の手数料無料に加えて以下の便利なサービスを利用することができます。
・残高表示サービス
残高表示サービスは楽天証券のサイトへログインした際に、楽天銀行の普通預金口座の残高も一緒に表示されるサービスのことです。
これにより、楽天証券と楽天銀行間の資金移動をスムーズに行いやすくなります。
・投資あんしんサービス
投資あんしんサービスは、楽天証券に信用取引口座を保有している方向けのサービスとなります。
口座名義本人が利用条件を設定しておき、信用保証金の低下や決済の際に預り金では足りないときに楽天銀行の普通預金口座から自動的に資金を移動するサービスとなります。
もちろん利用料は無料となります。
・ハッピープログラム
ハッピープログラムは楽天銀行に口座を保有している人向けのサービスとなります。
事前にエントリーをしておくことで、取引のたびに「楽天スーパーポイント」が貯まります。
また、楽天スーパーポイントは振込手数料として使用することも可能です。
さらに、ATMの手数料が最大で月に7回、振込手数料が最大で月に3回まで無料となります。
このように、楽天証券でマネーブリッジに申し込んでおくと、優遇金利が適用されたり証券口座と銀行口座間の資金移動をスムーズに行うことができたりといろいろなサービスを受けることができます。
楽天証券でMRFの取扱いは終了してしまいましたがそれに代わるサービスが提供されていますので、ぜひ活用してみましょう。
楽天証券の「ポイント」で投資!
楽天と言えば、やはり「ポイント」ですよね。
楽天ショッピングでは、お買い物をするたびに楽天スーパーポイントが加算されるのはみなさんご存知でしょう。
楽天証券は言わずもがな楽天グループの一つなので、ショッピングで貯まったポイントを利用して投資信託の買い付けをすることができます。
つまり、自分自身の資金を使うことなく投資ができてしまうということなのです。
しかも、先述したマネーブリッジに申し込んでおくことで、残高10万円ごとに4ポイントを受け取ることもできます。
ポイント投資では、1ポイント1円から利用可能です。
ポイント利用可能条件などの注意事項はきちんと確認しなければなりませんが、手軽に投資に挑戦することができるのは魅力的ですよね。
楽天証券では約2,000銘柄以上の投資信託の取扱いがあるので、それぞれの投資方針に沿った商品を見つけることも可能です。
MRF金利は0%になり取扱いが終了してしまいましたが、楽天証券には他にもさまざまな金融商品が揃っていますので、ご自身の目的に合ったものを選択していきましょう。
楽天証券で投資できる金融商品とそのサービスとは?
金利が0%になってしまったMRFの取扱いは終了したものの、楽天証券では実にさまざまな金融商品に投資をすることが可能です。
証券会社ですから株式はもちろん、先述した投資信託や債券、FXや金の取扱いもあります。
また、最近よく耳にする「NISA(ニーサ)」「iDeCo(イデコ)」も取り扱っています。
楽天証券では、これらの商品ごとでさまざまなサービスを展開しています。
投資と言えば「株式」を思い浮かべる方が多いでしょうから、多岐にわたるサービスの中でも株式のサービスについてご紹介しましょう。
株式投資では売買手数料が重要になってきます。
楽天証券では、取引の頻度などによって売買手数料のコースを二つに分けているのが特徴となっています。
一つ目は「超割コース」というものです。
超割コースでの売買手数料は証券業界最低水準であり、手数料に応じてポイントバックもあります。
また、大口でさらに割引があり、かつ信用取引の手数料は無料となっています。
もう一つは「いちにち定額コース」です。
一日の売買金額が10万円までであれば手数料は無料となります。
デイトレード割引もあるので、デイトレードをされる方にはお得なサービスとなります。
さらに、手数料を2,160円支払えば売買金額が200万円まででしたら取引回数は無制限となります。
また、手数料だけではなく、売買がスムーズに行うことができるように「取引ツール」も充実しています。
取引実績や口座状況に応じて無料で使用することができ、PCだけではなく、タブレットやスマホでも投資情報を閲覧することが可能です。
楽天証券ではNISA口座も開設できる!
ここ最近で話題になっている「NISA」口座も、楽天証券で開設することができます。
楽天証券でのNISA口座は「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の三つがあります。
一般NISAの場合、国内株式の売買手数料は無料というサービスがあります。
さらに、海外ETFの買付手数料に関しては全額がキャッシュバックされお得になっています。
つみたてNISAの場合は100円から積み立てが可能です。
つみたてNISAは投資信託に投資を行うものですから、もちろんポイントも貯まります。
ジュニアNISAの国内株式の売買手数料も無料です。
楽天証券ではこの記事では書ききれないほどのサービスや、お得なキャンペーンがある場合もあります。
楽天証券では金利が0%になってしまったMRFの取扱いは終了したものの、マネーブリッジサービスなどのさまざまなサービスがありますので、一度ホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。
楽天証券でお得に投資!
楽天グループの一つである楽天証券では、さまざまなサービスがあります。
資金を捻出しなくとも、楽天ならではの「ポイント」を利用して投資信託を購入することもできるのも嬉しい点ですよね。
MRFの金利が0%になってしまい、楽天証券ではその取扱いを終了したものの、それに代わるサービスもありますので、預り金のまま放置してある方はぜひ楽天証券について調べてみてくださいね。