FXの専業トレーダーの中には、FXブログを毎日欠かさず書いている方も多いですよね。
始めは読者の一人として見ていても、次第に「自分もブログを書いてみたい!」と思うこともあることでしょう。
FXブログとは、FXをテーマとしたブログのことですが、ブログによって書かれ方は様々です。
そこで、この記事では、FXブログを書くメリット・デメリットなどについて、詳しくご説明していきます。
FX専業トレーダーがブログを始めるには?書き方について
FX専業トレーダーをやっていても、いざブログを始めようと思ったら、何をどのように書けば良いのか悩むところではないでしょうか?
冒頭でもお伝えしたように、FXブログの内容は十人十色で、例えばFXだけではなく、趣味や遊びに行ったことなどを交えて書いている方もいれば、がっつりトレード記録で一色の方もいます。
つまり、「FXブログはこう書かなければならない!」という決まりはないので、どのように書くのかはその人の自由です。
カジュアルに書きたいのであれば、プライベート面を見せながら書くのも良いですし、自分自身の勉強のために書きたいのであれば、日々のトレード記録やその分析について書いていくのも良いでしょう。
ただ、両者いずれにしても、FXブログを書く目的としては、「自分のトレードの客観視」であることには変わりません。
自分のトレードを客観的に評価してブログを書いていくことは、学習のアウトプットでもあり、今後のトレードを改善させることにも繋がります。
FX専業トレーダーがブログを書くには?そのメリットについて
先に述べたように、FXブログを書いていくメリットは、FX専業トレーダーとしての自分を客観視できるという点であり、それが今後の自分を成長させていくことです。
しかし、それ以外にも、FXブログを書くメリットはいくつかあります。
では、FXブログを書くメリットについて、より詳しいご説明をしていきましょう。
・気兼ねなくFXについて書ける
一般的に、FXは「怖い」「ギャンブル」といったイメージが先行しているため、周囲の人にFXについて話すことはほとんどないと思います。
そのため、日常的にFXについて話せる機会は、ネット上でもない限り、ほとんどないと言っても過言ではないでしょう。
しかし、ネット上のブログでは、そういった偏見を気にする必要はなく、自由にFXについて語ることができます。
・同じ目的の人と情報を共感・共有できる
FXブログを通じることで、同じようにFXをやっている方々と接する機会が生まれ、FXについて共感・共有することができます。
これは自分のトレードにも大きく影響してきますし、何よりも孤独的な専業トレーダーにとっては、心の支えになる大きな存在になります。
以上が、FXブログのおおまかなメリットです。
では続いて、デメリット面についても見ていきましょう。
FX専業トレーダーがブログを書くには?そのデメリットについて
FXブログのデメリット面については、メリット面と同じで、専業トレーダーにも兼業トレーダーにも当てはまることです。
では早速、デメリットについて見ていきましょう。
・書く事が義務的に感じる
ブログを書くことが楽しみである分には、全く問題はないのですが、ブログを書き続けていると、「人に見られているから書かなければならない」という一種の「義務感」を感じることが多くなります。
そのため、FXブログが短期間で滞ってしまうことが少なくありません。
ブログを継続していくコツは、自分の負担にならないように、自分のペースで書いていくことが大切です。
・トレードに失敗したときは書きにくい
トレードに失敗したとき、ブログを綴ることは精神的に難しくなります。
いっそのこと、それについては書かないこともアリです。
しかし、その失敗を客観的に見つめ、ブログにアウトプットすることで、同じ失敗を繰り返すことも少なくなるはずです。
・批判的なコメントが投稿されることも
ブログは誰でも見ることができますし、コメント投稿も誰でも行えます。
これはFXブログに限らず言えることですが、ネット上ですから、赤の他人から批判的な意見を受けることも、ないとは言えません。
以上が、FXブログを書く上でのデメリットです。
もし、こういったデメリット性を気にするのであれば、トレード日記という、自分だけのトレード記録を記していく方法もあります。
それについて、次項で詳しく見ていきましょう。
FXブログ以外にも記録はできる!トレード日記とは?
トレード日記とは、日々のトレード記録を記していくものです。
これは、記す内容によっては、ブログよりもストイック性が高くなりますが、自分で書いて自己完結していくものなので、他人に見られることもありません。
ノートに手書きで記すことは勿論、パソコンのエクセルを使って記録していくことも可能です。
ただ、FXブログと同じで、このトレード日記についても、継続して書くにはなかなか難しく、書くことに負担を覚えてしまうかもしれません。
また、ブログのような「共有・共感」できるメリット性についても、こちらはありません。
しかしながら、専業トレーダーとしてやっていくのであれば、尚更こういったトレード日記は重要であると言えます。
トレード日記を書く目的は、ブログと同様で、「自分のトレードの客観視」であり、自分自身を監視するための日記でもあります。
トレードをしていく中で、何を考え、何を根拠に行動したのかを記録していくことは、今後のトレード手法において、大きく影響してくるはずです。
FXのトレード日記の書き方とは?抑えておきたいポイントについて
では、FX専業トレーダーとして、自分にとってより建設的なトレード日記を書くには、どのようなことを重点において書いていけば良いのでしょうか?
それについて、詳しくご説明していきましょう。
①エントリーの根拠
エントリーには、必ず理由があって行うものです。
しかし、これが漠然とした理由であれば、それは根拠のない無計画なエントリーであると言えます。
この根拠を具体的に書ければ、今後も計画的な戦略を意識したトレードができるはずです。
②エグジットした理由
エントリーと同様に、必ずエグジットにも理由があるはずです。
特に、損切りの理由は、自分を客観的に分析するためには、非常に重要なポイントになります。
・プラン通りの損切りが行えたか
・損切りを遅らせた理由
上記について明確に記すことで、今後の損切りに対する意識も変わってくるはずです。
③全体を通しての評価・反省
エントリーからエグジットまで、その日のトレードの全体的な評価をしましょう。
自分のプラン通りに進めることはできたか、損切りラインは守れたか、などを書いてその日を締めくくります。
少なくとも、以上のことを毎日書いていくことで、今後のより良いトレードに繋げることができます。
また、エントリー時やエグジット時など、そのときの心理状態について記しておくと、尚良いでしょう。
ブログよりも良い点は、その日のトレード状況を、気兼ねなく克明に記すことができる点と言えますね。
その日のトレードはその日のうちに記録を!
これまでに、FX専業トレーダーがブログを始めることについて、そのメリットやデメリット、そしてトレード日記に関してもご説明してきました。
FXブログにしても、トレード日記にしても、客観的に自分のトレードを見つめる上では、非常に大事なアウトプットになります。
また、ブログでもトレード日記でも、その日のうちに記録を綴っていくことが大切です。
と言うのも、人間の脳は忘れるようにできているため、日を追っていくうちに、その日のトレード状況など忘れてしまいます。
これは、19世紀ドイツの実験心理学者、エビングハウスが明らかにしたことで、その実験によれば、人は記憶したことを20分後には4割以上忘れ、翌日には7割以上を忘れてしまうことが分かりました。
つまり、1週間前のトレード状況を覚えている人は、ほとんどいないと言うことです。
したがって、ブログや日記にその日のうちに書き留めることで、今後同じような失敗を減らしていくことにも繋がるのです。
そういった意味でも、ブログや日記を付けることは、大きな意味を持ちますね。
ブログを通じてアウトプットを
FXブログを書くメリットとしては、自分のトレードを客観視することができ、さらに、同じ目的の人と情報を共感・共有できる機会があるという点です。
FX専業トレーダーは、ただでさえ孤独的な職業ですから、開放的なブログを通じた交流は、精神的にも安定を保つ場にもなります。
また、よりストイックに自分を監視するためには、トレード日記を付けてみるのもおすすめです。