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木造か鉄骨造か戸建ての構造の見分け方は?特徴も併せて解説

2019.8.30

これから家を建てようとする方、あるいは建売住宅の購入を考えている方は、どんな家に住みたいとお考えですか。

家の間取りや外観はもちろん、木造か鉄骨造か構造も気になりますよね。

そこで今回は、住宅の構造にはどういうものがあり、それぞれどんな違いがあるのか、見分け方はあるのかなどをご紹介してまいります。

一生の買い物であるマイホームの建築、ご購入にお役立てください。

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住宅構造の種類と違い

見分け方をお話しする前に、まずは住宅構造の種類についてご説明しましょう。

住宅構造は大きく次の3種類に分けられます。

①木造

②鉄骨造(軽量鉄骨・重量鉄骨)

③鉄筋コンクリート造

木造は古来より続く伝統的な構造で通気性が良く、熱を通しにくいため、夏も冬も過ごしやすい住まいといえます。

建築費用も安く、気候の変動が激しい日本の風土にマッチしているため、現在でも住宅構造の主流です。

鉄骨造は、鉄骨の厚みの違いにより軽量鉄骨と重量鉄骨とに分けられます。

厚み6mm未満が軽量鉄骨、6mm以上が重量鉄骨です。

軽量鉄骨は近年2階建ての戸建てで多く採用されており、重量鉄骨はマンションやビル建築に使われることが多いようです。

こうした鉄骨や木材は、いずれも住宅の柱や梁といった骨組みとして使われています。

一方、鉄筋コンクリート造では骨組みだけでなく、床や壁も鉄筋とコンクリートで構成されています。

こうして①⇒②⇒③の順に強度が上がっていくため、木造や軽量鉄骨は主に戸建てやアパートの構造に、重量鉄骨や鉄筋コンクリート造は主にマンションやビルの構造に採用されているのです。

では、家の新築や購入を考えている方のために、戸建てにはどの構造が最もいいのか、それぞれの特徴をお話しし、併せて見分け方もご紹介いたしましょう。

木造・鉄骨造に比べて少数派!鉄筋コンクリート造の家の見分け方

住宅構造の中で最も強度のある鉄筋コンクリート造の家は非常に少なく、全体の1%程度にすぎません。

強度がある分、費用もかなり高額となるからです。

しかし鉄筋コンクリート造の家は壁や床も鉄筋とコンクリートで構成されるため、防音性が木造や鉄骨造の家に比べて圧倒的に高く、普段から楽器を演奏したりする方にはおすすめです。

また木造や鉄骨造に比べ、鉄筋コンクリート造の家は設計における自由度が高く、意表を突くようなデザインの家でも建築が可能です。

実際、玄関アプローチの壁面が美しい曲線で表現されていたり、リビングにとても大きい吹き抜けを設けたりといった個性的な住宅が見られます。

したがって鉄筋コンクリート造の家かどうか判断する見分け方としては、次のようなことが挙げられます。

・デザイン性が高い

・大胆な設計である

・クールでおしゃれな印象

こうしたハッと人目を惹く要素があれば、鉄筋コンクリート造の家といっていいでしょう。

見た目のいい鉄筋コンクリート造の家ですが、熱を非常に通しやすいため夏は暑く、冬は寒いのが欠点です。

そのため冷暖房費がかなりかかります。

建築するのにも住みやすさを維持するのにもお金がかかる家、といってよさそうです。

経済的余裕のある方に向いた家でしょう。

木造、鉄骨造の家の見分け方

鉄筋コンクリート造の家に比べ、外観上目立った特徴がないのが木造の家と鉄骨造の家です。

住宅街を歩いていて「あの家は木造かな?鉄骨造かな?」と気になっても両者の見分け方はないといっていいでしょう。

しかし、古い家のほとんどは木造です。

前述したように木造は日本の伝統的な住宅構造であり、現在でも住宅の約80%が木造だからです。

特に屋根が三角屋根であったり、瓦屋根であったりしたら木造でほぼ間違いありません。

屋根に傾斜がなくフラットである場合は、鉄骨造の家の可能性があります。

「可能性」というわけは、近年、大手メーカーが作る戸建ては、木造であっても屋根がフラットであることが多く、鉄骨造の家と外観からでは区別できなくなっているからです。

したがって現在戸建てのほとんどは木造か鉄骨造の家であり、両者を外観上区別はできないといえます。

では、実際に住んでみるとどうでしょう。

外観上区別できないのと同様、住み心地も同じなのでしょうか。

それぞれの家の特徴を見てまいりましょう。

木造、鉄骨造それぞれの特徴

新築の家の中を見ても、骨組みに鉄骨が使われているか木材が使われているか全く分かりません。

建築のプロでないと、家の内部を見ても構造の見分け方はないといっていいのではないでしょうか。

しかし、実際に住んでみると違いは現れてきます。

まず、木造の最大の特徴は、住み心地の良さです。

木材は熱を通しにくいため外気温が家の内部に影響しにくく、夏涼しく冬温かい家といえます。

さらに蒸し暑いときには湿気を吸い込み、空気が乾くと吸い込んでいた湿気を放射してくれるため、四季折々に特徴のある日本の風土に適した快適な住まいといえるのです。

しかし、地震に弱いことは否めません。

またシロアリの被害にあったり、木材に含まれる水分が変わってくるため割れや狂いが生じるといった経年劣化もあります。

こうした木造のデメリットを克服したのが鉄骨造の家です。

鉄骨造の家はなんといっても木造に比べ耐震性が優れています。

鉄自体に強度があるため、柱や梁の本数も木造に比べ少なくて済みます。

また品質が安定しているため時間がたっても劣化が起こりくく、シロアリに食われる心配もありません。

しかし鉄は熱を伝えやすいため外気温の影響を受けやすく、木造と違い夏暑く冬寒い家といえます。

断熱材を入れたり空調設備を設けることでそうしたデメリットは解消されますが、その分光熱費がかかってしまうことは否めません。

特に冬場は外気温との違いによる結露が生じやすく、カビの原因にもなります。

ネガティブな情報に関しては住宅メーカーの人もあまり言わないため、実際の家を新築したり購入したりする前に集めておくといいでしょう。

木造住宅の種類と見分け方

日本の住宅の主流である木造住宅ですが、すべて同じようにできているわけではありません。

「軸組工法」か「2×4(ツーバイフォー)」か、大きく2つに分かれるのです。

軸組工法は木材を縦横斜めに細かく組み合わせ、がっしりと家の構造を作っていくやり方で現場の職人さんの腕に頼る部分が大きく、完成までに比較的長い時間がかかります。

一方、2×4(ツーバイフォー)は、後述する鉄骨造と同じように、あらかじめ工場で作られたパネル材を現場で組みたてて家を作っていくプレハブ住宅です。

「2インチ×4インチ(約3.8cm×8.9cm)」の木材を使用してパネルを成形しているため、2×4(ツーバイフォー)と呼ばれています。

軸組工法は2×4(ツーバイフォー)に比べると間取りの自由度が高く、大きな開口の窓を設置して採光をふんだんにとり入れたりすることができます。

またリフォームもしやすく、何かと融通の利く家といっていいでしょう。

一方2×4(ツーバイフォー)はあらかじめ工場で作られてくるため品質に狂いが生じにくく、工期も軸組工法に比べ短くて済みます。

また耐震性においても、柱の「線」で支える軸組工法に比べ、パネルの「面」で支える2×4(ツーバイフォー)は優れているといえるでしょう。

しかしその「面」が崩れないよう、大きな窓がとりづらい構造ともいえます。

また、あらかじめ工場でパネルを作ってしまうために融通が利きにくく、軸組工法と比べてリフォームや間取りの変更がしづらいのもデメリットといっていいでしょう。

軸組工法か2×4(ツーバイフォー)か、判断する見分け方として、窓に着目する方法があります。

窓が小さければ2×4(ツーバイフォー)と考えていいでしょう。

前述したように「面」で支える構造の2×4(ツーバイフォー)は大きな開口をとると「面」が崩れてしまうため、窓が小さくなってしまうのです。

そのため大きな窓が欲しいかたは、建売にせよ新築するにせよ軸組工法のほうがおすすめです。

ただし、近年の大手メーカーが建てた木造建売住宅のほとんどは2×4(ツーバイフォー)です。

大きな窓や将来リフォームすることをお考えなら、軸組工法で新築するのがいいかもしれません。

鉄骨造の工法の種類と見分け方

鉄骨造にも木造同様、工法が2種類あります。

「軸組工法」と「ユニット工法」です。

軸組工法は木造の軸組工法と同様、鉄骨で縦横斜めに組み上げていくやり方です。

ユニット工法は木造の2×4(ツーバイフォー)同様、あらかじめ工場でユニット単位で家を作成し、現場ではそれを積み上げるだけの工法です。

ユニット工法は工期が非常に短く、特にユニットを現場で組み立てるのはわずか1日でできてしまうというスピード性が特徴です。

現在、大手住宅メーカーは軸組工法を採用しているところと、ユニット工法を採用しているところに分かれています。

鉄骨造で新築を考えている方は、依頼するメーカーにより工法が異なることを知っておいた方がいいでしょう。

また建売住宅の場合は、建築したメーカーによって自ずと工法が決まってきます。

わからなければ不動産業者を通じてメーカーの人に訊ねてみるといいでしょう。

軸組工法とユニット工法は同じ鉄骨造であっても、デザインや外観でわかる見分け方があります。

軸組工法では、鉄筋コンクリート造の家には及ばないにせよ、モダンな設計やおしゃれなデザインがある程度対応可能といいます。

一方ユニット工法は、四角い箱を組み合わせるので、外観上ある程度制約を受けてしまうことは避けられません。

鉄骨造で比較的デザイン性の高い家を建てたいなら、軸組工法を採用している住宅メーカーに依頼したほうがいいでしょう。

また建売でデザイン性の高い家なら、軸組工法を採用している住宅メーカーの家といえるでしょう。

戸建ての構造は建てる前によく考えてから選ぼう

鉄筋コンクリート造はまだしも、木造と鉄骨造では外観上ほとんど見分けがつきません。

しかし住んでみるとさまざまな違いが現れてくるようです。

家は一生の買い物です。

大変なお金を使って、生涯そこに暮らさなければなりません。

新築を建てるにせよ建売を購入するにせよ、事前によく検討してから判断するようにしましょう。

 - 建物, 構造