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木造のペット可アパートに住むと騒音問題に悩まされる?

2019.9.28

犬や猫といったペットと暮らせる「ペット可」アパートやマンションが増えています。

しかし、ペット可の物件ではペットの鳴き声や足音などの騒音をはじめとした諸問題も起こりがちです。

特に木造アパートでは鉄筋の建物よりも騒音に関する問題が多いようです。

木造のペット可アパートに住むと騒音に悩まされることになるのでしょうか。

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木造の建物は騒音問題が起こりやすいのか

「木造アパートは音が漏れやすい」と言われています。

木造の建て方から考えると、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の建物に比べて、どうしても防音効果では劣ると言わざるを得ません。

木造アパートは壁の間にグラスウールが詰まっており、石膏ボードが貼られています。

一方で、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の建物は、床や界壁を鉄筋とコンクリートで造っているので、遮音性には優れます。

もちろん、すべての木造アパートが防音性に問題があるわけではありませんが、造りから見ると音が外部に漏れやすい傾向があります。

石膏ボードが一枚貼られているか二枚なのかでも若干は違ってきますが、コンクリートが流し込まれた壁よりは防音性で劣ってしまいます。

もしも、同じくらいの家賃、立地でペット可の木造アパートとコンクリートの壁でできた鉄筋の建物のどちらかを選ぶ場合、犬や猫の鳴き声や足音といった騒音で迷惑をかけたくないなら鉄筋の建物を選ぶのが無難かもしれません。

木造アパートと軽量鉄骨アパートで違いはあるのか

アパートを探していると、木造以外に「軽量鉄骨」という構造を目にされると思います。

軽量鉄骨は厚さ6mm未満の鋼材を用いた骨組みでできており、木造より通気性には劣りますが、耐震性に優れていると言われています。

しかし、軽量鉄骨の壁や床は鉄筋コンクリート造の建物のように壁や床にコンクリートを流し込んでいるわけではありません。

「鉄骨」の二文字で頑丈なイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、6mm未満の鋼材による骨組みでは、コンクリートでできた壁や床の重みに耐え切れません。

鉄骨を使用することで木造より遮音性が高まることもありますが、木造よりも軽量鉄骨の方が騒音で迷惑をかけることが少ないとは言い切れません。

軽量鉄骨は木造と鉄骨造の建物の中間に位置する程度と考えていただければと思います。

ペット可の住居を探す際に、木造よりも軽量鉄骨の方が安心、とは言い難いのが実情です。

なぜペット可のアパートやマンションにしているのか

アパートやマンションの大家さんの中にはペットが好きで、自分の所有する物件で犬や猫を飼うのに理解がある方もいらっしゃいます。

そのような理由からペット可の木造アパートやマンションにしている物件もあります。

ペット可に理解のある大家さんの中には、積極的に物件の仕様を変更している方もいらっしゃいます。

お部屋を防音性の高い床や壁に順次変えていったり、猫の爪とぎにも対応したクロスや床材に貼り換えているところもあります。

このようなアパートやマンションですと、ある程度の防音性が保たれます。

一方で、アパートやマンションの空室対策としてペット可にする物件もあります。

外観だけではなく、バス・トイレといった設備面も少し古めかしくなったアパートやマンションで、なかなか入居者が増えないと何らかの対策を検討します。

「敷金・礼金なし」や「事務所使用可」などがありますが、その中で「ペット可」を選択するわけです。

もともと音が漏れやすい木造アパートをペット可に変更して、特に防音に関する対応をしていなければ、犬や猫の鳴き声や足音が隣室や上下階にまで届いてしまいます。

大家さんが単に空室対策としてペット可にしている物件は、騒音問題が発生しやすい状況となる可能性がある場合もあります。

ペット可で問題が起こるのは木造アパートだけではない

木造アパート以外でも、ペット可のマンションやアパートでは問題が起こることがあります。

遮音性が高いと言われるマンションでも、あまり壁の厚さがない物件では犬や猫の鳴き声や足音による騒音のトラブルが発生します。

また、衛生面や建物管理の面で好ましくない状況が出てきます。

猫のおしっこは臭いがきつく、拭き取っても臭いが残ってしまう場合があります。

室内以外に廊下や階段で粗相してしまうと他の入居者に迷惑をかけてしまいますし、柱などの木材に悪影響を及ぼし腐食が進んでしまうこともあります。

他にも犬や猫の「毛」や「糞尿」が隣近所に迷惑をかけることがあります。

窓を開けないなどの工夫をしても、どうしても犬や猫の毛は隣や階下の部屋まで飛んでいきます。

洗濯物をベランダに干すと、猫の毛が飛んでくるので困る、不衛生だというクレームも発生します。

また、犬や猫の糞尿に対するアレルギーでジンマシンを発症される方もいらっしゃいます。

実はペット可は入居者の健康被害につながる可能性も持ち合わせているのです。

ペット不可にもかかわらず犬や猫を飼って騒音問題が起こることもある

ペット不可のマンションやアパートであるにもかかわらず、ペットを飼う入居者もいます。

入居時は犬や猫を飼う考えがなくても、友人のペットを見て飼いたくなったなどの理由から秘かに飼い始めるケースがあります。

遮音性の高いマンションと違って木造アパートのような音の漏れやすい建物ですと、犬や猫の鳴き声や足音が隣室や上下階まで聞こえてしまいます。

どんなに隠そうとしても限界があります。

管理会社や大家さんに気づかれなくても、隣室や上下階から管理会社へ騒音のクレームが寄せられて発覚してしまいます。

ルール違反なので、管理会社としても他の入居者への影響や建物の維持管理の観点から見逃すわけにはいきません。

最悪の場合はペットを手放すか、ペット可のアパートやマンションに引っ越すかの選択を余儀なくされることになります。

騒音問題が発生しやすいのは途中からペット可にする場合

なかなか入居者が増えず、アパートやマンションの管理会社と大家さんが戦略としてペット可に変える物件があります。

以前はペット不可だった物件が途中からペット可になると問題が生じやすくなります。

特に既存の入居者に何の断りもなく一方的にペット可にしてしまうと、犬や猫を飼う入居者が引っ越してきた場合、トラブルが発生します。

ペット可に変わったと知っても、ここはペット不可のアパートだったはずだ、という意識がありますので、不満が生じます。

中にはペットが苦手で、ペット不可のマンションやアパートを選んで入居した人がいる可能性もあります。

そういった既存の入居者にとっては、夜中の寝静まった時間帯に犬や猫の鳴き声がすると、かなり苛立つ騒音になります。

木造アパートで音が漏れやすい建物だった場合は、さらに耐えられないものになります。

このように、大家さんが一方的に入居促進を目的としてペット可に変更してしまうと、のちに騒音問題が起こってしまう可能性があります。

ペットを飼う場合は、遮音性を重視しましょう

木造アパートでは構造上どうしても隣や上下階に音が漏れやすく、ペットの鳴き声や足音でトラブルを招きがちです。

実際に住んでみないとわからない部分もありますが、できるだけ遮音性に優れたお部屋を借りることが大事です。

ペット可の木造アパートに住みたい場合は、遮音性がどうなのか、過去に騒音トラブルが発生したのか等を管理会社や大家さんに聞いてみるのも良いかもしれません。

 - 建物, 構造