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建てるも住むも軽量鉄骨が有力?アパートは地震の想定がカギ

2019.6.28

日本では、過去を遡れば大きな地震による甚大な被害が幾度となく記録されています。

そのため、アパートの建設をお考えの方はもちろん、新生活などによりアパートを選ぶ方にとってはどのような建築が地震に備えやすいのかという点もカギとなるでしょう。

今回は、特に住宅の建設の中で地震に強いとされる、軽量鉄骨のアパートに焦点をあててご説明していきます。

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地震に備えたアパート作りを!建築構造別の特徴

アパートは多くの住人が住む集合住宅のため、地震などに備えるためにも耐震性が確保できる建築構造が求められます。

ここでは、各建築構造の特徴について以下でまとめました。

・木造

素材の選別から組み込みまで、最も人の手を介して造られるとも言えるのが木造でしょう。

素材である木材の種類、太さや長さによってどの位置に使用するかなど、職人の細やかな裁量が重要となります。

形状にインパクトのあるアパートなどを作りやすいことはもちろん、将来的に増築などを考えている場合は対応がしやすいでしょう。

極力お金をかけず、自由な設計を望む場合に適した構造と言えます。

・鉄筋コンクリート

鉄筋をコンクリートで囲むように作られた部材を使用します。

鉄筋は、素材として火に弱い一方、引張強度に長けており、また粘り強いという性質を持ちます。

また、コンクリートは火に強く、高い強度を持ちますが、引張強度は高くない性質があります。

つまり、双方の性質をうまく組み合わせて、弱点を補っているのが鉄筋コンクリートと言えます。

その点を生かして、地震などを想定して重要視される耐震性、また火事などの際に必要となる耐火性にも優れた能力を発揮します。

・鉄骨造

鉄骨造には、使用される鉄骨の種類に重量鉄骨と軽量鉄骨があります。

それぞれによって特徴が違うため、次項で詳しくご説明していきましょう。

地震の際の倒壊を防ぐ!高さのある建物には重量鉄骨が人気

前項で触れた通り、鉄骨造に使用される鉄骨には重量鉄骨と軽量鉄骨があります。

同じ鉄骨造であっても、使用する鉄骨によって利点が違うため、詳しくご説明していきましょう。

ではまず、重量鉄骨について見ていきます。

重量鉄骨は、使用される鉄骨などの材料がJIS規格品であることが一般的です。

そのため、どのメーカーのものを使用したとしても、品質に差が出ず安心感があります。

強度の高さを活かして、高さのある建物にも使用されます。

このような建物は、アパートや店舗などの比較的階数が少ない建物に比べ、地震などの際にはその影響を大きく受けやすいという特徴があります。

鉄骨造アパートの中にも重量鉄骨を使用したものもありますが、強度の高さゆえ素材の価格も高く、それに比例して家賃も高い傾向があります。

アパートなど階数の少ない建物であれば軽量鉄骨の耐震性で十分という考えが一般的なため、多くの鉄骨造アパートは軽量鉄骨を使用していることが多いです。

では、その軽量鉄骨にはどのような特徴があるのでしょうか。

厚さは違えど品質は折り紙つき!アパートの軽量鉄骨

軽量鉄骨は、重量鉄骨に比べ鋼板の厚さが薄いという特徴があります。

鋼板の厚さが6mm以上のものが重量鉄骨と定められ、一方軽量鉄骨は6mmに満たない厚さのものを指します。

しかし、素材の品質自体は重量鉄骨同様に優れているため、地震などの際にも鉄骨が破損する心配は少ないと言えるでしょう。

また、多くの軽量鉄骨は予め工場で部材を製造してから現地で組み込みます。

そのため、耐震性が優れているわりに建築に関する期間を短縮できるという利点もあります。

そのような期間が長ければ長いほどトータルコストも増えるため、アパート建設を依頼した側からすると、少しでも期間を短縮したいとの思いがあるものです。

短期間で耐震性に優れたアパートを建設できる軽量鉄骨は、この点をカバーしていると言えます。

重量鉄骨か軽量鉄骨か?アパートの賃貸契約書をチェック!

アパートを借りたい方は、始めに貸主と賃貸契約書の取り交わしを行います。

そのアパートに関する情報がこと細かに記載されているため、それを確認すればアパートの全てが分かると言っても過言ではありません。

また、そのアパートが鉄骨造の場合、重量鉄骨を使用しているのか、軽量鉄骨を使用しているのかという点も確認しておきましょう。

重量鉄骨と軽量鉄骨では、素材の品質にはさほど違いはありませんが、地震などに備えてより耐震性を求める方であれば、重量鉄骨を使用した鉄骨造を望む方もいるでしょう。

私たち素人がそのアパートを見ただけでは、どちらの鉄骨が使用されているかという判断は難しいものです。

そこで重要なのが、アパートの賃貸契約書を確認することです。

しかし、中には鉄骨造としか記載がなく、使用された鉄骨がどちらなのか分からないこともあるようです。

そのような場合には、貸主に詳しく説明を求めると良いでしょう。

アパートの賃契約書は、述べた通りそのアパートに関する事柄が多く記載されているため、1つ1つを確認することは容易ではありません。

しかし、後の貸主とのトラブルなどを防ぐためにも、疑問に感じた部分はその場ですぐに確認することが望ましいでしょう。

地震に強い軽量鉄骨なのになぜ?アパートで揺れを感じる理由

地震などに備えて、アパートを選ぶ際には木造ではなく鉄骨造のものを選ぶ方もいることでしょう。

述べた通り、階数の少ない建物の場合は軽量鉄骨が使用されることが多いため、もし鉄骨造のアパート選ぶ場合には軽量鉄骨である可能性が高いと言えます。

しかし、軽量鉄骨であっても地震が起こった際に揺れを感じたという声があることも事実です。

木造などに比べ、地震に強いとされる軽量鉄骨を使用した鉄骨造のアパートで揺れを大きく感じるのはなぜなのでしょうか。

それには、軽量鉄骨の重さが関係しています。

重量鉄骨と比べた場合、軽量鉄骨はその名の通り重量も軽いということが分かります。

しかし、それはあくまで重量鉄骨と比べた場合であり、1つの素材として見た場合、十分に重さがあると言えるものです。

つまり、重さがある軽量鉄骨が揺れることで、体感的に揺れを感じてしまうということが理由でしょう。

しかし、揺れるからといって地震の際などに倒壊の危険性が高いかというとそうではありません。

軽量鉄骨は、重さはあれどそれ自体が折れたり破損したりする心配は、品質を考えても少ないと考えられていますので、過度に気にする必要はないでしょう。

地震に備えたアパート選びは建設日のチェックも重要

軽量鉄骨か重量鉄骨かに限らずどの建築構造にも言えることですが、アパートを選ぶ際にはいつ建てられたかも重要なポイントになります。

とくに注目したいのが、そのアパートの建設が1981年以前か否かという点です。

理由としては、1981年6月1日に新耐震基準が日本の建物に対して定められたことが関係しています。

この耐震基準改定前までは震度5弱程度までの揺れに耐えられる構造が基準となっていましたが、新耐震基準によって、6強から震度7までの揺れに耐えられる構造が基準となりました。

日本における地震は、現在に至るまで様々なものが起こっています。

自分の身を守るためにも、より耐震性に優れたアパートを選ぶことが大切です。

そのため、アパートの見学などの際に、いつ建てられたものかも貸主によく確認しておくことをおすすめします。

アパートは家賃などに加え地震を想定して選ぶ

軽量鉄骨で造られたアパートは、地震に備えるという点から見ても注目されています。

木造アパートに比べ家賃が高い傾向にありますが、万が一に備えて軽量鉄骨を使用したアパートを選ぶということもおすすめです。

しかし、アパートの立地や家賃など、様々な理由で木造アパートを選ぶ方もいますよね。

その場合、地震に備えるのであれば、ご説明した通り1981年以降に建設されたものを選ぶと良いでしょう。

地震は急に起こる災害であるため、事前に行える対策をしっかり行っておくことが大切です。

 - 建物, 構造