「Vector Works」を活用して住宅の平面図を作成してみよう!

住宅を建てることになれば、平面図という図面を作成することになります。

住宅建築には数多くの図面が必要となり、その中でも平面図は基盤ともいえる図面ですので、正確に作成することが大切です。

この平面図ですが、実は建築士の資格がなくても作れることがあります。

そこでこの記事では、「Vector Works」というソフトを用いて、平面図の作成方法や注意点などをお伝えしていきます。

作成する際の参考にしてみてください。

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平面図とはどのような図面?

住宅を建築するとなれば、数多くの図面を目にすることになるでしょう。

住宅建築における図面の一つには、平面図というものがあります。

この平面図とはどのような図面なのかを、まずはご説明していきましょう。

平面図は、各階の床面から1メートルほどの一定の高さを、水平断面した図面のことをいいます。

一般的には間取り図と呼ばれていて、賃貸物件で間取りを確認するときに図面を見ると思いますが、その図面のことです。

間取りや部屋の用途、面積などを細かく表記しており、住宅建築の図面の中でも最も基盤とされる図面ともいわれています。

平面図は縮尺されて描かれていて、だいたい50分の1もしくは100分の1のどちらかです。

この平面図に沿って、住宅も建築されていくわけですが、この平面図は誰が作成しているのかご存知でしょうか。

実はある条件を満たしてれば、建築士の資格がない方でも「Vector Works」などで平面図を作成することができるのです。

これについては次項でみていきましょう。

平面図は建築士の資格がなくても作成できるの?

住宅建築において数多く図面が必要となるわけですが、その一つが平面図です。

図面の作成は、一般の方の場合は建築における知識も少ないですから、多くが建築士などの専門家に任せてしまうことでしょう。

しかしこの平面図は、建築士の資格を持っていない方でもある条件を満たしていれば作成することができるのです。

ある条件とは、100㎡までの木造平屋もしくは2階建ての住宅であることです。

このような住宅であれば、建築士の資格を取得していなくても、平面図の作成をすることができます。

作成する方法としては主にパソコンを用いて、「Excel」や「AutoCAD」というソフトで行います。

さらに、「Vector Works」というソフトでの作成も可能です。

この「Vector Works」を用いた図面の作成方法を次項からご説明していきます。

間取り作成ツールの一つ!「Vector Works」とは?

それではここから、建築士の資格がない方でもできる平面図の作成方法についてご説明していきます。

ここでは、作成ツールとして、「Vector Works」というものを用います。

「Vector Works」とは、パソコンのソフトの一つで、店舗や住宅を造る際に使用する図面を描くソフトのことです。

「AutoCAD」というソフトと同系のソフトウェアで、使いこなすことができれば、実際に施工現場で使用される設計図から、3Dの完成イメージまで作ることが可能です。

ですが、昨今の現場事情では、工程別にソフトを使い分けることがポピュラーとなっています。

そしてこの「Vector Works」は、元々Mac用に作られたソフトウェアということもあって、特にデザイン事務所で多く使用されています。

「Vector Works」でどのように平面図を作成するかは、次項からお伝えしていきます。

「Vector Works」を使って平面図を作成してみよう①

ここでご紹介する「Vector Works」による平面図の作成は、外装壁から内装壁の開口部にかけてのものです。

自分で作成する場合は、どのくらいの幅や高さなのか見当もつかないでしょうから、設計事務所や住宅メーカーにおおよその目安の寸法を聞いておくと良いでしょう。

中古物件をリノベーションするという場合は、既存図面があると便利です。

まずは外装壁から作成します。

①四角形のツールを選択して、クラスを選びます。

外装壁で使うクラスは「a-0.25」ですので、こちらを選びましょう。

②正確な寸法で作成していきます。

もし設計事務所などで目安となる寸法があれば、データにその目安となる寸法どおりの幅と高さを入力し、正確な寸法で壁を作成します。

③開口部(出入口)を描いていきます。

外装壁をひととおり描くことができたら、開口部も描きましょう。

開口部もクラスを選択しなければならなく、「a-0.13」を選びます。

④開口部は各々でグループ化します。

両側の扉を選択して、「グループを作成」します。

扉の壁は、「切り吹き」で消しておきます。

ここまでで、外壁の平面図の作成は完了です。

「Vector Works」を使って平面図を作成してみよう②

外装壁の作成ができたら、次は内装壁の作成に移ります。

⑤内装壁を作成します。

使用するツールは外装壁同様、四角形のツールです。

クラスは「c-0.25」を選びましょう。

⑥内装壁の開口部を作成します。

作成する手順は外装壁と変わりません。

壁を加工して開口部にし、霧吹きで線を消しましょう。

使用するクラスは「c-0.13」です。

この作業を繰り返すことで、現調図面に沿った開口部にすることができます。

⑦開口部の可動域を描いていきます。

内装壁の可動域を描くのに使うクラスは「c-0.05鎖線」というものです。

円弧ツールで、開口部の可動域を記します。

⑧建具の縁部分を描きます。

⑨開口部をグループ化しましょう。

開口部は各部屋にありますから、後の工程でも使えるようにグループ化しておくと便利です。

クラスは「c-0.25」でグループ化しましょう。

「Vector Works」での平面図の作成手順は以上となります。

住宅にはリビングか浴室、トイレまで数多くの部屋がありますから、それらを一つずつ丁寧に作成していきましょう。

作成できたら、担当の建築士などに見てもらいましょう。

自分で平面図を作成する際の注意点!

ここまで、「Vector Works」を使って外装壁から内装壁までの平面図の作成方法をお伝えしてきました。

建築士の資格がなくても、このソフトによって平面図の作成が可能となります。

ここでは、自分で平面図を作成するにあたっての注意点をお話ししていきます。

自分で作成できるとはいえ、建築に関する知識があまりなければ、作成した図面どおりに建築されることがないことがあります。

というのも、図面を作成したあとには、建築確認の申請をして承認を受けなければなりません。

この承認を受けて、はじめて家を建てることができるわけです。

ですから、建築士の資格のない方が図面を作成しても、承認がない限りは作成した図面どおりに必ず建築できるわけではないことに注意しなくてはなりません。

自分の理想に少しでも近づけられる間取りの家にするには、やはり建築士の力が必要といえるでしょう。

建築士は作成した図面のどこに問題があるかを指摘してくれますから、そこを修正していけば自分の理想の住宅に近づけることができます。

とはいえ、やはりプロに任せた方が確実ですから、担当の建築士がいるのであれば、自分の要望を伝えて図面の作成等は任せてしまったほうが良いでしょう。

自分が理想とする家に近づけるために

住宅建築の基盤となる図面は平面図で、これは建築士の資格がなくても作成できる場合もあります。

ここでは、「Vector Works」というソフトを用いての作成方法をお伝えしましたが、実際の建築は建築確認の承認を受けない限りはできません。

やはりプロに任せたほうが確実ですから、担当の建築士がいるのであれば、自分の理想の住宅を伝えて、それに近い図面を作成してもらうようにしましょう。